ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



成功したいよね。でも、ほんとうの成功って、どんななの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『成功の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 真なる成功は気高さを伴うものなのです。真なる成功は、確かに、富を伴うことも、社会的名声を伴うことも、地位を伴うことも、人の称賛を伴うこともあるでしょうが、私は、「その人自身に気高さが伴うことこそ、真の成功である」と言えるのではないかと考えるのです。
 これは、結局において、「その人自身の霊格が高まっている」ということでもあると言えましょう。「霊格」という言葉に、なじみが深くないならば、それを「人格」と言ってもよいでしょう。(中略)
 私は、人格向上のための三つの条件を、ここに挙げておきたいと思います。
 第一は、「より高い見識を持てるようになる」ということです。
 それは、どういうことかというと、「数多くの人の相談事に接して、解答を出すことができるようになる」ということです。それは、当然、「自分自身の問題にも解答を出すことができる」ということです。(中略)
 第二の条件とは、「感化力の強さ」ということです。人を感化する力です。「桃李もの言わざれども下おのずから蹊を成す」という言葉がありますが、こういう感化力を持っているということが、「気高さを有する人格へと向上した」ということの証拠であろうと思います。
 これは、実際に、そのとおりであって、人格が向上すればするほど、感化力というものが強くなります。それも、単に、言葉による感化力、行動による感化力というものではなく、その人の存在自体に伴う感化力が強くなっていきます。周囲に対して、自然に影響を与えるようになっていきます。自然に、そういう感化力が備わってくるのです。
 そして、周りの人は、「感化力」という、何とも言えない雰囲気のなかで、自然に向上を目指すようになっていくのです。(中略)
 人格向上のための第三の条件は、「寛容さが高まる」ということです。
 ある程度の人格の向上においては、「人々の心がよく見える。悩みがよく見える」という境地が伴うわけですが、この境地は、ともすれば、「他人の悪を見いだし、裁きの目が伸びてくる」ということにつながることがあります。他の人を裁きの目でもって見る傾向、つまり、「この人は、よい人か、悪い人か。有能か、有能でないか。性格に欠点があるか、ないか」ということを裁いていく傾向が出てくるのです。(中略)
 それゆえに、「気高く、かつ、幅広い人格」というものを築いていく必要があります。
 そのためには、やはり、寛容さが大事です。それは、「より大きな愛の目でもって、人を包み込んでいく」ということだと思います。「一対一で相対峙する人間同士」という目を持つのではなくて、より大きな愛で相手をくるんでいくことが大切なのです。これが寛容さです。
 そして、寛容さの基礎には、確実なる自己観照がなければいけません。「自分自身が、どれほど不完全な人間であるか」ということを十二分に分かっていなければ、気高さに伴う真の寛容さは生まれてこないのです。「このような不充分な自分ではあるけれども、現在、多くの人に許され、生かされている」という事実を知ったときに、その自己認識は必ずや感謝を生み、この感謝が他人への寛容さとなって表れていくのです。
(53~60ページ)

真なる成功は気高さを伴う。それは、その人の霊格、あるいは人格が高まっているということでもある。

人格向上のための条件は、第一に、より高い見識を持てるようになること。第二に、強い感化力が備わってくること。そして第三に、寛容さが高まること、である。

自分自身がいかに不完全な人間であるか、にもかかわらず、いかに多くの人に許され生かされているかを知ったときに、その自己認識は必ずや感謝を生み、この感謝が他人への寛容さとなって表れていく──。

ほんとうの成功」については、一度、ご紹介しました。

そのときのお教えと同様に、今日のお教えもまた、いわゆる「公案」の一つなんだと思います。

つまり、大切に記憶し、温めておいて、おりにふれて取り出してその意味を考え続けるべき大切なお教えなんだろうと、改めて私は思っているのです。

『成功の法』

  大川隆法著


(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!) 
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 幸福の科学へ



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )