ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



死んでも、地獄になんか行きたくないよね。地獄に行っちゃった人の特徴なんて、あるのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『死んでから困らない生き方』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。

 死んであの世に還ると、不思議な現象がいろいろと起きるので、「この世の生活とはかなり違う」ということはよく分かります。
 例えば、人とぶつかって、「あっ、失礼」と言おうと思ったら、自分の体が相手の体を通り抜けてしまったというようなことが起きます。(中略)あるいは、壁をスッと通り抜けるようなこともあり、最初のうちは非常に驚きます。それから、遠くでホタルのようなものがポッと明るく光ったように見え、「何だろうか」と思った瞬間、それがヒューッと目の前に現れたりもします。
 そういう現象がたくさん起きるので、最初は、非常に摩訶不思議な世界に入ったような感じを受けるのですが、しばらくすると慣れてきます。そして、「自分は、何かの間違いで別の世界に来てしまったけれども、こちらが本来の世界なのだろう」と考え、「自分はまだ生きている」と思って生活しているのです。
 そのように、地獄の低位霊界といわれるあたりには、あの世に還っているということに、まだ気がついていない人がたくさんいますし、実際に、この世の生活とほぼ同じようなものがあります。
 例えば、この世にあるような店なども、一通りあります。ただ、不思議なことに、店から食べ物を盗んだりして食べたつもりでいても、しばらくすると、食べた物が元の店に戻っているのです。
 そういう不思議なことが起きるのですが、ただ、本人は、自分がまだ生きていると思っている場合がほとんどなので、「あなたは死んだのだ」と説得しようとしても、かなり難しいのです。(中略)
 地獄霊の本質を一言で言えば、“自己中”です。みな、自己中心の考え方をしていて、自分の立場を一生懸命に説得することには非常に長けているのですが、本当に相手の立場に立って、その人の幸福を考えるということは、非常に少ないのです。「自分が犠牲になってでも、人のために尽くそう」と思うような人は、この世界にはまず見当たりません。(中略)
 事故死が多発する場所や、自殺の多発する駅、あるいは、自殺の名所と言われる岸壁などでは、すでに死んでいる者たちが、他の人を引きずり込もうとしています。また、何度も遭難が起きるような場所でも、同じように、生きている人を引っ張り込んでいます。
 そうすることによって、さらに罪を重くしていくわけですが、地獄にいる人の特徴は、自らが反省をするよりも、仲間を増やそうとすることにあります。自分と同じような境遇の人を増やし、仲間を増やせば、自分の苦しみが薄れるような気がするのです。たとえて言えば、「自分だけが貧乏なのはつらいけれども、ほかの人も貧乏になれば、気持ちがすっきりする」というような考え方です。
 確かに、「平等の思想」のなかには、よいものも当然ありますが、そのなかに、もし、「みなが不幸になれば、平等でよい」という考えが入っていたならば、それも一種の地獄的な考え方であるので、気をつけたほうがよいと思います。
(92~98ページ)

霊界では不思議なことがたくさん起きるが、本人は、自分がまだ生きていると思っていることがほとんどなので、死んだことを説得しようとしても難しいことが多い。

地獄にいる人の特徴は、自らが反省をするよりも、不幸な境遇の仲間を増やそうとするところにある。

地獄霊の本質を一言で言えば、“自己中”であって、他の人の幸福を考えることは非常に少ない――。

死後の世界、つまり霊界の実在を信じていない人は、まだまだ多いと思いますが、そんな方が、死んでしまっても自分が死んだことを信じられないのは、当然のことなのかもしれません。

そして、不幸な境遇の仲間を増やそうとする傾向性を持った人や、他の人の幸福を考えない“自己中”の人も、まだまだ少なくない気がします。

地獄にいる人の特徴を生前から備えているそんな人たちが、死んだあとに行く先は、やはり地獄になる可能性がとても高いのは、あまり説明がいらない話ではないでしょうか。

結局のところ、地獄に行きたくない方は、その反対の特徴を備えるよう努力すればよいのではないかと思います。

つまり、まずは霊界の実在を信じること。

そして、「与える愛」に生きるようにすること。

自分が不幸に出会ってしまったときは、反省すべきことがないかを考え、思い当たることがあれば素直に反省し、改める姿勢をもっていること。

たったこれだけのことで、誰もが明るい世界(天国)に還ることができるのだとしたら、それは本当にありがたい仏の慈悲だと私は思っているのです。
 

『死んでから困らない生き方』

 大川隆法著


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