前回も東日本大震災の話題をお伝えしましたが、やはり今回もこの震災の話題を外すことはできません。テレビもこの話題で満載です。
先週の6日になりますが、「ガイアの夜明け」の番組で特集を組んで、以前、放送した人たちを訪ねて「その後」を放送していました。その中で女川町の中でも津波の被害から奇跡的にのがれた「かまぼこ工場」の社長を紹介していました。
女川を何とか復興させたい。その為には工場をすぐに再開するしかない。そうすることで従業員の雇用が守られ、仕事があれば他の町に出ていくこともない。町づくりの基本は人です。人がいなければ町は廃れます。雇用まで考えて復興も目指そうとしている熱い思いに感動しました。
津波の被害を受けなかった工場に従業員を全員呼び寄せすぐにかまぼこづくりを再開したのです。そして、そのかまぼこを避難所に届け被災者の皆さんに無料で配っているのです。ある避難者はニコニコしながら「生きていて良かった」といわれていました。
この社長の自宅は全壊し、先代である父親をこの震災で亡くされているにも関わらず、従業員の雇用を守り地元の人たちに喜んでもらい、勇気を持って欲しいということで、かまぼこを作り配り続けてきていました。これには先代の教えがあったそうです。
「会社は地元の人たちのおかげで成り立っている」と常日頃から叩きこまれていたそうです。その教えが避難所にかまぼこを配り、従業員を全員雇用するということに繋がっているのです。
雇用を増やすために、地震の前から建設中だった新工場の建設を急ピッチで再開し、1年も経過しない中、新工場が稼働し始めるのです。そのおかげで、新しい雇用が生まれました。使わなくなった旧工場は、津波で工場を無くした地元企業に無償で貸し出しているのです。その結果この企業でも雇用が守られています。
この様な神様みたいな人なのに裏では大変な思いをされていました。2億を超す赤字の状況です。この映像を見たときに何とか応援ができないだろうか。女川の復興のためにこれほど頑張っているのに、経営悪化で会社が倒産すれば、折角、雇用できた従業員の方々は職を失うことになってしまします。
しかし、この社長のすごさは何もかも無くなった女川の町を見ながら「これからの女川は明るい、必ず、復興する。だって、何にもないから好きなようにつくれる」と言われていました。この社長の思いを達成するために、我々でできる応援はないだろうかと考えました。
瓦礫の撤去はできなくても何かできるだろう。皆さんに呼び掛けて募金を集めるかと、しかし、これでは継続性がない。そうだ、「高政」のかまぼこを買おう。そして、皆さんにも呼びかけよう。定期的に購入し続ける人が増えてくれば経営の安定に繋がっていくはずだ。
一人ひとりの購入額が微々たるものでも、購入してくださる方が増えれば、赤字経営から抜け出し、また、新しい雇用に繋がっていくことだろう。
そこで「高政」のホームページを調べてみました。オンラインショップもありました。下記のアドレスにアクセスして調べてみませんか。私も早速、あげかまを注文しました。
http://www.takamasa.net/
復興の兆しが中々見えないなか、地元では力強く自分たちの力で復興に向けて動き出しているのです。復興が少しでも早く進むためには瓦礫の撤去が最優先になります。この1年はのろいのろい動き出したが、これからの動きのスピードアップに期待しましょう。
それでは、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士
先週の6日になりますが、「ガイアの夜明け」の番組で特集を組んで、以前、放送した人たちを訪ねて「その後」を放送していました。その中で女川町の中でも津波の被害から奇跡的にのがれた「かまぼこ工場」の社長を紹介していました。
女川を何とか復興させたい。その為には工場をすぐに再開するしかない。そうすることで従業員の雇用が守られ、仕事があれば他の町に出ていくこともない。町づくりの基本は人です。人がいなければ町は廃れます。雇用まで考えて復興も目指そうとしている熱い思いに感動しました。
津波の被害を受けなかった工場に従業員を全員呼び寄せすぐにかまぼこづくりを再開したのです。そして、そのかまぼこを避難所に届け被災者の皆さんに無料で配っているのです。ある避難者はニコニコしながら「生きていて良かった」といわれていました。
この社長の自宅は全壊し、先代である父親をこの震災で亡くされているにも関わらず、従業員の雇用を守り地元の人たちに喜んでもらい、勇気を持って欲しいということで、かまぼこを作り配り続けてきていました。これには先代の教えがあったそうです。
「会社は地元の人たちのおかげで成り立っている」と常日頃から叩きこまれていたそうです。その教えが避難所にかまぼこを配り、従業員を全員雇用するということに繋がっているのです。
雇用を増やすために、地震の前から建設中だった新工場の建設を急ピッチで再開し、1年も経過しない中、新工場が稼働し始めるのです。そのおかげで、新しい雇用が生まれました。使わなくなった旧工場は、津波で工場を無くした地元企業に無償で貸し出しているのです。その結果この企業でも雇用が守られています。
この様な神様みたいな人なのに裏では大変な思いをされていました。2億を超す赤字の状況です。この映像を見たときに何とか応援ができないだろうか。女川の復興のためにこれほど頑張っているのに、経営悪化で会社が倒産すれば、折角、雇用できた従業員の方々は職を失うことになってしまします。
しかし、この社長のすごさは何もかも無くなった女川の町を見ながら「これからの女川は明るい、必ず、復興する。だって、何にもないから好きなようにつくれる」と言われていました。この社長の思いを達成するために、我々でできる応援はないだろうかと考えました。
瓦礫の撤去はできなくても何かできるだろう。皆さんに呼び掛けて募金を集めるかと、しかし、これでは継続性がない。そうだ、「高政」のかまぼこを買おう。そして、皆さんにも呼びかけよう。定期的に購入し続ける人が増えてくれば経営の安定に繋がっていくはずだ。
一人ひとりの購入額が微々たるものでも、購入してくださる方が増えれば、赤字経営から抜け出し、また、新しい雇用に繋がっていくことだろう。
そこで「高政」のホームページを調べてみました。オンラインショップもありました。下記のアドレスにアクセスして調べてみませんか。私も早速、あげかまを注文しました。
http://www.takamasa.net/
復興の兆しが中々見えないなか、地元では力強く自分たちの力で復興に向けて動き出しているのです。復興が少しでも早く進むためには瓦礫の撤去が最優先になります。この1年はのろいのろい動き出したが、これからの動きのスピードアップに期待しましょう。
それでは、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士