本山健治の円心五法の真髄

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円心五法の真髄426 目の疲れからくる肩こりを解消

2014年01月20日 | Weblog
目を酷使することが多い時代です。一日パソコンで仕事。通勤ではスマートフォンでネット検索など目はお疲れ状態です。目の疲れは後頭部の首筋の硬直にもつながってきます。首筋がこり、肩もこり、頭への血流が悪くなり、頭痛を引き起こすことにもなります。

目の疲れからくる肩こりですから、いくら肩を揉んでも解決しません。目の疲れを取ることが大切です。今日はこの目の疲れを取り、肩こりや頭痛を予防する方法をお伝えしたいと思います。

まず、ヘッドセラピーを学んだ方は目の周辺のツボを押していくのを思い出しましょう。目の内側のくぼみにある「晴明(せいめい)」その真上の眉の始まりにある「攅竹(さbちく)」、目の瞳の真上の眉の少し上にある「陽白(ようはく)」眉のたれ初めの「絲竹空(しちくくう)」、目の外側の淵の「瞳子髎(どうしりょう)」瞳の真下の頬骨の上の「四白(しはく)」のツボを順番に押します。

「晴明」に中指を当て、くぼみに指を押しこむように息を吐きながら3秒押します。息を吸いながらゆっくり抜きます。これを3回行ったら次のツボに移動して、同様に中指で押します。押す方向は指を当てた面に直角に押しましょう。

今度は後頭部の頭骨の際を緩めていきます。ツボは意識しないで大丈夫です。中心付近から頭骨に人差し指を押し当て、圧をかけた状態でゆっくりと回します。少しずつずらして、頭骨に沿って5点ほど緩めていきます。これを3回繰り返しましょう。

これだけでも、目がはっきりと見えるようになり、楽になりますが、この後、目の上におしぼりを当てるとより効果的です。目がしょぼしょぼする時は温かくしたおしぼりを目の上にあて、リラックスします。目が赤く充血したような状態のときは冷たく冷やしたおしぼりを当てて休みます。

このように直接、目の疲れを取る方法に加え、経絡の調整を行うことで、予防にもつながります。五行を思い出してください。目の様々な症状は「木」のエネルギーと大きく関わっています。木のエネルギーが滞ると目のトラブルも起きやすくなってくるのです。

逆に目の疲れは「木」のエネルギーの滞りを起こしやすくなります。今年最初のメルマガで「木」のエネルギーは物事の始まりに関係すると言いました。このように目が疲れることで、一歩が踏み出せないということも起きてくるのです。

「木」は「肝経」と「胆経」の経絡に関わっているので、普段からこの経絡の流れを良くしておくことで、目の疲れを予防することもできます。胆経は顔から身体の側面を通り、足の第4趾の井穴「竅陰」つながっています。竅陰の少し手前で足の第1趾の第2趾側の爪の角にある肝経の井穴「大敦」につながっています。

このように足には二つの経絡が流れていますので、フットセラピーで自分の足をケアするようにしたいものです。特に第1趾や第4趾は少し痛いくらいに刺激しながら揉みほぐします。同時に「大敦」と「竅陰」のツボはしっかりと押しましょう。

また、反射区では第2趾と第3趾の根元が、目の反射区になります。少し強めにグリグリと揉みほぐすと目がスッキリしてきます。目が疲れている時は痛いかもしれませんが、ゆっくりと緩めていきましょう。各趾の付け根には僧帽筋の反射区もありますのでここも押し揉みしましょう。

続いて、足首の甲側の中央付近にある肝経のツボ「中封(ちゅうほう)」に両親指を当て、軽く押した状態で、内側にねじるようにした後、膝方向にエネルギーを流すように押します。

その後、外踝の前のくぼみにある胆経のツボ「丘墟(きゅうきょ)」に親指を当て、内側に軽くねじるようにして第4趾の方に流すようにします。各々1回行い、左右の足に行うようにしましょう。

直接、目の周辺を緩めることと同時に、フットセラピーで経絡の流れを良くして、予防することも大切です。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

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