理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄528 何とコーヒーがガンを予防する!

2016年02月03日 | Weblog
土曜日の日韓戦のサッカー見ましたか。前半の0:2でハーフタイムに入ったときは寝てしまおうと思いましたが、最後まで見て良かったなー。後半3:2と劇的な逆転、アジアNo1になりました。興奮して、今度は目が冴え、中々寝付けませんでした。ますますオリンピックが楽しみになりましたね。

まだ寒い日が続いていますが、明日は暦では春の「立春」です。「五行」では春の季節は「木」に当たり、臓腑では肝臓や胆のうの働きに関係しています。「木」のエネルギーが落ちてくると「肝経」や「胆経」のエネルギーの滞りを招いてしまいます。

フットセラピーで足をよく揉み、特に第1趾と第4趾は充分に揉みながら肝経と胆経のエネルギーの流れを良くして、春の季節を有意義に過ごしましょう。

話は変わりますが、以前、コーヒーは「発がん性がある」と思われていた時期がありました。しかし最近では、コーヒーは「がんに効果がある」という報道を耳にするようになりました。最新の研究からその真相を探って見たいと思います。(以下、日経Webサイトから抜粋)

国立がん研究センターによる調査・研究によると、肝臓がんを抑える効果は「ほぼ確実」、子宮体がんを抑える効果は「可能性あり」と判定されています。

国立がん研究センターでは、がんなどの病気と生活習慣との関連を長期間にわたって研究してきました。ここで用いられているのが「コホート研究」という手法です。

「コホート」とは、年齢や居住地など一定の条件を満たす特定の集団のことで、現在、岩手県、長野県、東京都、沖縄県、大阪府、高知県など全国の一般住民14万人を対象に研究が行われています。

対象者に主に対面でアンケート用紙を配布し、健診に参加する方の場合は血液試料や健診データについても提供していただきます。さらに5年後、10年後、というふうにアンケート調査を行っていきます。

研究は国際的な研究機関でも行われていますが、欧米人と日本人は体格も違うし、食べているものも違うために、海外の研究の評価基準をそのまま日本人に当てはめるのは難しい面があるようです。

この研究グループは、国内で行われている研究を基に、日本人のがんと生活習慣との因果関係の評価を行っています。同様の日本人を対象とした研究に限定して、がんとの因果関係を評価し、がんを予防する手立てをお伝えするようにしています。

40~69歳の男女約9万人について、調査開始時のコーヒー摂取頻度により6つのグループに分けて、その後の肝臓がんの発生率を比較しました。調査開始から約10年間の追跡期間中に、肝臓がんにかかったのはそのうち334名(男性250名、女性84名)。

その結果は、「コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、ほぼ毎日飲む人は肝臓がんの発生リスクが約半分に減少する」というものでした。1日の摂取量が増えるほどリスクが低下しました。1日5杯以上飲む人では、肝臓がんの発生率は4分の1にまで低下していました。

この研究結果から肝臓がん、子宮体がん、大腸がん、子宮頸がん、卵巣がんの評価は「肝臓がん」のリスクを下げる効果=ほぼ確実、「子宮体がん」のリスクを下げる効果=可能性あり、「大腸がん」「子宮頸がん」「卵巣がん」のリスクを下げる効果=データ不十分、という発表でした。

この評価の表現は「科学的根拠としての信頼性の強さ」を示す指標のことで、最も信頼性が高い評価から順に「確実」→「ほぼ確実」→「可能性あり」→「データ不十分」となっています。

例えば、「喫煙」と「肺がん」との因果関係の評価は、最も信頼性が高い「確実」。つまり、たばこは肺がんのリスクを高めるのは確実というわけです。

「コーヒーはやはり素晴らしかった!」というタイトルで以前、コーヒーの素晴らしさを紹介したことを覚えていますか。同じ、「国立がん研究センター」の研究報告で心疾患や脳血管疾患、呼吸器疾患には顕著な結果が見られるという記事です。

コーヒー好きの私にはますます嬉しい情報でした。皆さんもコーヒーを飲んで健康を維持しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士