海の男たちは最高の鮪を求めて船団を組んで荒海をものと
もせず漁をしながら、一年を超える航海に出る。南方航路、
インド洋の歌詞が踊る気仙沼のスナックでよく歌われる「お
いらの船は三百トン」の世界を想起していまう。句意は鮪漁
をしている間も、銀河は天球を大きく流れてゆく変らぬ悠久
の景を描き、幅を出ずとは、則をば越えずであり、人の営み
の愛おしさを描いて余りある。(赤間学)
もせず漁をしながら、一年を超える航海に出る。南方航路、
インド洋の歌詞が踊る気仙沼のスナックでよく歌われる「お
いらの船は三百トン」の世界を想起していまう。句意は鮪漁
をしている間も、銀河は天球を大きく流れてゆく変らぬ悠久
の景を描き、幅を出ずとは、則をば越えずであり、人の営み
の愛おしさを描いて余りある。(赤間学)
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