水替へをしても沈黙寒しじみ 及川源作 2020-03-14 05:54:51 | 日記 薬効があるとされている寒蜆。「寒」の一字が朝の厨の寒さを描き出します。暖かい蜆味噌汁に滋養をもらうはずだったのに、口を開かず砂抜きが出来ていない。食べるのをあきらめて浸す水の塩分濃度が悪かったのかと水を替えてみた。その時の塩を溶かす水の何と冷たい事かと「寒」という季節がまた立ち上がる。待つしかない時間の中にジャリと噛んだ砂の不快も想像され、何度も見に行く作者も見えてくる。それ以上に今、すごく蜆の味噌汁が食べたい私です。作者もまた・・・。(博子) « 沼底の泡ふたつ三つ寒の鵙 ... | トップ | 舫ひ舟黙の触れ合ふ二日かな... »
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