一握の雪を肴に修羅の酒 鈴木三山
大雪の夜、雪と遊んだ日を懐かしく思ったのだろう。独り
酒をのもうとしたとき、卓上に雪を置きながら酌むことを思
いついた。いろいろな思いが出が巡る。懐かしさが涙を誘う。
酔うにつれ、涙を拭ったかと思うと、やがて毒づきはじめる。
三山は他人の悪口を言わないから、自分に向けて叱咤、悔恨、
無念の言葉をはっしはじめたものと思われる。荒れ狂うとま
ではいかないが、そんな自分の修羅善人ぶり、お人好しが何
とももどかしく口惜しいのだろう。真剣なのだ。(平成9年)
大雪の夜、雪と遊んだ日を懐かしく思ったのだろう。独り
酒をのもうとしたとき、卓上に雪を置きながら酌むことを思
いついた。いろいろな思いが出が巡る。懐かしさが涙を誘う。
酔うにつれ、涙を拭ったかと思うと、やがて毒づきはじめる。
三山は他人の悪口を言わないから、自分に向けて叱咤、悔恨、
無念の言葉をはっしはじめたものと思われる。荒れ狂うとま
ではいかないが、そんな自分の修羅善人ぶり、お人好しが何
とももどかしく口惜しいのだろう。真剣なのだ。(平成9年)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます