「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

行平を上るのガスの火夜の驟雨 池添怜子

2019-08-11 03:52:04 | 日記
 ガスの火なので行平鍋でしょうね。お粥を煮ているのでしょうか。遠雷が聞こえていて、降るかもしれない予感がとうとう激しい雨に・・・。上下の線を活かして詠まれた句であること。行平が語る病の状態。そして急にどっと降りだして、しばらくするとやんでしまう驟雨の一過性。昼間ほど編著にその晴々を目に感じられないにしても、お粥を必要とする方の快方が思われます。(博子)


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