(①からつづく)
400レバ以下の物件を探そうと、条件をいろいろと変えて何度も検索・・・ とは言うものの、なかなかよい物件は見あたりません。ソフィア市のはしっこ、スホドルというところに一軒家、2部屋+小さなバスルームで350レバという物件がありました。母屋はきれいにレモント(修理)されており、お庭もよく手入れが行き届いていて、その奥の独立した離れを貸したいとのこと。アゲンツィア(不動産屋)の女の人も対応も誠実で彼女曰く、「こんなスポコイノなところでこの値段、絶対にもう見つからないわよ!」とのことでしたが、一番近いバス停まで徒歩15分、近くを通るオコロブラステン・プット(外環道)はいつも大渋滞!! その上このスホドルというところ、最近ごみ処理場をめぐって警察が出動する事態になるほどの地元反対があって落ち着かないんです。さらにもう一軒の物件はリューリン4丁目。190ユーロ(380レバ)のガルショネーラ(1部屋+バス+キッチン)。内装が古っ・・・
やっと一軒200レバの物件が!! ソフィアの中心部からかなり遠いイリヤンツィ市場からもさらに3~4Km離れたボエネン・ブロック(軍関係者のアパート)。周りに店はナシ・・・(一番近いスピルカ(電停)まで徒歩15分、一番近い食料品店まで徒歩20分・・・)エレベータの動かない棟の7階。8畳くらいの一部屋+バス+ベランダ(ここからの眺めは最高! 「鉄」分の強いわたしには・・・最高のトレイン・ビュー!)。でも、キッチンがない! 見せてくれたアゲンツィアの女の人が部屋に着く前に、「200レバっていう物件だから、大体予想はつくでしょ。」と言ってたけど・・・ ウ~ム・・・ 何か納得できない・・・ 大体退役軍人が住んでるアパートなのに、エレベータの修理代も出せないほど少ししか年金をもらってないってのは、いかがなものなんでしょうね・・・ (大体この手のブロック(建物)があるところはほかにも何棟も同じような建物があるもんなんだけど、ここはこの建物がポツーンと立ってました。)
そうこうしているうちにとうとう大家夫婦の離婚問題はさらにドロ沼化!! デロート(裁判? 調停?)が何度も何度も行われているようです。スネージャは友人たちの中から「ゴショがいかにしょーもない夫か」を証明してくれるスビデーテル(証人)を募り始めました。でもスネージャの友人と言うことはゴショの友人でもあるし、どんなにゴショのしょーもない性格をみんな知っていてもいいところも知っているのでみんなが「イヤだ!」と言うと、スネージャは思い通りに行かないのが気に入らないらしく裁判官や自分の弁護士にも当り散らし始めました。すでに別々に暮らしているのに、スネージャは(そしてゴショも)裁判に勝って、所有する不動産を全部自分のものにしたいと思っているようです。(結局だからコジレるんだよ・・・) もう言動がフツウじゃない!! またも「出て行け」とメールが届き・・・ そしてゴショもなぜか裁判がどうなったか文句を言いながら「心配するな! このアパートは誰にも渡さん!!」などと言いに来ます。あ~ん(ToT)早くこのアパートを出ないと巻き込まれるぅ~!!
と、そんな時、2年ほど前に「模範的な年金生活!!」で登場してくれたソフィア在住のバーバ・ターニャからこんな情報が。「わたしのブホッド(アパートの入り口)の中に空いているところがあって、聞いたら貸してくれるって!! 200レバしか出せないって言ったら少し渋い顔してたけど、たぶんOKよ。わたしも信用できる友人が近くにいたら助かるからがんばって応援するわ!! ハザイカ(大家・女性形)に会ってみましょう」 おお~っ\(^^)/ やはりブルガリア!! 最後の決め手はコネか?!