ハヤカワの記念出版のドキュメンタリーが面白かったので、同じシリーズの小説を買って読み始めた。
日米大戦時に日本兵士たちがアラスカで活動をするというもので、読みやすいし丁寧にかいてあるのだけれどどうもページが進まない。
アッツ島のことがあるので、完全に荒唐無稽なわけでもないけれど、たぶん時代になじまなくなってしまったのかもしれません。
それで一寸気になっていた全3巻の小説が読めるかと、1巻を図書館で借りてみた。
これがテンポが良くて面白い。あれよあれよと1巻の200ページを超えたので、これは大丈夫だろう。3冊すべてを買って来た。
書いているのは小説デヴューだそうですが、“マッド・マックス”シリーズの脚本家、だから映画のシークエンス建てみたいなものがとっつきやすい。
登場人物の主人公と悪役の生い立ちと状況説明的なものが1部2部のようだけれど、これから先の展開がわくわくする感じです。
1巻を読み終わって403ページ、2巻が399ページだからほぼ3分の1を読み終わったか。
もと情報員の監視を行っていた主人公が9・11以後に巨大なテロを計画を実行しようとするテロリスト“サラセン”と対決する話だとおもうけれど、1巻最後でそのテロ内容が解ってきた状況です。
その追跡暗号が本のタイトルの「ピルグリム」だそうで、後はどうなるかは書くわけにいかない。
これ年に2,3度会う面白小説だと思います。
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