JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

正しい椅子の座り方 Steppin'Out / ROBERTO OLZER

2013-11-13 21:12:21 | 聞いてますCDいいと思う


まるで知らない人だけれどどこかで紹介読んで良さそうだと思っていたアルバム、ACTを頼むときに1枚だけじゃもったいないからこれを選びました。あとで名古屋の姫もご推薦とあったので安心しました。
ベースのユーリはヒット請負人みたいなので、Gwilym SimcockやアルボーレのDario CarnovaleやMichele Di Toro、それに変わったところではMario Zaraなど持っているアルバムがすべてお薦めアルバムになったという驚異的なベーシスト(私が好きなだけか)なのです。
このアルバムも聴きこむほどに良いと思えてきます。

1曲目、フリーかなと思う始まりですが、すぐにユーリの美しいアルコになって一安心です。
4曲目シェレシュ・レジェーの“暗い日曜日”を悲哀をこめたはじまりでなかなか美しい。このようなスローな演奏できちんと聴かせるのは力のある証拠です。
その上5曲目のスティングの曲のカバーでは、軽やかさと明るさもみせてこの若さもなかなか良い。
6曲目“Clay”はこのピアニストの曲ですが、クラシカルな広がりのある演奏です。
7曲目はプーランクの曲をスローなバラッドのように。
8曲目もクラシック寄りの流れるような演奏、ちょっとむかしいたオイゲン・キケロなんかをおもいだしたりして。

今年リリースされているアルバムで幾つか出た時はかわなかったけれど聞いておきたいというのを暮れちかくなって聴くことができた。
そしてこのピアニストは今年の記憶にとどめておく人になりました。

ところで題ですがジャケ写真、昔こうやって後ろに傾けて座ってひっくり返ったことありませんか。
椅子の座り方がよろしくないのは昔からです。

このピアニストは、ジャケットとは違ってとても正しく椅子に座って弾いているように思います。


Steppin'Out / ROBERTO OLZER

Roberto Olzer (p)
Yuri Goloubev (b)
Mauro Beggio (ds)
Recorded and mixed on June 2012 at Artesuono

1.Die Irren (to R. M. Rilke) (Roberto Olzer)
2.Pat’s World (Yuri Goloubev)
3.Filosofo (Elisa Marangon)
4.Gloomy Sunday (Rezso Seress)
5.Every little thing she does is magic (Sting)
6.Clay (Roberto Olzer)
7.Romanza (Francois Poulenc)
8.FF (Fast Forward) (Roberto Olzer)
9.Sad Simplicity (Yuri Goloubev)
10.The Edge (Roberto Olzer)

コメント (2)
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