JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

思わぬ所に SOUL OF THE MOUNTAIN / AMC TRIO & WAKENIUS

2009-10-15 22:34:41 | 聞いてますCDおすすめ


ネット上にいくつかJAZZアルバムを販売するショップがあり、何度か利用しました。基本お金を握り締めてレコード屋さんに行くのが、若い頃からのパターンですから、それは基本ですが、情報と言う意味でもお邪魔はしています。
試聴もできるので、大変便利で、その試聴で購入しました。
品物も郵便で届くので大変便利ですね。利用が増えそうです。
と言うのも届いたアルバムがとても良い。
スロバキアのアルバムで当地のピアノ・トリオAMC・トリオと言うグループにギタリストのUlf Wakeniusが参加したアルバムです。

そして1曲目、これが良い、ちょっとタンゴみたいなエキゾチックなリズムにギターとピアノがユニゾンではじめる曲は、とてもブルージーで、ワケニウスのギターが良く歌います。
ワケニウスはO・ピーターソンの晩年に随分共演していましたし、ピーターソンへのトリビュートグループも作って演奏しています。
ここではその線をもっとモダンにして、思い切りブルージーに弾いている感じです。この1曲目だけでこのアルバム価値ありです。
曲はすべてスロバキアのこのグループが共同で作っているみたいで、ピアノもさすが欧州の人と言う感じで、押し出しは強くありませんが、とてもしっかりしています。
2曲目、軽快なピアノのメロディで、大変乗りの良い曲、曲がよいのでワケニウスのソロが思い切り快調にフレージングします、実はこれほど飛ばすワケニウスは初めてです。
録音は2008年6月、ポーランドで行われたようです。
3曲目も勢いのあるワケニウスのソロ、リーダーアルバムではと思うほど、思い切りの良い演奏です。AMC・トリオと言うグループも切れの良いピアノと安定したリズム、ちょっと日本に来て欲しくなるぐらいです。
4曲目はスローなバラッド、このようなバラッドもワケニウス得意です。ベースソロの音も生音に近く好感持てます。
4曲目、1993年に出会ってから続けているトリオのの一体感は素晴らしく、底にワケニウスという名手が入ると、これは素晴らしい演奏になるのです。



ジャケでワケニウスが手を上げていますが、まさにそのように快調です。
6曲目もJAZZの楽しさ、美しさ、驚きなど満ちている曲、生でも観たくなります、凄く乗るでしょうね。
7曲目は“She's so beautiful”と言う美しいバラッド、JAZZでも美しいと言うことは大切な要素です。アルバム時代のデザインも盤自体もジャケも美しい、ジャケの賞があるなら候補です。


最後の曲はちょっとウエスを思わせるフレージングの曲、最後までとても満足いくアルバムでした。
ショップでは見たことないから、良く出会うことができました。いろいろなところ探してみるものですね。
ちなみにここで試聴できます。

http://www.x-rec.com/SHOP/SPE-1417.html



SOUL OF THE MOUNTAIN / AMC TRIO & WAKENIUS

Peter Adamkovic - piano
Martin Marincak - bass
Stamoslav Cvanciger - drums
Ulf Wakenius - guitar

01. Because of your sad eyes
02. Say hello to Zuzana
03. Thor-iza
04. Please don't explain
05. Soul of the mountain
06. Different inside
07. She's so beautiful
08. Long winter


コメント (2)
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