JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

横浜JAZZプロムナード2009 お疲れ分け

2009-10-12 17:24:56 | サポート中、ライブ


恒例の横浜JAZZプロムナード、仕事の都合上いつも最後の一日だけ参戦ですが、この一日の行動を決めるのがとても楽しいことで、でもいざ出かけれてみると、変わってしまったり、そこも楽しいところです。
今日も列に並んでいると、ここに行って、それからここでなどと話しているおじさんたちやおばさんが(若い人たちはあまりはなしていない。)見受けられ、文化となっている横浜JAZZを感じます。
私は10時40分ごろ関内ホールに到着、すでに30名ぐらいの方が11時半からの公演に並んでいらっしゃいました。
今年の横浜JAZZは関内大ホールからスタートしますが、この後随分予定が変わりました。
 
1 ビル・メイズX椎名 豊

とても柔らか夏の歌を集めた大好きなアルバムなどを出しているビリ・メイズと椎名豊氏のデュオからスタートです。
軽やかなタッチを持ちながら、フレーズはしっかりしている椎名さんとメイズ、2台のピアノを並べての演奏です。
1曲目が終わっての椎名さんのコメントメイズと演奏しているととても気持ちよくなって弾くのを忘れてしまいそう、軽やかで聞いているほうもどちらが弾いているのか解らなくなってしまいます。
ただしスタンウェーとYAMAHA、関内ホールの2台のピアノの性格が違いすぎ、おとなしいスタンウェーにたいしYAMAHAがにぎやかなので、YAMAHAを弾く椎名さんが一人弾きみたいに聴こえてしまいます。
メイズに集中するとこはさすがのフレーズですがその点ちょっと残念、位置を入れ替わってっくれると会場の人ももっと楽しみ分け合えたのでないでしょうか。
椎名さんの新しいアルバムから“ウォーキング・イン・ザ・クラウド”を聴いたところで失礼でしたが地下に移動しました。(傾向と対策)

2 ハクエイ・キム・トリオ feat ジョー・ラバーベラ

関内小ホールでのハクエイ、自分のバンドで登場です。
私とハクエイの出会いは4年前の横浜JAZZ、この関内小ホールでした。ニール・ストルネイカーさんのトランペットのバンドでピアノを弾いていたハクエイ、この人良いねとオクサンと話したのが最初です。その後キースのコンサートで彼がいるのをみて声を掛けて付き合いが始まりました。
4年たった今自分のトリオでそれもジョー・ラバーベラにタイコを叩いてもらうまでになりました。お互い感無量なのです。
ホールも超満員大ホールを途中で抜けて大正解やっと席を見つけました。
ちょっと緊張を含んで“はにー・サックル・ロード”からスタートしました。
3曲目“ニュータウン”ラバーベラのブラシがなんとも美しい、天下一品とはこういうことを言うのです。
“ソーラー”でのハクエイとのバースこれもゾクゾクしました。
めでたしめでたし。

3 早坂紗知 MINGA

この後2ステージは赤レンガでとタクシーで移動しました。お腹もすいてきたのでちょっとビールなど飲んでと思いましたが、会場の手前から悪い予感。
赤レンガ周辺凄い人、ビールを買う長い列、人人人、私もその一人ですからしょうがないのですが、ゆっくりビールを飲むことは諦めて、会場に入りました。
思ったよりかここはまだ席が空いている。
ラウンジでビールをいただいて、ステージが始まりました。
早坂さんは毎年横浜JAZZに出演されていますが、私は今年が始めて、マドゥー・ローとコスマス・カピィツァのパーカッションに圧倒されました。
しかし問題がこちらに発生、会場の空調が寒い、ずっと肌につめたい風が当たります。この会場でこの後小山太郎カルテットと思っていたのですが、これは続けないほうが良いと判断。失礼ですがここも途中で抜けました。
外は気持ちの良い気候、じかんを図りながらゆっくりと開港記念会館へ歩きました。コンビにでビールとサンドイッチを一つ買い会館の一室で頂きました。
開港記念会館でまたハクエイピアノの大隈トリオを見ることにしました。

4 大隈寿男トリオ

予定外でしたが、開港記念館に移って最前列の端に座りました。前もがないので足もゆったり、椅子も柔らかでこれは良い心地正解でした。
大隈さんの5月に出したアルバム「ウォーク・ドント・ラン」“ラブ・フォー・セール”から始まりました。このトリオもずっと発売記念ライブをやってきているので、ちょっと慣れも出たかなと思いますが、よーく練れているのが解ります。
4曲目には大隈さんのご子息アルト・サックスのタクヤさんが参加して3曲その後“ウィズ・アウト・ユー”でハクエイのスウィートなピアノを久しぶりに聴き、最後はおなじみ“キャラバン”大隅さんとハクエイのバースは火が出るようで会場も熱気に包まれました。

開港記念館をあとにしてまた関内ホールの周辺に戻りました。
次の時間帯は一つ飛ばして食事をとることにしています。
さてここでも予定と少し違った展開になってきました。
予定ではばったりとジャズ・ピアニストと出会い、食事をし、一緒にテナーの井上淑彦さんのライブに乱入しようと思っていましたが、そのピアニストが疲れ果てちゃいましたと電話がはいったにで、それは中止、打ち上げも入ったようですがその前、食事をしていたイタリアンに来てくれました。

疲れているのに、そのことは見せずに私のオクサンに写真を見せているハクヘイ君です。


前にライブであったときに大隈さんのトリオが終わったら横浜は終わりですから一緒しましょうなどとはなしていて、直前にもよろしくとメールもらっていたので、おいしいイタリア料理店へ行こうとしていました。
日曜で休みだったので困ったと思っていましたら、ハクエイからも時間十分とれないと言うことで、簡単なところで(失礼)会いました。
それでも話始めればここに書きたいことや、書けないことなど話が止まらず結局一時間以上おしゃべりしてしまいました。

出会いの当時の懐かしい話や、マイクの話などひとしきり、今日の演奏のことになりましたが、ラバーベラとの共演は感慨ひとしおで、エバンスのパリ・コンサートが頭によぎってとしんみりしていました。
ところがやはり緊張も大きく、疲れてしまい、大隈トリオの1曲目から、意識がとんで締まっていたそうで、いけないと気を引き締めたようです。
最後キャラバンがんばったねといったら、これではいけないと入魂だったそうで、それで疲れ果ててしまったようです。
3っ目のオファーもあったようですが、断ってよかったそして私とライブ乱入もちょっとつらい、でも打ち上げに行きますということで、でも私たちが頼んでいた、ピザどうと誘うと頂きますと食べ、パスタも食べて、デザートのケーキも食べてくれました。お腹すいていたんですね。出演者の食事情も聴きましたが秘密です。
遠慮なく食べてくれたことが気持ちよく、息子と会っているようでしたが次があるのでお互い席を立ちました。
話しただいじな部分は明日もう一度記事にします。

5時45分ぐらいから話はじめ、次に予定した井上淑彦の開演7時にぎりぎりになってしまい“上町63”へ行きましたが超満員、想だろうなとおもいましたが、こちらもだいぶ疲れています。
ハクエイとゆっくり話をした満足感とハクエイ充実した疲れを受け継いだ感じでもういいかな、でもというので関内大ホールに戻って板橋文夫オーケストラを聴き始めましたがこれは奥さんNG、では地下に下り中牟礼貞則のギターを聴きましたが、すでに緊張感が切れていて、これも途中で失礼しました。
中牟礼のギターはどうなるか解っていますので、でもデュオの相方、片倉由美子さん、評判みたいですね、彼女が中座した段階でホールを出ましたが、もっとしっかり聴けばよかった、とてもJAZZ本筋テクニシャンに感じて驚きました。

という事で結構早く帰ってきましたが、ハクエイのお疲れを分け合ったようで、それもうれしいと言ったらファンバカですね。
ハクエイ・キムと話して納得してくれたので、彼の次につながるお話は明日改めて。

コメント (2)
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