JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

アメリカコミックマガジン goes a long long way/Mathias Landaeus

2008-07-15 21:19:43 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんでジャ買いしたアルバムのピアノが結構良かったので新しく出ていたアルバムを購入しました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080423
リーダーのピアノ以外リードのKarl-Martin AlmqvistとドラムスのSebastian Voeglerが同じく参加しています。このメンバー結構一緒に演奏しています。
デビュー作とはずいぶん違う作風で、かなり以前に手に入れたのに記事にできないでいました。
間を空けて再度チャレンジです。
1曲目ピアノの弦を押さえてリズムを強調した曲はとてもPOPの方向になったようです。
2曲目はゴスペルポップ調でちょっとキース・ジャレットのアメリカンカルテットを思わせる演奏です。
3曲目は昔のオーネットコールマンをお回せる曲、ゴールデン・サークルのオーネット・コールマンを思いだしたのは、ドラムスとベースのリズムの作り方が、似ているからかも知れませんし、このテナー時としてフリーキーなところがあるかラカも知れません。
4曲目はまた変わってコミックホラーの音楽のようなブルースで、長尺のテナーソロはなかなか良いフレーズです。
6曲目はフリーなリズムの5曲目より一転、カリプソ風のメロディとロックリズムに電子音、これはポップなJAZZと言うことでしょう。30年若かったら嵌ってしまったかも知れません。
7曲目はフリー系の演奏で、、このコンセプトはドラマーのVoeglerがかなめに成っていてグシャグシャには成りません。
8曲目はアメリカの50年代を戯画したようなPOP系の曲。
このアルバム最初聴いたときにおもしろいけど、とらえどころがない感じがしていました。
時間をおいて素直に聴いて思い浮かんだのは、アメリカのコミック雑誌を音楽にしたみたいということ。
英語も、スラングも、ポップ文化も充分に解っていれば、とてもおもしろいと思います。
アメリカのポップ文化の直接的表現と、その裏にある懐疑。不安な部分の存在を残しながら、それを無視した自由。
そこら辺が大好きな人は、このアルバム、結構面白く感じられると思います。
アメリカのそこらへんの文化とは、少し離れてきてしまったわたしは、面白いと思いながら、これからどうしようという文化面なのです。


goes a long long way / Mathias Landaeus

           Mathias Landaeus(P, el-p, synth, etc...)
Karl-Martin Almqvist(ts, cl, fl, etc..)
Filip Augustson(b)
Sebastian Voegler(ds)
Ola Bothz(Perc, Glockenspiel

1 Stinky
2 Brautigan
3 Nykvist Rock
4 Don't Tell Your Friends
5 Horn Rimmed Tune
6 Little Sucking Goes a Long Way
7 Start and Stop, Stop and Start
8 Goodbye Stockholm
9 Science Fiction


コメント
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