JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

凄い人たち JUST JAZZ / ALDO ROMANO

2008-07-17 21:51:17 | 聞いてますCDおすすめ


今日、お客様のところに向かう時、口に急に遺物を感じて、吐き出せば自分の歯の一部でした。急に欠けたののですね。私いい年ですから。
でもガックリきます。物は見えなくなっているし、歯はこうです。
でも歯に関しては、奥さんの友達のだんなさんが歯科医、それも私は名医だと思う理論と技術をもった方なので、完全にまかせています。
急遽お邪魔して対応ねがいました。その後の立ち話は、毎日どれほど飲んでいるなんて変な方向に行ってしまいました。
治療方針がしっかりとわかる様に説明してくれて、技術があり、そのうえ患者に苦痛が発生しないように、とても手間をかける治療態度、私この先生を信じています。
そんな中で聴くのはAldo RomanoがリーダーのベースをいれたSAXとクラリネットという異色カルテットです。

1曲目、ネグリのクラリネットとサックスの二つの柔らかい音のアンサンブから始まる曲は、バックにテキシェの重たいベースが展開し、ネグロのエフェクトを使ったネイティブなソロがはいります。でも驚くべき事はROMANOのドラムスが凄い広がりを続けていることです。
2曲目はエレベかと思うような強い音のベースが安定したラインを刻むと、リズム以外ホーン2つが揺れるように歌う面白い曲、ドラムスの音を凄くタイトにとっているのでバランスがとれています。
3曲目ガンガンとリズムが始まりますが、TEXIERって幾つになったのでしょう、凄いベースラインです。(2008年現在63才)ネグりのクラリネットとあわせて凄く若々しい。
4曲目はゆったりした曲、クラリネットとアルトサックスの組み合わせ、クラの主旋律のバックに抑えたアルトというのは珍しくちょっと変わったサウンドに思います。ジェラルディン・ロレーンというサックス中性的な感じでなかなか面白い。
5曲目ロマーノのドラムソロから始まりますが、とてもタイトでこちらもお幾つなのでしょうか。(2008年現在67才)とてもシャープです。このアルバム、しっかりとROMANOのアルバムです。
6曲目、クラとアルトのテーマには、面白いようにベースのしっかりしたラインが付いてそのラインがカッコ良い。
7曲目はROMANOのドラムソロからオーネット・コールマン的音階のアルトのソロでオーネットを初め聴いてたときの驚きに似た感じを受ける演奏で、その後のネグりのクラがその白熱にもう一度対抗するように熱く吹く、このアルバムの圧巻です。
その後だから8曲目はネグリの気だるいブルースで入るのがとても良い感じ、この曲はネグリの為の曲。
ジェラルデンの存在位置はフリーキーでないけれど思い切りの良いフレーズを吹くところにあるようで、フリーとの対比として,このグループでは個性的に思います。
9曲目はネグリのクラが気持ちよいほど歌う曲。
曲(13曲目以外)はROMANOが作っていて、その才能は何時も感じること。
そしてその曲に対しての色彩のつけ方も充分、クラも、アルトもとても良い。
アルトのロレーンもクラのネグリも最後まで上手いと思うし、それ以上にテキシェとロマーノのリズムは凄いとおもいます。
リズムがこれほどしっかりしていて、そこに集う管がこのように表現力があると、凄いアルバムができると感じる好アルバムです。
後半ちょっと同じような曲が続くのが気になりますが、でもそれを押し切ることがJASTなのかもしれません。

歯のほうは今月の末に保険の範囲でかぶせを作ってくれるそうです。
実はこの人も私にとっては凄い人でして、ありがたいことです。

JUST JAZZ / ALDO ROMANO

ALDO ROMANO(ds)
HENRI TEXIER(b)
GERALDINE LAURENT(sax)
MAURONEGRI(cl)

1 CITE SOKEIK
2 PREGO!
3 SPRING TIDE
4 HANDLE WITH CARE
5 BLUES FOR ROY
6 CHICK WEBB
7 LIBERO!
8 BLACK AND BLUE
9 DANY K.
10 TOWNSHIP
11 LONTANANZA
12 MAPLE LEAF RAG



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする