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またまたまたF・W・クロフツを読んだ! 二つの密室

2017年06月04日 | 



”名著復活”
またまた読んでしまったぁ。 

 二つの密室
著:F・W・クロフツ
翻訳:宇野利泰
出版:創元推理文庫(東京創元社)
原書:1932年
初版:1961年8月4日
定価:1,188円 (税込) 

あとがきも何もなくってね。
最後に作者紹介があるだけなの。
普通なら、
この作家がご贔屓だっていう人の
書評が載ってるでしょ。

いつもは、ついそれを、
読み終わってないのに
読んじゃうもんだから…
だからちょっと落ち着かなかったわ。
アハアハ

殺人現場となってしまう
御屋敷の家政婦として働くことになる
アンという女性が、
仕事探しをしている所から、
物語が始まるんだよね。 

一見ミステリー小説じゃ
ないような雰囲気。
でも、事件は起こった!

アンの目を通して、
屋敷の人々を見るもんだから、
当然、アンが主人公だね。
そんな気で読んでたら…

ジャガジャン!!
ある時から、
フレンチ警部が現れて、
一気に事件の捜査は、
素人目線からプロ目線へ!
こういう変化が面白いんだよねぇ♪

しか~し!
なかなか進展しないぞぉお。

その間も、
「きっとまた失業してしまうのね」
なんていう、
事件解決とは全然関係無い、
アン達使用人の現実がチラホラ、
見え隠れするのもオモロイッ♪

なるほどねぇ、そうだよねぇ、
事件の真相より、
どっちかつぅと、
自分の食い扶持の方が気になるよね。
フムフム

そうこうしてるうちに、
2つ目の殺人!
いや、密室事件がっっ! 

屋敷の主人と妻、そして愛人…。
最初に妻が死んで、
犯人かもしれない夫が死んだ。
殺ったのは愛人か、
それとも愛人の夫か…。

フレンチ警部は、
足で稼いだ証拠と、
屋敷の人達の証言を
頭の中で、
一つ一つ当てはめて… 

フレンチ警部が
素晴らしい考えを思いついた日。
アンと、
屋敷の家庭教師エディスが、
お茶を飲みながら…。

ヒェェエエエ!!
大変だぁあああ!
アンの目の前にいる女性こそっ!

主人に愛されていると、
勝手に思い込んだ
エディスの勘違いが…
こんな大事件になっちゃって…。

ウオッ!
そのお茶は飲んでいけないんじゃぁ。
その時、
フレンチ警部が到着して、
九死に一生を得たアン。

週時間後、
フレンチ警部は、
街で偶然アンと再会。
新しい生活が、
幸せに満ちてることを知って
警部も私もホッとしたぁ。

東京創元社 

F・W・クロフツ初体験! 船から消えた男 (2016.6.14記)
またまたF・W・クロフツを読んだ! 1920年のデビュー作 樽 (2016.7.12記)

~追記~
F・W・クロフツ! フレンチシリーズ チョールフォント荘の恐怖 (2018.7.4記)


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