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ジャコメッティ展 に行ってきた!その1

2017年07月27日 | 美術館・博物館



20世紀を代表する彫刻家、
没後半世紀を経た大回顧展。
南フランスにあるマーグ財団美術館の
コレクションを中心に、初期から晩年まで、
彫刻、油彩、素描、版画など、
選りすぐりの約 130 点の作品を展示。 

ジャコメッティ展 

さっさと行ってきたよぉお。
いつもいつも気がついたら、
閉幕間近っ。
人の波を掻き分けながら
展示物を見るのって、
なんか損した感じがするじゃない。
だから、
今回は頑張ってみたぞぉお。 

”ジャコメッティ”
初めて聞く名前だぞい。
作品は美術の教科書にも
出てくるくらい有名だ。
エ…知らんかった。
そんなのあったっけ…。 

やよいちゃん(草間彌生)展に
行った時に、
次回はこの人だっていうんでね。
チラシを見てね、
ニョキニョキっとした
細っこい彫刻でね、
面白そうじゃないかっ!
ビビっときたもんでさ!

国立新美術館
やよいちゃん展と
ミュシャ展のダブル開催で、
人、人、人、また人
だったのが夢の様じゃぁ。
金曜の夕方だった
※毎週金曜日、土曜日は20:00まで
ってのも手伝ってさぁ。
結構ひっそり…。 

アルベルト・ジャコメッティ
1901-1966年
スイスに生まれ、フランスで活躍した20世紀の
ヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとり。
身体を線のように長く引き伸ばした特異な彫刻は
実存主義や現象学の見地からも高く評価され、
サザビーズ・オークションで約94億円という
破格の値段がついた彫刻家としても知られる。 

さぁ!レッツゴー!
ウワァアアア!!
彫刻だらけぇえええ。
って当たり前かぁ。 

音声ガイド
ナビゲーター:速水もこみち
スペシャル・トラック:山田五郎 

山田五郎のうん蓄が楽しみで
借りてみたよ。
耳に当てる携帯電話方式で、
ちょっと疲れるだろうな。
って思ったんだけど…
仕方あんめぇ。
ウウ…。

どうも音声がデカクって…。
ボリュームを最小にしても、
耳が痛かったぁあ。
私のだけだったのかな…。
本体を替えてもらえば
よかったのかなぁ。 

さすがに山田五郎だ!
言うことがオモロイっ。

でも…。
ピンポイントで
説明があるんだけど、
それが、
ご近所に2ヶ所あってね。
音声ガイドを手にした人が
そこら辺に溜まっちゃってね。
もっと距離を離してくれれば…。
うんちくも長いしさぁ。
あんなに広い会場なのに…。 

ヒョロヒョロと長い人が…
いや、彫刻が、
1人で立ってたり。
何人かのグループだったり。
ククク
意味を考える前に、
何故か、
MYツボに刺さるのよぉお。
フフフ 

何かに似てる…
どっかで見たことがあるかも…
あ!トーテンポール
いや、あれは
ここまで細くはないけれど…。 

眺めれば眺める程、
このミニチュアを
家に置いておきたくなるぅう。 

ミニチュアフィギュア
グッズになってるかな。
なんて期待していたのに、
無かった…ぁ。
残念…ぅ。 

これ!ゴツゴツしててさぁ。
何故だか触ってみたくなったぁあ。 

ヘェエそっかぁ
こういう作品になるまでには、
色々あったんだなぁ…。
説明を読みながらフムフム。
なんかね、
”彫刻における空間と人体の関係を探る”
ってことをやってたら、
小さくなってしまった時期があったらしく…。
それがマッチ棒サイズなんだぜっ。
見たよっ!
ちっこかったよぉおお。 

記憶に頼っているとこうなる。
っていうんで、
第二次世界大戦後に、
今度はモデルを目の前にして創作。
高くってヒョロリ。
って感じになっていったんだって。
現実に近づこうとすると、
こうなるんだってぇえええ。 

削ぎ落とす美学。
っていうか、
無駄なものを退かしたら細くなる。
もしや…。哲学してませんか。
人間の本質ってこれなのかも…。
フムフム 

モデルには、
やたらめったら長い時間
ポーズをとらせたんだって。
だから、
奥さんや弟じゃないと、
耐えられなかったんだってぇえ。 

あ!たった1人友人が…。
それが日本人でさぁあ。
ビックリだぁああ。 

日本人哲学者の矢内原伊作(1918-1989)

もう帰国するっていう時に、
モデルになってくれ。
ってジャコメッティに言われて
気軽にOKしたら…。
これがまた
時間がかかるわけよぉおお。
帰国がドンドン延びるわけよぉおお。 

今までの西洋人の顔とは違う
東洋人だったから、
余計に難航したのかも。
みたいな解説があったけど。 

もうね、
馬が合ったとしか言えないよね。
帰ったら帰ったで、
1年に1度はフランスへ行ってた
っていうんだもの。 

ジャコメッティの故郷。
スイスのスタンパで、
仲良く並んだスナップ写真も
あったもんねぇえ。
どんだけ仲がエエねぇん。
良いよねぇ。
親友に巡りあえるなんてねぇ。 

世界3大ジャコメッティ・コレクションのひとつである
マーグ財団美術館の所蔵品が数多く出展されている
本展ですが、一方で国内所蔵の作品も多数。
ジャコメッティは矢内原伊作と親交が深く、
早くから日本で紹介されていた事もあり、
国内にも多数のジャコメッティ作品があるのです。 

そうなんだよ。
街角のカフェでね、
ジャコメッティは
そこら辺にある紙に
シュシュシュとスケッチする
癖があったらしく、
そういうのが展示されてるの!
なんだかさぁ、
語り合ってる2人の姿が
目に見える様でさぁあ。
妄想したぁああ♪ 

つづく 

国立新美術館開館10周年
ジャコメッティ展
Alberto Giacometti: Collection Fondation Marguerite et Aimé Maeght
国立新美術館
2017年6月14日~ 9月4日 
主催:国立新美術館、マーグ財団美術館、TBS、朝日新聞社

共催:東急エージェンシー、ソニー・ミュージックエンタテインメント
後援:スイス大使館、フランス大使館、BS-TBS、J-WAVE、TBSラジオ
協賛:日本写真印刷
協力:日本航空、あいおいニッセイ同和損保 
巡回

豊田市美術館
2017年10月14日~12月24日 

矢内原伊作 (やないはらいさく)
1918-1989 
昭和時代の哲学者,評論家。
大正7年5月2日生まれ。
矢内原忠雄の長男。
カミュ,サルトルの実存主義を紹介し,
ジャコメッティと親交があった。
法大教授などをつとめ,芸術論,人生論を展開した。
平成元年8月16日死去。71歳。
愛媛県出身。
京都帝大卒。
著作に「芸術家との対話」「ジャコメッティとともに」など。

早わかりシリーズ♪~ジャコメッティ編~
スイス・スタンパ

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