アッパレじゃ!

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文楽人形遣い 吉田和生 人間国宝に!

2017年07月25日 | 文楽



人形浄瑠璃文楽の人形遣い、
吉田和生(本名・荻野恒利)さん(69)
(兵庫県芦屋市)ら4人を
重要無形文化財の保持者(人間国宝)に
認定するよう、文部科学相に答申した。 

和生さんは1967年、
人形遣いの吉田文雀さんに入門。
女形を中心に立役の人形も遣い、
師匠の品格の高い芸を継承している。

和生ちゃんおめでとぉおお!!

あ…
人間国宝に”ちゃん”付けするやなんて…。
なんとなぁくそう呼んでみたくなるのよぉ。
でも密かに呼んでるぶんにはエエよね。
ほんまか! 

「大学に行ったつもりで4年間、遊んだろかな」。
職人の世界や漆工芸に興味があったため、
京都市の国宝修理所を見学したり、
文楽人形の首(かしら)作りの
第一人者として知られた徳島県鳴門市の
故・大江巳之助さんを訪ねたりした。

 「首はわしがほとんど作ってるし、うちに来てもなあ…」。
弟子入りに難色を示した大江さんは
「大阪に行ったらどうか」と、
旧知の人形遣いで後に人間国宝となった
故・吉田文雀さんの
元へ行くよう勧めた。
和生さんが訪れる前、
たまたま家に来ていた文雀さんから、

文楽の人手不足を耳にしていた。 

 文雀さんは自宅に泊めた19歳の若者に尋ねた。
「お前、どうする」。「やります」。
短い会話を経て和生さんは内弟子となり、
江戸初期から続く伝統芸能の世界に足を踏み入れた。 

 「人形に憧れたり、三味線の音に引かれたりとかは
一切なかった。ただ面白そうかなと。
(文楽の世界に入ったことが)いいか悪いかは
今も分からんが、人生ってそんなもんやろな」 

ヒェエエ!!
そんなモワ~っとした気持で
入ってしまったなんて!!
それで、厳しい世界に
ズ~っと身を置いてるやなんて!!
人生何があるか判らへんのやなぁあ。
出逢ったのも何かの縁や。
そう思って、何にでも
飛び込んでみるもんやなぁああ。 

 おやっさん(文雀さん)はとにかく芝居好きだった。
「和生、明日の休み、どないするんや」
「紅テントに行こうかと」
「わしも行こう」。
師匠と内弟子は連れだって、ありとあらゆる
ジャンルの作品を見た。
人形の動作に込められた心情や背景に関する
師匠のうんちくと相まって、たくさんの引き出しが
できた。
「多くの引き出しの中から、いかに要るものを
引っ張り出すか」。
それが人形に魂を吹き込む要諦と心得る。

ヤヤヤ!!
気が合ったんやなぁ。
また出掛ける場所がエエやん!
”紅テント”やで!!
文楽とアングラ
全然繋がってへんと思ってたけど、
何にでも興味を持つ。
そいうことが大切なんやろうなぁ。

「人形を遣うことが楽しいということはありません。
苦しくてもやるのがプロ。
続けてこられたのは、お客さまの拍手があったからこそ」 

 会見には、昨年亡くなった文雀さんから
プレゼントされた帯を締めて臨んだ。
毎公演、演目の登場人物に使用する首を決める
「首割委員」の重責も師から引き継いだ。 

 「これも師匠のおかげ。若い人にも伝えたい」
と話した上で、「(人間国宝の)肩書がついたから
といって芸がうまくなるわけではない。
何百年も続いた文楽に携わる者として、
芸の質を落とさず次代につなげることが使命」
と表情を引き締めた。 

9月の文楽公演が待ち遠しいなぁあ。
チケ取り頑張りまっせぇええ!!

19歳飛び込んだ文楽 (愛媛新聞)

吉田和生師、重要無形文化財保持者(人間国宝)に 

夏休み文楽特別公演
国立文楽劇場
2017年7月22日(土)~8月8日(火) 

9月文楽公演
国立劇場小劇場
2017年9月2日(土)~18日(月)

吉田文雀 逝く… (2016.8.24記)