アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

大英博物館の話

2017年07月15日 | 



大英自然史博物館展』公開ってことで
この本を読んでみることにしたんだ。
何故なら、
自然史博物館は大英博物館から
分かれたものだからなのよぉお。
その知識は、
この本からもらったんだけどね。
アハアハ

 大英博物館の話
 著:出口保夫
 出版:中公文庫
 初版:2017/2/21
 定価:740円(税別) 

内容説明
1759年に開館した大英博物館。
一民間人のコレクションから生まれたこの博物館は、
英国の発展とともに、ギリシア、エジプト、アジアへと
蒐集品を増やし、「世界一」の名にふさわしいまでに
成長した。
コレクション、寄贈者、職員、足繁く通った人物などを
通し、いまなお拡大を続けるこの偉大な博物館の歴史を辿る。 

えっと、まず、
ルーヴルとかエルミタージュ美術館は
王宮が絡んでるけど、
大英博物館は民間人のコレクションをもとに
創られたんだって。 

実を言うと、
私も行ったことがあるんだぁあ♪
どえれぇえデッカクってさぁあ。
友達には、
「1日で回りきれないから、
行きたいエリアを決めた方がいいよ」
なんて言われて、
おったまビックリよぉお。!!
回りきれないって…
ピンとこないでしょぉお。
そんなデカイ博物館なんて
お初だもんねぇええ。 

友達について行きながら、
キョロキョロしてたら、
大英博物館に着いたもんで、
地理感覚ゼロなんだけど…。
いったい何処にあるの(コラコラ!)
街のド真ん中っていう
イメージではなかったんだよね。
本を読んだら、
下町風の庶民的環境にある。
となってるね。 

そうして…無料なのヨ!!
信じられんわぁあああ。
何度来てもタダなんてぇええ!!
アッパレじゃ!! 

でもって、
歴史的な本がズラリとあるらしいんだな。
ライブラリーがね。 

歴史的な雑誌のバックナンバーが
200年分あったりもする!!
シェェエエ!!
よく第二次世界大戦を
生き延びたよね。 

大英博物館には10部門あって、
1000人以上のスタッフがいて、
50ヶ国以上の言語が話されている。
ギョエェエ!!
博物館にそういう人達がいたとはっっ!! 

18世紀半ばに建てられたんだね。
創始者のハンス・スローンからして、
西インドの学術調査に行った人。
でも職業は医者。
ジャマイカ総督になった人の
侍医になったおかげて、
溢れかえるコレクションの数々。
死後、国家が買い取ったんだって!
『大英自然史博物館展』でも
紹介されてたね。 

大英博物館が出来て、
色んな人が寄与したのね。
ウイリアム・ハミルトンもその1人。
『大英自然史博物館展に行ってきた!』
レポにも書いたけど、
宝塚歌劇じゃん!
宙組じゃん!
トラファルガーじゃん!
ネルソン提督の妻エマの事も
出てくるヨ。
フムフム
美をこよなく愛した人だったのね。 

クック船長の名も!
その後も色んな人が続々とっ。
国が買った品もあるのかぁああ。 

大量の民族資料や自然史資料が
集まったので、
サウスケンジントンの自然史博物館に
移ったのが1880年代。 

大英博物館のリーディングルーム。
そういう場所があるなんて!
知らんかったぁああ。
作者が通っていた場所だから、
そこんとこ丁寧に書かれていたよ。 

リーディングルームを
訪れた人々の事が、
色々載ってるんだけど…
あったよ!
夏目漱石の名前がっ!
そうして南方熊楠!!
ヘェエエ!!
知らんかったぁああ!

リーディングルームは許可制でね、
南方熊楠は、
夏目漱石と違って、
入れるまでに1年半もかかったって!
どうも、無名だったかららしいのね。
変わり者で、破天荒なもんで…
2年後に、
リーディングルームで喧嘩沙汰!
南方自身も日記に書いてるんだって。
その後、
いざこざを2回も起こしちゃって…。
まぁ、色々と腹立たしいことが
あったんだろう。
ね、イギリス人じゃないわけだし…。
結局彼は、
8年間ロンドンにいたんだとかっ!
南方のことって知ってるようで
知らないよなぁああ。
この本を読んだ後、
劇団民藝の『熊楠の家』を観て、
もう少し深く知ることが出来たよ。
本と芝居と同時期に出会えた。
それって縁だよなぁあ♪ 

第1次世界大戦後には、
年間見学者は100万人以上。
すっごいねぇええ!
こんなに人を呼べるなんてねぇえ。

1980年代には
7割が外国からの見学者。
3位は日本!
日本語ガイドブックが
ミュージアムショップで売られるように!
あっ!それ私買った気がするぅうう。 

そうして、
「日本ギャラリー」が出来たー!
パチパチパチ♪

大英博物館のコレクションの中には、
”フェイク”な作品…
そう!”贋作”
なんてものもあるんだって!
1986年に『大贋作展』を開催。
なんでもユーモアしてしまう!
アッパレじゃ!大英博物館! 

もう何十年も前に、
1度訪れたっきりの大英博物館。
ロゼッタストーンとか、
エジプトの石像とか、
馬の彫刻とか、覚えてるものも
少しはあるけど…。
ひたすら巨大だったこと。
英語標記だから
ちんぷんかんぷんだったこと。
とにかく、暑いっっ!!
なのに天井からは、
自然光がガンガン降り注いでて…。
なのになのに、
どの展示室にも冷房がなくって…
たまに置いてある扇風機の風は、
どうみても、
監視員にしか当たってなくって…。
地下のマヤ文明だったかな、
そこに行って涼んだってこと。
写真が撮り放題で、
ミイラをパシャ!パシャ!
あ、博物館の前に
ホットドックの屋台が出てて、
そこら辺の適当な場所に座って
頬張った!
なんてぇことしか
覚えてないんだけど…。
ツアコンしてくれた友よ!
すまない…。
ああぁ、大英博物館
もう1度行きたいなぁあ。 

中央公論新社 
大英博物館

大英自然史博物館展に行ってきた! (2017.6.25記)
劇団民藝 熊楠の家 (2017.7.13記)
宙組 トラファルガー (2010.8.4記)