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商標権の侵害だと思うのだけれど…

2007年10月07日 | たばこ弁護の諸説紹介
◎ 先日(2002年12月11日)の日経新聞夕刊によれば、欧州司法裁判所で12月10日、たばこに「マイルド」「ライト」などと表示することを禁じる判決が下されたそうだ。JTは同日、判決について「EU域内でマイルドセブンの商標を使用する権利を奪われる可能性がある」と失望を表明したらしいが、最終的に販売が禁じられる可能性が大きく、欧州連合(EU)域内で「マイルドセブン」を販売するJTは窮地に追い込まれるとしたら、同情を禁じえないのだ。

◎ そもそも、「マイルド」とか「ライト」という言葉は、「西洋の言葉」である。JTとしては、日本のメーカーらしく、「峰」のような漢字ブランド、さらには「わかば」などのひらがなブランドで、今さら勝負するわけにはいかないのだから、日本のたばこメーカーを狙い撃ちする暴挙だと思うのだ。

※ なお、台湾で一番親しまれているのは「長寿」という名のたばこであり、世界的な喫煙規制の強化に伴い、名称変更を検討したらしいが、ブランド価値という観点から断念したそうだ。それが当然の成り行きだろう。古来より、中国では「たばこは薬である」との認識が根強いのだから。(2007/10/07)
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カミさんの禁煙・2週間目に入る

2007年10月07日 | たばこ弁護の諸説紹介
◎ どうやら、うちのカミさんは禁煙に成功しそうである。気管支炎のつらさが相当にこたえたらしい。最近では、禁煙パイポも必要なくなってきたようであり、最もつらい1週間を乗り切ったから、そろそろ目の前で私が吸ってもいい許可が出るかも知れない。カミさんの場合、ヘビースモーカーではなかったのが幸いしているのだろうが、今や禁煙は一つのビジネスになっているほど、たばこをやめることは至難の業なのだ。

◎ ちなみに、2002年12月10日の日経新聞夕刊に、「たばこ戦争②」として禁煙に関する最新情報が掲載されていた。ついに、インターネット上での禁煙ビジネスが登場し、おおいに成長が見込まれているというのだ。記事によれば、東京女子医大病院の阿部真弓講師と医療ベンチャー企業のテイク・グット・ケアとの共同主催で、「禁煙Webクリニック」が2002年10月からスタートし、利用料金は1人月額500円で、団体加入では同300円。会社の制度として導入した沖電気工業(従業員22,000人、喫煙率42%)では、今年度末までに約200人の参加者を見込み、同社健保組合では「パソコンはみんなもっているし、安い費用で手軽にできる」と述べている。

◎ テイク社では、来年夏までに1万人の会員獲得をめざし、竹中社長は「禁煙外来が一般化し、禁煙ガムがブームになっており、これにインターネットの普及で禁煙環境が整ったので、ビジネス的にも面白い」と抱負を語っている。たばこメーカーにとって、来年に実施が予定されている値上げとともに、禁煙ブームが盛り上がってくれば、ますます経営環境が苦しくなってくることだろう。愛煙家としては、もうこれ以上は少数派になりたくないし、冷たい目で見られるのもイヤだから、反撃のノロシを上げたい、と思うのだ。(2002 12/16)

※ 残念ながら、「中央社会保険医療協議会(中医協)」で、「ニコチン依存」を病気と定義づける「禁煙治療の保険適用化」の議論がすすみ、2006年2月15日の中医協総会で「平成18年度医療報酬改定案」が了承され、厚生労働大臣に答申された。その後、3月6日、診療報酬の算定方法についてはニコチン依存症管理料を新設し、一定期間の禁煙指導に関する新たな評価を行うとともに、診療報酬改定結果検証部会による検証の対象とする旨の厚生省保険局長の通達が出され、2006年4月から禁煙治療が医療保険の適用となった。

※ さらに、同年5月24日の中医協では、禁煙治療のはり薬「ニコチンパッチ」の保険適用について、複数の委員から「本人が(禁煙前まで)払っていたたばこ代か、それ以下の金額のものを保険でみる必要があるのか。違和感がある」等の異論が出され、2年後の診療報酬改定までに効果を検証するという条件付で、6月1日から医師の禁煙診察・指導に伴って処方される場合に限り、保険適用されることになった。
 
※ なお、カミさんの禁煙騒動については、3か月ぐらいで終幕し、健康診断のたびに「私が禁煙できないのは、あなたがたばこを吸っているからである」と愚痴をこぼすのが、年中行事となっている。(2007/10/07)
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