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明治神宮は観光地でもあるのか…

2007年10月15日 | ここで一服・水元正介
◎ 2003年12月6日、「宮内禁煙」という看板を横に明治神宮の砂利道に足を踏み入れた。革靴の底から、歯の浮きそうなきしみ音が耳に入る。季節柄たくさんのドングリも混じっている。きれいなモミジやイチョウの落葉を拾っている人もいた。数組の若いグループが、にぎやかに記念写真を撮っている(格好は日本人と変わらないが、話している言葉は日本語ではなかった)。どうやら中国・東南アジア方面からの観光客らしい。

◎ 日本で生まれ育った私にとって、明治神宮は20歳代のとき、職場の先輩と「菖蒲園」を見に来て以来、詩吟の免状授与式まで訪れたことがなく、メーデーなどで入口を横切るぐらいだった。もちろん、観光地という意識もまったくなかったけれど、昨年は西洋人やアフリカ系の旅行客を見かけたし、先日は中国・東南アジア方面からの若者たちに出会った。たしかに、明治神宮は日本有数の観光地なのだということを再認識したのである。(2003 12/08)
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亡き友を忘れない…

2007年10月15日 | ここで一服・水元正介
◎ 一昨夜(2003年12月12日)、たばこ屋の若旦那も兼ねているYくんから自宅に電話があった。彼との電話は必ず長引く。今、どんなたばこが売れているとか、最近の日本はどうのこうの、といった話もするけれど、やはり昨年12月に永眠した共通の友人Sくんの話題になる。ぼくの夢の中には、ちっとも立ち現れないが、彼のところにはたびたび訪れ、直近では先月の23日だったという。

◎ 前方に、後ろ姿の男性がいて、ズボンのポケットには、Yくんが贈った記憶のあるボロボロのダンヒルの札入れが見え、声をかけると、案の定「ようっ」と反応したのはSくんであったらしい。「これで、8回目だよ」とYくんが言ったので、「ひょっとして、手帳にでも記録しているの?」と聞いたら、「そうだよ」と答えたYくんに改めて好感が持てた。

◎ ぼくは先日、帰路の新幹線で混雑が予想されたので、久しぶりに早めに窓側の座席を確保して、車窓をぼんやり眺めていたら、うっすらと窓ガラスに亡き友人の影が見えたような気がした。そして、「本当にあんないいヤツ、いなかったなぁ。自分にとって、いかに大きな心の支えだったことか…」と、さびしい想いにかられたのである。いよいよ明日、一周忌が行われるのだ。(2003 12/14)
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