山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

霧ノ塔

2014-03-11 | 2013-14山スキー

山域山名:神楽ヶ峰・霧ノ塔(新潟県)
期  日:2014年3月9日(日)
参 加 者:熊トレ山スキーチーム総勢11名
行動記録:熊谷(5:00)=かぐらスキー場P(7:45)=かぐらスキー場TOP1830m(10:10)→神楽峰中尾根1984m(10:45/10:50)→2010m峰(11:40/12:30)~1870m(12:35/12:45)→霧ノ塔1993m(13:35/14:00)~1900mまで滑降後登り返し→2010m峰直下1940m(14:25/14:45)~スキー場1384m(16:00)
<天候:快晴>

埼玉労山の山スキーネット事務局を担当していて、年に1回の合同山行。予定のルートは神楽ヶ峰から雁ヶ峰ツアーを企画したが、今年は他会からの参加はなし。
去年は日白山、一昨年は安達太良山だったが、かぐらスキー場からのツアールートなので少し魅力がなかったのかも。

天気はまぶしいほどの快晴。直前3日間で新雪がたっぷりと積もったので、BCスキーヤーのメッカであるかぐらは、基礎スキーヤーより圧倒的に太板が多い。

8時過ぎのロープウェーに乗ったが、山頂の第5リフトはすでにご覧のとおりの長い列。


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リフト降り場にも30人?ものBCスキーヤーが出発の準備をしていた。さすが、かぐらである。

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トレースは中尾根方面だけでなく、トラバースして神楽ヶ峰東尾根方面にも向かっていた。おそらく、ありきたりのコースでないルートをガイドが案内するのだろう。

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中尾根JPへの登りからの苗場山。

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JPから鳥甲山の奥に北アルプスと妙高火打。

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素晴らしい大展望。

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幻想的な景色のなかを行く。

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霧ノ塔2010mピークに取り付く先行者が見えた。早く追いついてラッセル交代だ!、とゲキを入れる。

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急登手前で追いついてラッセル交代。先頭を行っていたのは、根性のある単独の若者だった。丁重にお礼を言って、ガンガン行くぜよ。

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雪庇に乗らないよう波打った稜線を行く。これを突破すれば2010m峰までわずか。
昌とふたりでがんばりました。


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緩やかな雁ヶ峰稜線。

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やっぱり主役は何といっても苗場山でしょう。

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後続のBCスキーヤーは雁ヶ峰方面には向かわず、スキーヤーズライトの沢斜面を滑っていった。なるほど、そのまま中尾根西側の沢を滑れば、かぐらメインゲレンデに簡単に出られるお手軽ルートか。

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2010m峰直下のバーンは極上パウダーでした。

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といっても、1mを超える新雪で、緩やかな尾根が延々と続く雁ヶ峰までは下りラッセルは必至なので、ルート変更を決定。

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霧ノ塔を目指す。

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快晴無風のなか、稜線散歩を楽しみました。

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日蔭山の奥には小松原湿原がある。

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霧ノ塔山頂へ(^_^)/

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苗場山北面は大迫力。

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岩菅山に重なるように横手山。

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鳥甲山の麓の秋山郷も見えた。

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最高の大展望にみな笑顔~(^O^)

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霧ノ塔から東面をちょっとひと滑り。

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2010m峰をトラバースして中尾根に合流する斜面上へ出た。ボーダーが飛び込んでました。

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日射でサンクラストしていたが、そんなの苦にせずパワーターンを刻む。
ボトムで休憩していたボーダー達
とエールの交換しました。

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この沢を滑れば、かぐらメインゲレンデまですぐ…。

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ところが、このクラスト斜面でアクシデント発生…、メンバーのひとりが転倒の際に足をひねって負傷…。

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サポーターとテーピングで応急処置して何とか自力滑降できたので、荷物を振り分けて、ケガした足に負担のかからないトレースを作りながら下りました。

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かなり時間がかかったが、無事に午後4時ちょうどにゲレンデへ合流。スキー場に迷惑をかけずにすみました。
みなさん、大変お疲れさまでした。



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赤薙山

2014-03-05 | 2013-14山スキー

山域山名:日光霧降高原・赤薙山(栃木県)
期  日:2014年3月2日(日)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい、くりペア
行動記録:北本(7:45)=霧降高原キスゲ平園地P1340m(9:50/10:25)→旧霧降高原スキー場→小丸山1601m(11:15/11:25)→1880mスキーデポ(12:05/12:10)→赤薙山2010m(12:35/12:55)→1880mスキーデポ(13:10)→1850m(13:35)~霧降川源頭~県道(14:05)~キスゲ平園地P(14:10)
<天候:雪>

日曜日は日光霧降高原の赤薙山に行ってきました。
今シーズンは、丸沼の四郎岳、閉鎖された三国スキー場奥の西沢ノ頭、上越国境の稲包山と、山スキー記録がほとんどないマイナーな山に通っている。

もともと日光でも東端に位置するこのエリアの山は、冬型の降雪量は少ないが、2月に関東に大雪を降らせた南岸低気圧が2回も通ったので、今年はチャンスとみて日光に向かった。

前日には越後湯沢のスキー場に行っていたし、日光へは渋滞もなく2時間で着くので、8時前とずいぶんと遅い出発で十分だった。
日光市街は雨だったが、霧降高原まで来ると気温も零度以下に下がって、予想したとおりの雪模様。新雪は10㎝ほど積もっていた。

立派な建物で驚いた霧降高原レストハウス。夏はキスゲ園地のベース、冬もスノーハイクの基地で、何とスノーシューは無料でレンタルしてました。
受付のお姉さんに聞いたら、冬は山ボードもたまに来ているらしいが、斜面が凸凹と稜線は風で叩かれているのでほとんどがゲレンデTOPまで、赤薙山山頂まで登る山スキーヤーは滅多にいないらしい。

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閉鎖されたゲレンデを登り出す。

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霧降スキー場はもともと1965年に開業した市民スキー場だが2004年に廃業し、夏に動かしていたリフトも2010年に撤去したらしい。
自分は20年くらい前に1度だけ、ゲレンデスキーに来たことがある。雪付きが悪くて、硬い斜面が滑りづらかった記憶がある。
でも、こんなローカルな雰囲気たっぷりなスキー場はとても魅力的だった…。

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ゲレンデを出る時には鹿避けのゲートをくぐる。

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今日は新雪があるが、風が抜ける稜線は雪付きが悪そうだ。

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標高を上げていくと、尾根が細くなってきた。

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根っこが露出した斜面になりスキーで登れなくなったので、1880mにスキーをデポして坪足で山頂を目指す。

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傾斜が急な壁はステップ切って登る。
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立派な鳥居があった赤薙山山頂。

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南面は切れ落ちている。1983m峰が墨絵のようだった。

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山頂をあとに稜線を下る。

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デポ地に戻り、少し下ったところから滑降開始。

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1800m付近はプチパウダーのオープンバーン。予想を超える快適な滑降でした。

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1600mまで滑ると下雪が軟雪モナカになって、板が沈んで悪雪滑降へ。

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さらに濃いブッシュ帯を抜けると…、

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霧降川源頭は、再び下雪が締まった
振り子状のプチパウダーでした。

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橋のたもとで県道に滑り込む。

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路肩に残った雪を拾ってキスゲ平まで滑って、The END。

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登る前には滑降の方はあまり期待していなかったが、どうして、十分過ぎるくらいに楽しめました。
上越の山と比べると小粒ですが、近くていい山を見つけた感じです。


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平標山(センノ沢)

2014-03-02 | 2013-14山スキー

山域山名:上越国境・平標山(新潟県)
期  日:2014年2月24日(月)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:火打峠970m(7:30)→ヤカイ沢1700m(9:30/9:45)→平標山1983m(10:40/11:00)→西ピーク(11:10/11:40)~センノ沢滑降~地王堂川橋(12:30)~二居(11:40)=火打峠
<天候:快晴>

夜は放射冷却で、三俣は-11℃まで冷えた。
国道事務所の積雪計を見ると、ほんの近い距離ではあるが積雪量の違いがよく分かる。苗場のある浅貝は三俣の半分、湯沢奥の芝原とは2mほども少ない。
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夜が明けたみつまた道の駅。遠くの山は東谷山。

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24時間入れる暖房付きスペースがあって、朝食は快適でした。
(もちろん車内で寝ました)


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別荘管理道の雪壁は例年より高い。

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凍った林道からヤカイ沢を登る。
正面の壁には昨日のシュプールがたくさん付けられていた。今日はバリバリのスーパーハードモナカなので、とても滑る気にはなれない。


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雪面には新雪10㎝、午後に雪雲がかかっていたのでその降雪だろう。
おかけで硬い雪面が隠れて登りやすかった。


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1700mで尾根に上がる。正面は苗場スキー場。

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左側には、ピークが3つある稲包山。昨日あの稜線を巡ったと思うと感慨深い。

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雪面が硬かったので、クトーを付けて稜線に登る。苗場山がまぶしい。

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あとはなだらかな稜線を登るだけ。

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平標山山頂。

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素晴らしい大パノラマでした。苗場山の奥には北アルプス後立山連峰。

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眼下の大斜面は西ゼン源頭斜面。

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谷川岳、朝日岳、尾瀬、平ヶ岳が屏風のようだ。

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仙ノ倉山への稜線。

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センノ沢へは西側にあるピークを超えなくてはならない。硬いバーンをシールで移動する。

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センノ沢は一ノ肩の向こう側。

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センノ沢の出だしは灌木帯のアイスバーン。

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思わず「ワオー!」と声を出してしまった。

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真っさらなオープンバーンにターンを刻む。


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北面なので極上パウダーでした。


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霧氷も素晴らしかった。


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霧氷のトンネルを縫うように滑る。

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センノ沢は苗場山を正面に滑る。

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沢底も極上パウダー。

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中ほどで昨日のシュプールがあった。松手山への稜線を目指したようだ。


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日白山へのトレースもあって、林道は雪が締まっていてよく滑った。
あっという間に除雪最終地点へ。


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二居バス停に着いたらすぐに、定刻どおりバスが来た。


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昨日の稲包山、今日の平標山センノ沢とも、充実した単独山スキーでした。


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おまけ。時間があったので帰りに山を眺めながら帰りました。

国道17号から見た、稲包山南面。官行からのアプローチでは、左の鉄塔尾根を登った。


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赤谷湖からの小出俣山(赤谷山)と俎嵓。


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