山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

妙高焼山(5/4影火打南面台地~焼山往復~高谷池・5/5笹ヶ峰へ下山)

2014-05-14 | 2013-14山スキー

行動記録:
5/4 影火打南面台地1840m(7:20)→惣兵落谷→嘉平治岳北方稜線2091m(8:20/8:50)~ヌルイ沢出合1550m(9:25/9:50)→胴技切戸2040m(11:10/11:35)→焼山2400m(12:30/13:10)~ヌルイ沢出合1550m(13:35/14:00)→嘉平治岳稜線2060m(15:50/16:10)~南面台地1850m(16:26/テント撤収/17:15)→高谷池ヒュッテ2100m(18:35)
<天候:晴れ後曇り>

夜中じゅう強風に叩かれ、立てたスキー板が飛ばされないか心配になるほどだったが、翌朝は見事に晴れ渡った。

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風が収まるを待って出発準備に入る。ポットラックだけ残して他のテントは撤収。

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今日は長丁場の一日だ。

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まずは昨日偵察したルートをたどる。
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惣兵落谷に下りる。雪面はガチガチのアイスバーン。P5040137_2


妙高をバックに嘉平治稜線に登る。

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天狗原山と金山が大きい。

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稜線から藪をかき分けて下りる。下降時にもクトーや有効だ。

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これから目指す焼山を正面に滑降開始。

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出だしはハードバーン、板をはじかれないよう滑る。

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地形図にも名前すらない沢だが、展望もあっていい斜面だ。

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1900m付近のノド。

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斜度もあって予想を超える好バーンだ。

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1800mから再び広いバーンへ。

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かっ飛ぶしかないでしょう。

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みんながカメラを向ける先には、

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ひと際高い焼山が大きい。

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1550mでヌルイ沢へ出合へ。地形図では滝があるが埋まっている。

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このヌルイ沢をつめていくと、影火打に突き上がる。

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焼山南面と広大な斜面が拡がる真川源流域。
2008GWには北面台地からこの斜面を回り込んで焼山一周をした。
http://kumatrek.jpn.org/mt_ski/08/myoko_yakeyama.htm

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背後から強い日差しをもろに受けて、暑さとも戦い。

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胴技切戸へ。いや~長かった。

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切戸から山頂までは40度越えの急斜面をアイゼンで登る。これもしんどかった。

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焼山の頂きへ。

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天狗原山と金山の奥に、小粒だが格好いい雨飾山。

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昼闇谷を囲む烏帽子、阿弥陀、鉢山、昼闇山と高松山。早川を挟んで鉾ヶ岳と日本海も見える。北面台地もまだまだ白い。

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いざ、滑降へ。

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ラインを見定めて、

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大斜面に飛び込む。

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妙高火打を正面に。

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登りルートよりスキーヤーズライト方向へ、

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雄叫びを上げながら、最高の1本だった。

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山スキー万歳!(^^)!


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広大な斜面がまだまだ続く。

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尾根上の方が縦溝が少なく快適だった。

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めい一杯楽しんだあとは、

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辛く長い登り返し。

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最後は30分も藪と格闘してヘロヘロ(@_@)
稜線から予約していた高谷池ヒュッテに到着が遅くなる旨の電話を念のため入れておいた。(ドコモは通じずauはOKだった)
ほぼ日没には着いたが、小屋に連絡ができなかったら厄介なことになったかも。

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嘉平治東面を再び滑ってテン場へ。

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テントを撤収して高谷池ヒュッテに向かう。

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台地から沢に下りたポイント。

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夕闇が迫るが、道のりはまだまだ遠い。

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天狗の庭を越えればあと少し。

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やっと高谷池ヒュッテへ、長い一日だった。
日没時間が迫っていたので、心配した小屋番が外で待っていてくれた。丁重にお礼を言う。


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GWの小屋は大賑わい。自炊パーティの方が多く、焼き肉やお好み焼きまで作っていた。小屋食はカレーとハヤシライス、それに越冬ビール(300円)でした。

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沢をつないで焼山へ、スキーならではのルートだった。
強風さえなければ影火打北面から焼山南面への周回を取りたかったが、次回の楽しみにとっておこう。

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5/5  高谷池ヒュッテ2100m(8:10)→黒沢岳2212m(8:50/9:00)~富士見平2000m(9:15)~黒沢橋1580m(9:35/9:55)~笹ヶ峰1300m(10:15)
<天候:雪、中腹は雨>

明け方は曇りだったが、5時頃から雪が降り出した。低気圧前面の雲だが、これから悪化していくので、今日は笹ヶ峰に下山のみ。
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視界も悪くなっていく。

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雪面が凍っていてトラバースは嫌らしいので、黒沢岳山頂から富士見平に滑り込む。

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十二曲りは通らず富士見平から芭蕉谷に滑り込む。

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山スキーで高谷池から夏道どおしに笹ヶ峰に下山したのは初めてだったが、この芭蕉谷斜面は思いのほか快適だった。

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黒沢の橋を渡ったあとは濃い樹林を流して笹ヶ峰へ。

めまぐるしく天候が変わり、強風もあったが、メインの焼山南面をトレースできたので、まずはよかった。
山スキーで久しぶりのテン泊も、雪山に浸かった気がして、冬山登山経験が少ないメンバーにもいいトレーニングなったはず。
北アルプスでは遭難が多発したので、今年のGW条件では妙高周辺がベストだったようだ。


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