山域山名:妙高山系・焼山(新潟県)
期 日:2014年5月3日(土)~5日(月)
参 加 者:みやぶー、ドクターQ、はしけん、Kino、くりペア、らがー
行動記録:
5/3 笹ヶ峰1300m(6:30)→鍋倉谷1350m(7:35/7:45)→<ルートミス>1680m(9:05/9:25)~鍋倉谷1430m→惣兵落谷出合1530m(10:15/10:35)→影火打南面台地1765m(11:20/11:55)→影火打南面台地1840m(12:10/テント設営/13:25)→惣兵落谷→嘉平治岳北方稜線2091m(14:10/14:30)~南面台地1840m(14:50)<テント泊>
<天候:晴れ、夕方曇り>
GW後半は妙高焼山へ。
今年は、笹ヶ峰から鍋倉谷をつめて、影火打南面台地にテント泊。
翌日に稜線南面の沢をつないで焼山往復して高谷池ヒュッテ泊。
翌々日には妙高本峰を滑ってフィナーレ、という計画。
林道除雪終点の黒沢橋先から出発。意外や他に車はなし。
下山用に1台を笹ヶ峰駐車場に置いてきたが、車は20台もなく、北アルプスの喧噪をよそにGWの妙高は静かでいい。
林道の雪は途切れ途切れで3~4回ほど脱ぐ。
林道から段丘上へは、雪が繋がっていそうな小沢を上がる。
緩やかな斜面から鍋倉谷を目指す。正面は老山(鎧山)。
ヒコサの滝を過ぎたあたりの鍋倉谷。
影火打南面台地に登るにはブリッジで対岸に渡らなければならない。
台地末端の急斜面を登らずに、そのまま沢をつめる。
ずいぶん登りやすいな?と(皆)思いながら、雪庇が出た稜線直下まで登る。(いい調子で登ってしまった…)
地形図が間違っているね???などと(馬鹿な)話しをしていたが、GPSで現在地を補足すると???よくよくちゃんと地形図と周りの地形を見てみると???一つ手前の違う谷に入ってしまった…ことが判明。(ショック)
となれば、登った沢を下りるしかない。テントと食料(+アルコール)の重荷を背負って、せっかく登った250mは再びリセット…こんな楽しくない滑りはほかになかった。。
再び鍋倉谷で。引きつり笑い(^^;)の表情??。
鍋倉谷を右岸側に渡るのは正面の出合。惣兵落谷の奥にはちゃんと影火打が見えている。
去年の4月にトレースしたばっかりなのに単純なミスm(_ _)m。
地形図はその都度しっかり確認しなくてはいけない…反省。
ブリッジを渡る。
台地末端の急斜面取り付き。標高差250mの鉄砲登り、これを登り切ると南面台地に出られる。
重荷と暑さでヘロヘロになりながら、何とかシールで登り上げる。
精神的にも苦しいリカバリーを終えて、とりあえず安堵の表情?皆、体力がある。
夕方から寒冷前線通過で崩れる予報なので、樹林が密集している場所を選んでテン場に決定する。
雪山テント泊ビギナーがいるので、細かくレクチャーしながら。
場所選びのポイントと、まずは整地作業から開始。
メインテントのFTポットラック。
張り終えて写真を一枚。他のペアソロ2張りはひと滑りしてから張ろう。
鉛色の雲もだいぶ増えてきてあまり時間はないが、明日の偵察も兼ねて嘉平治岳稜線を目指す。
惣兵落谷を登る。
斜面を登って嘉平治岳稜線へ。
稜線から真川側に落ちる谷を偵察。
出だしは藪を漕がなければならないが、すぐに雪がつながっているのでエントリーOK。ただしヌルイ沢出合の状況は不明だが、今年の状況からはまずは大丈夫だろう。
そうこうしているうちに、ガスが下りてきた。
眼下の台地上に見えるテントに向かってGo!
ザックが軽いと滑りも軽やか~。
宴会前に強風に備えてブロック作り。これが非常に役に立った。これをやってなかったら、夜中の暴風でテントがどうなっていたか。
お待ちかねの宴会タイム。雪のテーブルを作って乾杯~。
飲んでいると、天気も次第に回復。寒くて堪らなかったが、太陽の光は暖かい。
右が火打山、左が影火打。
夕照の高妻山。
北アルプスが美しい。
夜には稜線から吹き下りてくる猛烈な突風がテントをバタバタと叩いて、おまけに急激に気温も下がり、寒さの余りほとんど眠れなかった。
寝袋に入りながら、風を止むのを待つのみ。