5/4 蓮華温泉1470m(6:15)→兵馬ノ平1350m(6:35)→瀬戸川橋1160m(6:55/7:15)→ひょうたん池(7:50)→白高地沢1530m(8:30/8:45)→2070m(10:20/10:40)→朝日岳2418m(11:50/12:25)~正面ルンゼ~白高地沢1800m(12:50/13:20)~瀬戸川橋(13:50/14:10)→兵馬ノ平1350m(14:50/15:05)→蓮華温泉(15:50)
<天候:晴れ後曇り、午後小雨>
朝、窓から外を眺める。まずまずの天気だ。
長丁場の朝日岳を目指すほとんどのパーティは朝食抜きで出発したようだ。
でも小屋が朝食を定時の6時より早く用意してくれたので、6時15分には出発できた。
朝日岳は遙か遠いがガンバ~。
小尾根から蓮華温泉を振り返る。
朝は冷え込んだので、兵間ノ平までの滑降はカリカリバーン。
まぶしいほどの雪倉岳東面。
瀬戸川下降ポイントまでちょっとの登り。
硬く荒れたバーンを慎重に下る。
瀬戸川に架かる橋を渡る。
正面に赤男山東面。時間があったら、この斜面も狙いたかったが。
ひっそりとたたずむ、ひょうたん池。
白高地沢下降点。沢はほとんど埋まっていた。
昨年夏に架けられた立派な橋。
沢の中は緩やかな登りが続く。
後続パーティも続いて来た。
GWの白高地沢を登るのは4回目、何度訪れても美しい斜面だ。
いい沢だね~と話していると‥、
んんん~この足跡は???
熊の足跡でした。今朝のものだろうか?指もくっきりと残っている。
この先に流れが出ていたので、水を飲みに来たようだ。
朝日岳山頂も近づいてきた。
1750mから白高地沢を離れて、北西側のU地状斜面に入る。
2010年にトレースした雪倉岳北面は、好斜面のロングルートだった。
正面ルンゼがよく見える。エントリーは肩からか。
先行する2人も健脚だった。
どこまでも広い谷が朝日岳の特徴。
最後の登りも大斜面、雪面が硬くなったのでクトーで登った。
裏側から見る五輪山は格好いい。
ニセピークから山頂まで、強風の稜線を行く。
お疲れ様~山頂です。
朝日岳山頂にて。標識はエビの尻尾で凍り付いていた。
白馬岳稜線はガスが流れ、昨日と変わらない気流だった。
剣立山も雲のなか。
日本海手前に聳える初雪山。
登山教室「風の谷」を主宰する山田哲也ガイドのパーティと遭遇。今朝、白馬岳から縦走して日本海を目指すという。
山田ガイドから、「蓮華温泉から日帰りとはスキーの機動力はすごいね」と声をかけられました。
ほかにも同じくスキーで日本海を目指す関西蛍雪会の2人も。
屈強な山ヤ達に刺激を与えられました。
絶好のコンディションには程遠いが、いざ、正面ルンゼへ。
山頂直下はカリカリのアイスバーン。
超特大斜面は、次第に吸い込まれるように‥
落ちていく。
正面ルンゼの下降点へ。多量の降雪で地形図より広い。
斜度はMAX40°+。強風でパックされた新雪は難しかった。
写真では感じられないが、相当な急斜面だった。
眼下には文字どおりの白高地が拡がる。
白高地から正面ルンゼを見上げる。
YouTube: 20130504朝日岳正面ルンゼ滑降
難しい雪質だったので、安堵の表情です。
天候が悪くなってきたので赤男山は断念、瀬戸川を目指して白高地沢を滑る。
湿原には水芭蕉が咲き始めていた。
沢を離れて樹林帯へ。
橋を渡ったら標高差300m、最後の難関の登り返しが待っている。
ポツポツ雨が落ちてきた兵間ノ平を行く。
昨日滑った天狗の庭を見上げる。
鯉のぼりに迎えられるまでは、心を無にしての忍耐の登りだった。。
疲労感が漂ってます。
今年一番の美味しいビールでした。
GWの小屋は満員で、6人部屋には我々4人のほか、朝日岳を登るために瀬戸川にテントを張っていた2人パーティと同室。
明日は雪倉岳に登ると、翌日も朝食前に出発していった。
夕飯時には、千葉山の会パーティといっしょになり、リーダーのK池さんから「アルペンより、絶対にテレマークの方がいいよ!」とお話を伺いましたが‥自分、AZ、Kino三氏とも、すでにテレ板を持ってるが挫折してしまってます。。
明日は間違いなく好天日和、金山沢に期待です。