山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

至仏山

2013-05-01 | 2012-13山スキー

山域山名:尾瀬・至仏山(群馬県)
期  日:2013年4月28日(日)
参 加 者:みやぶー、かいちょー、とよちー、ふくせんぱい、らがー、こまっぴー、りんボー
行動記録:戸倉(6:40)=鳩待峠(7:10/9:35)→1770m(10:10/10:20)→オヤマ沢田代下1990m(11:10/11:45)→至仏山山頂(12:55/13:30)~山ノ鼻(14:00/14:20)→鳩待峠(15:30)

<天候:雪後晴れ>
3年連続でGW前半に至仏山へ、もはや恒例?となった感がある。
今年も‘お手軽’に豪快なムジナ沢滑降を楽しもうと鳩待峠に入ったが、これが大変なことに…。

戸倉三叉路と林道入口には「鳩待峠駐車場満車」の文字が掛けられたバリケードが“道路脇にそっと”置いてあったが、係員が止めて訳でなく、道路を塞いでいる訳でもなくで、ま~~駐められるんじゃない~と、戸倉から峠への林道を走る。

津奈木橋で新雪20㎝ほど、ヘヤピンを越えると完全な圧雪路面に。時々吹雪いて視界も悪く、除雪も入ってないのですれ違う場所も少なく、ゆっくりと走っていく。
が、峠駐車場まであと100mのところで進めなくなった。駐車場が満車で、しかも、スタックしている車が2台(なんとノーマルタイヤで上がってきていた!!)、完全に道路上でストップ…。
前も後も長蛇の車列…。すれ違える道路幅はなく、もはやどうにもならない状態…。(1時間ほどこのまま)

動けない車を人が押して広い道路脇に移動させて、山荘前のバス回転場所へ何とかたどりつく。

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駐車場係員のおじさんはもうパニックで、「戸倉に満車の表示があったはず。ここまで入れたけど、除雪が済んで、道路を塞いでいる車が掃けたら、みんな戸倉まで下りてもらう!!」と10台以上の車に告げていた…。他のドライバーもしょうがないな~の諦め顔…。

戸倉発のタクシー、バスから続々と登山者が降りてくる。200名以上はいたか?動けなくなった迷える子羊たちをよそに、彼らは続々と山に入っていく…。

30分くらいして、タクシーの運転手から「降りろー」の指示…。半分以上の車は素直に戸倉へ下っていく…。
が、このまま戸倉に降りたら、また峠まで戻ってくるのにまずは2時間はかかるので、ちょっとそれは勘弁。

今駐めている場所は、そんなにバスの回転に迷惑になっていないので、このまま居座ればいけるんじゃない??と…ぐだぐだしていると…、パニック状態を脱して光明が見えたおじさんから「このくらいはいいか~」と寛大な判断!!。(おじさん、ご迷惑をかけました)

ともあれ、無事に駐車料金2500円を払うことができた。
ちなみに車を戸倉に駐めると、駐車台1000円と峠往復運賃が一人1800円もかかる。

長々と山に登る前にこんな顛末があって、出発は9時半過ぎとなってしまった。
でも、午前は天候が悪いので、ちょうどいい時間調整になった。(OKです)

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それにしてもGWにこんなに雪が降るのはめずらしい。
新雪は70~80センチ、トレースを外れると脛まで潜った。

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尾瀬は冬に逆戻り。午後から天候が回復すると読んでいるが‥。

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ホワイトアウトのオヤマ沢田代。

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それでも天候は回復傾向で、時々は視界が効いた。

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小至仏山のトラバース。多くの人が取り付いていた。

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小至仏から至仏山稜線は煽られるような強風だった。
今年はボーダーが多い。

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やっと至仏山頂へ。

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登頂は5名。うち初登頂は2名。

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休んでいると急速に雲が上がってきた。

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眼下には矢木沢ダム。

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「お~見えた~!」と、歓声が聞こえた。
さっきまでの地吹雪から一転してこの景色が見えたら、そうでしょう。

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いざ、ムジナ沢へ。尾根上がカリカリアイスバーン。

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岩が露出した斜面下からムジナ沢へ入る。

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「ヤッホー!!」、パウダーで~す。

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尾瀬ヶ原と燧ヶ岳をバックに。

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このスケール感は、何度来ても素晴らしい。

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景鶴山(右)はまたリベンジしなければ。
奥の大白沢山には、平ヶ岳登頂のための「お気に入りのテン場」がある。

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いいね~、この景色。

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笑顔です。

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山ノ鼻へ。晴れると空が高い。

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ムジナ沢を見上げる。

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雪解けが早かった割には、意外と残雪が多い気がする。

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カラ沢と至仏山。このルートも変化があってよさそうなので、来年はこのラインか。

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峠から尾瀬ヶ原に流れ込む川上川。

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峠からの至仏山。

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ワル沢源頭斜面はたくさんのシュプール。

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朝はどうなることかと思ったが、終わってみれば、山頂を踏めてパウダーも滑れて、十分に楽しめました。


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