雨の月曜日、今日は「雨水」、島岡美延です。暖かいですが南風が強まるので傘をさすのも要注意。服装選びが毎日大変、昨日は梅を見に行ったけどコートを脱ぐ人が続出。
こちらは暖かい、を超えてアツすぎバトル。映画『犯罪都市 NO WAY OUT（23日公開）』をご紹介します。韓国の人気シリーズ第三弾、主演のマ・ドンソクは日本の舞台挨拶でも大人気。
ベトナムで凶悪犯一斉検挙から7年、怪物刑事マ・ソクトはソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査。背景には新しい合成麻薬と日本のヤクザが関わっているという情報をつかむ。一方、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、極悪非道なヤクザの解決屋リキ（青木崇高）は親分の指令で密かにソウルへ。さらに汚職刑事（イ・ジュニョク）も加わり、事件は三つ巴の激戦へ突入――！
青木崇高が日本刀を振り回す姿はド迫力、マ・ドンソクの熱望で國村隼がカメオ出演。
暖かくなる日曜日、島岡美延です。お出かけには春用のコートでよさそう。
世界で続く様々な戦争、紛争。映画『コヴェナント 約束の救出（23日公開）』をご紹介します。『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が初めて挑んだ壮大な社会派ヒューマンサスペンス。アフガニスタン人通訳のドキュメンタリーから着想を得て映画化。
2018年、米軍ジョン・キンリー曹長（ジェイク・ギレンホール）は現地通訳アーメッド（ダール・サリム）を雇う。通訳にはアメリカ移住ビザが約束されていた。部隊は爆弾工場を突き止めるも、大量の兵にキンリーとアーメッド以外は殺害される。アーメッドは瀕死のキンリーを運んで山中を100㌔進み、ついに米軍が救出。帰国したキンリーは、アーメッドがタリバンに追われ行方不明だと聞き、彼を救うため、自力でアフガニスタンへ戻る――。
2021年に米軍撤退。今も多くの現地通訳がタリバンから逃れ潜伏。戦争の虚しさ、ここにも。
ドキュメンタリー映画で見ていたナワリヌイ氏が獄中死、島岡美延です。プーチン大統領に徹底的に対抗して生き抜いてきた人。妻ユリア氏は大統領の責任を訴えており、世界はどう答える？
ニュースに登場する薬物、毒物。科学技術は人類の未来を明るくするために使って。かながわサイエンスパーク（KSP）にある神奈川県立川崎図書館へ。先月、ラジオ出演の図書館の方のご案内で貴重な資料の書庫まで見学、本当に楽しかった！
県立川崎図書館は、ものづくり技術を支える工学・産業技術・自然科学分野に特化した図書館。社史約2万冊というのも国内有数のコレクション。専門誌最新号がずらりと並ぶ光景は圧巻。特許に関する資料、海外文献も充実。
専門書は驚くほど高価、有名な科学誌「Nature」も1冊数万円。購入費、メンテナンス、図書館はどこも大変。県立川崎図書館では入門的な理工系図書購入のための寄付を受付中。若い世代にものづくりへの興味を持ってもらうって大事。
お金の管理がいい加減だった人たちが予算審議とは、島岡美延です。「派閥からの指示」といえば誰も責任ない？
こちらは弱小チームを叩き直すため「上から」きたコーチ。映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ（23日公開）』をご紹介します。2001年サッカーW杯オセアニア予選で米領サモア代表はオーストリア代表に0－31で敗れ、この世界最弱チームが2014年ブラジル大会予選で見事、初勝利。『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞受賞のタイカ・ワイティティ監督がこの実話を基に映画化。
南太平洋ののどかな島国のアマチュア集団を立て直すべく、米国サッカー連盟が派遣したのはトーマス・ロンゲン（マイケル・ファスベンダー）。選手、指導者として一流だったものの、トラブルを起こして連盟から追放寸前だったのだ。のんびり個性派チームVS暴走熱血コーチ、かみ合わない日々はあっという間にW杯予選を迎え――。
初めて公式戦出場を果たしたトランスウーマンの活躍も。
20度超え、春一番が吹く予報も、島岡美延です。雪や氷が売り物の観光地では暖冬が打撃に。2月にふさわしい気候、戻ってきて。
日差しの力が強くなってきましたが、今月の姿勢テーマ『体調を整えるために日光を浴びよう』を実践していますか？ 免疫力アップなどに必要なビタミンDを体内で作るには、屋外で肌に日光を浴びることが必要。寒い季節は出ている肌が少ないので、手袋を外したら手のひらで太陽を受けてみましょう。
シミやシワに紫外線が大敵と聞かされ続けた世代としては、どうしても日光を避けてしまいます。ただ、ビタミンD生成に必要な「太陽を浴びる時間」はわりと短時間。夏なら数分、冬は地域差が大きいものの、基本的に「肌への悪影響」が出るのはもっと長時間浴びた場合。骨も丈夫にしたいし、自分にとって優先すべきことを考えてみるといいかもしれません。
先日、ソーラー腕時計が止まってしまい、窓辺に置いたら復活（フル充電には1週間必要とか）。太陽のパワー、人にも機械にも大事。
バレンタインデーは気温上昇予報、島岡美延です。
太古の昔から、人は他人を思いやったり、競ったり。骨を見れば何でもわかってしまうよう。東京大学総合研究博物館の特別展示『骨が語る人の生と死 日本列島一万年の記録より』（～22日まで）に出かけました。
縄文時代は歯並びがいい！ 硬いものを噛んであごが発達したため。鎌倉時代は箸が普及して前歯を使うことが減って、反っ歯が増え、江戸時代は日本史上最も低身長で小顔化、歯並び悪化が目立つ時代。遺跡からか発掘された本物の「古人骨」がずらり並ぶ展示室、圧巻。縄文人のオオツタノハ貝輪を腕にはめた状態の遺骨、初めて見た・・・（普通は腕輪、耳輪など単独で展示）。
研究、分析を行う部屋をガラス張りにして通路から見えるようにしてあったり、所狭しと積み上げられた標本の箱など、あくまでここは学術研究の場。NHKの『ザ・バックヤード』を見て行きたかった博物館、入場無料。企画展示以外も通路脇はすべて展示ケース、三葉虫化石にも感動。
花粉症の人はすでに症状が、島岡美延です。2月は節分、バレンタインデー、そして雛祭りが近づくという、春の楽しみがいっぱい。ただ、気温の変化は大きいし、花粉は飛び始めるしで、体調管理が大変。
明日はバレンタインデー。昨日、ラジオで女性リスナーの方からチョコレートをいただき嬉しかったです。最近は身近な人にプレゼントをする機会になっていますね。携帯電話などもなかった時代のチョコレートと言えば「本命か義理か」、学校や職場などで「みんなに配る」・・・。制服の女性社員がまとめて買い出しにいくなどして、義理チョコを禁止する会社が出るほど。
「友チョコ」づくりは子どもたちより母親が大変な作業と聞いたことがあるけど、今は「自分へのご褒美チョコ」に最大の予算をかけたり。そもそも「告白の為のチョコ」なんて絶滅危惧種？
最近は「推しチョコ」というのも現れたとか。明日が終われば、ホワイトデー売り場に変わるのだろうけど、「お返し」を期待する文化は今も昔も変わらない！？
気温高めの振り替え休日、島岡美延です。交通不便な世界遺産など各地で、日本人より外国人観光客が圧倒的に多いのは、フトコロ事情のせい？
かつて日本には出稼ぎにきていた外国人女性が多かった――。映画『フィリピンパブ嬢の社会学（17日公開）』をご紹介します。重版のベストセラー（同書名）、中島弘象氏による実体験をもとに映画化。多文化共生って、全てはひとり対ひとり、から。
フィリピンパブが研究対象の大学院生・中島翔太（前田航基）は、パブで出会ったフィリピン人女性ミカに押されて付き合い始める。しかし彼女は偽装結婚をしていて、常に監視下に。月給6万円、休みは月2回、そんな過酷な条件でもたくましく働くミカ。ついに翔太は彼女の故郷に行き、両親とも会うことに。ミカを大切に思うも結婚までは、と躊躇する翔太。しかし、ある日、ミカに懇願され、雇い主のヤクザ（津田寛治）の元へ乗り込むことに・・・。
事実は小説より奇なり。中島さんの人生に驚き。
建国記念の日の日曜日、島岡美延です。祝日と日曜日が重なるって久しぶり。
30年以上前は休日も少なくて携帯電話もインターネットもなかったけど、人間にはもっと何かがあった？ 映画『テルマ＆ルイーズ４K（16日公開）』をご紹介します。1991年制作の傑作ロードムービーをリドリー・スコット監督自身の監修により4Kレストア。シスター・フッド映画の金字塔、女性の地位ってあれから変わったのか――。
平凡な主婦のテルマ（ジーナ・デイヴィス）は夫に言えずにウェイトレスのルイーズ（スーザン・サランドン）と週末のドライブ旅行へ。立ち寄った店の駐車場でテルマが男に襲われそうになり、助けに入ったルイーズは護身用の拳銃で男を射殺。逃げた二人は次々とトラブルに遭い、警察にも手配される。車でメキシコを目指し逃避行を続けるうち、自分らしい生き方に目覚めていく――。
逃亡中に出会う若者J.D.がブラッド・ピット、彼の出世作。
小澤征爾さん、とうとう・・・、島岡美延です。昨年9月のジョン・ウィリアムズの公演で巨匠に呼ばれて車椅子で登場したのが公に姿を現した最後だったよう。テレビでしか見たことなかった世界のオザワ、大きな財産を音楽界に残してくれました。
列車のダイヤ改正で「最後の運行」とか「閉店」となると、人はどっと押し寄せたりします。自然界ではもっと大変なことが起きている――。高橋瑞樹著『大絶滅は、また起きるのか？』（岩波ジュニア新書）を読みました。
大絶滅というと恐竜、のイメージしかなかったけど、実はいま「6度目の大絶滅」が進行中（！）だそう。毎日150種もの生き物が地球上から消えている、と国連が発表したのが2007年。その後、加速度的に生物は減り続けているのです。そして、これまで5回の大絶滅〈ビッグファイブ〉は、地球の地質学的な原因で起きていたのに、今の原因はたった一つ、人間。
ヒトも絶滅するって考えないとダメ。そこまできています。
