昨日の「暑さ」から冷たい雨へ、島岡美延です。2月に各地で夏日っておかしい。でも「おかしい」を放置してはだめ、特に人が作る仕組みでは。
昨日は老健の父の面会に。以前から知る職員は退職されており、その退職が良い理由であってほしい――、そう思ったのは、上野千鶴子・髙口光子著『「おひとりさまの老後」が危ない! 介護の転換期に立ち向かう』(集英社新書)を読んだから。
「在宅ひとり死」を提唱する上野氏と介護のベテラン・髙口氏との対談。髙口氏が「居室の監視カメラ導入」に異を唱えて、長年改革に取り組んだ職場をクビになった経緯などを上野氏が深堀り。
カメラを増やせば人員削減可能という国の方針に断固反対の二人。人口減少時代に向けてパイを取り合う施設経営者。コロナ禍の家族面会制限で汚くなる施設。
国会議員の皆さん、カメラで監視されたいですか? 自分は貯めたお金で「高級な施設」に入るから関係ない? 政治を変えないと、この国で100年生きる希望はないのでは。