男女の過去こそ、サスペンス

「決定的な証拠」は見られず、島岡美延です。
見出しが「涙の会見」となった小保方さん。
科学の真実は一体どこに？
「知りたくなかった話」を聞く・・・、それはサスペンスの始まり。
映画『ある過去の行方（19日公開）』をご紹介します。
前作『別離』で、第84回アカデミー賞外国語映画賞やベルリン映画祭金熊賞などに輝いたイランのアスガー・ファルハディ監督が、初めて舞台を外国に移し、さらに緻密な脚本を練り上げました。
パリ郊外。アーマドは離婚協議のため、4年ぶりに自宅に戻ってくる。
妻マリー＝アンヌ（ベレニス・ベジョ）には、既に新しい恋人サミールがいた。
それに不安を感じている娘が、アーマドに語った衝撃的な告白、それは思いもよらない真実。
スパイが登場したり、恐ろしい事件がなくても、最初から最後まで、緊張感に満ち溢れた展開。
第84回アカデミー賞作品賞『アーティスト』でスターになったベレニス・ベジョが、激しい女性を体現。
1人の女を巡る2人の男。
過去における真実って何？