風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

W杯大健闘

2010-06-20 11:59:07 | スポーツ・芸能好き
 昨晩のオランダ戦で、日本は善戦しましたが、0-1で惜敗しました。多くの日本人がテレビの前で釘付けになったことでしょう。14日のカメルーン戦の視聴率は、45%前後(関東地区のみ、ビデオリサーチ)だったそうですから、カメルーンに勝って俄然盛り上がった状況で、土曜の夜、しかもゴールデンタイムだった昨晩は、前回大会のオーストラリア戦(49%)を軽く越えたことでしょう。
 前半はオランダにほとんどボールをキープされ、見様によっては、引いて構えていたのが物足りなかった(オランダのファンに言わせれば見るに堪えないほど)とも言えますが、優勝候補を相手によく守り切ったと思います。後半、司令塔スナイダーに1点入れられたのは、豪快なシュートの凄まじさもさることながら、パネルが8枚になった公式球の不規則な動きも加わって、GK川島が言うようにボールをはじくポイントが30センチ手前でずれて、不本意だったでしょうし、不運でした。実際に、終盤にあと2点ほど得点されてもおかしくない際どいシーンがありましたが、守護神と呼ぶに相応しい働きぶりでした。
 攻撃面では、松井のドリブルが素晴らしく、攻撃の起点になり得ましたが、結局、この日はなかなか本田にまで繋がらず、本田の存在感を示せないほど、食い込めなかったのが、今の日本の実力なのでしょう。辛うじて大久保が遠巻きにシュートを繰り返しましたが、もう少しパスを回したら、と言うよりも、高いレベルの相手に対して、シュート出来る時にシュートした、ということだったのかも知れません。ロス・タイムで、闘莉王がゴール前に流し込んだパスを受けた岡崎がシュートを放ったところが最高の見せ場でしたが、惜しくもバーを越えてしまいました。力が入る場面だったとは思いますが、あの場面で右に転がしていたらと、残念。
 点差以上に実力差を見せつけられた試合でしたが、何はともあれ最小失点で戦い抜くことが出来たというのは素晴らしい。これで得失点差により、デンマーク戦を引き分けても決勝リーグ進出が決まります。来週木曜日深夜(金曜日早朝)も、体調を整えて、つい見入ってしまうのでしょうか。
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