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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

若者たちの関心はどこにあるの?

2016年05月05日 17時52分22秒 | Weblog

 桑名で行われたG7のジュニア・サミットで話し合われたことを読んで、これは大人の演出だと思った。気候・経済・人材育成・ジェンダーの4点が議題で、温暖化防止、労働力の国際移動による経済格差の解消、全ての子どもが教育を受けられること、女性の教育機会を向上させ男女格差をなくすとまとめ、安倍首相に手渡した。

 子どもたちの関心の中に、なぜ戦争を無くす項目がなかったのだろう。28人もの若者がいれば、そのうちの何人かは難民問題やテロや原発そして戦争について、話し合いたいと思ってもよさそうなのに、不思議な気がした。昨夜、NHKスペシャル「18歳からの質問状」を見たが、こちらも意外におとなしく話し合いが出来ていた。

 私が中学生の時、市内の中学校と高校の生徒会役員を集めて生徒会のあり方について話し合う会議があった。その時、高校の生徒会長が「生徒会の自主性とか、自治なんてきれいごとを言っても、所詮先生方の掌の上でしか認めないじゃーないですか」と発言し、騒然となった。以来、生徒会の交流は無くなった。

 NHKスペシャルでは、若者たちが各政党の国会議員に質問し、議員が答える形式で進められたが、「国会議員は何をしているのか見えない」ことに集中した。「国会中継を見ても、何を言っているのか分からない」という声もあった。「選挙で街頭演説をしているけれど、何も伝わって来ない」と若者は言う。投票についても、「上から目線で、しなさいと言っている」と指摘する。

 国会議員は国会では時間制限があるとか、活動については街頭演説の他にも印刷物を作って配布しているし、これはお金がかかると、説明していた。「1票の積み重ねが政治を変える」と投票の意義を説くが、「それで何が変わるの?」と若者の疑問は続く。「もっと勉強してほしい」と国会議員が言えば、「私たちも勉強する必要がある」とかなり素直だ。でも、じゃー大人は政治家が何をしていると理解しているのか、理解しているとして何が変わるのか、そんな疑問が湧いた。

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