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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

気が合う

2016年05月11日 18時01分33秒 | Weblog

 大和塾例会の後の雑談で、震災にどう対応するのかが話題になった。行政は阪神淡路大震災、東北大震災、今度の熊本大震災の経験から何をどうするかを検討し、そのマニュアルも作成している。行政が自治体全体のことを考えているのに対し、社会福祉協議会は災害弱者と言われる人たちに何が出来るのか、何をするのか、細かな具体的対策を行っているはずだ。

 ところがどこにどのような弱者がいるのか、把握はされているだろうがプライベートな問題があって、実際には公表されていない。誰がどこまで把握しているのか、本当に災害が起きた時、救助出来る体制がとれるのだろうか、そんなやり取りがあり、最後は「難しいね」で終わった。プライバシーは守られるべきだが、プライバシーだからと勝手に解釈してしまうことがあるような気がする。

 マンションで暮らしてみて、プライバシーが守られている半面で、ご近所付き合いが大切だと痛感する。付き合いが出来ていないところではトラブルになることもある。出来れば世間話が出来るくらいの関係が望ましいから、出会う人には「挨拶しましょう」とマンション自治会は呼びかけている。気の合う人合わない人がいるのは仕方ないが、口も利かずに見た目だけで決めつけてしまう人もいるから、やはり挨拶は大切なマナーだろう。

 気が合うといえば、私に高橋源一郎さんの本をプレゼントしてくれた友だちだが、次女の保育園の時の知り合いだから40年近くなる。考え方や感性が似ていることも続いている要因だろう。気が合うから夫婦になれるかと言うと、それはまた別というところが人の面白さであり難しいところ。夫婦は生活を共にしているから、よいところも嫌なところも全部ぶつかることになる。これが乗り越えられなければ分かれて暮らす選択になる。

 誕生日会と称して飲んで食べておしゃべりしている仲間も20年近くも続いている。海外旅行にも一緒に行った。気が合うだけでなく、気遣いがあるから続いているのだろうが、何よりもそこそこに違っていて、それぞれが「持ち場があること」のように思う。今度の日曜日はアメリカから帰国する「お姉さん」の歓迎会だったが、熊本地震で「お姉さん」は帰国できなくなった。それでも、「やっぱりやろう」と言う。

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