友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

去る者は追わず、来る者は拒まず

2012年04月15日 19時33分18秒 | Weblog

 昨日は結局、午後3時から「桜の宴」となった。参加者は大人男性8人、女性11人、子ども5人、合計24人。昨年よりも8人少ないが、これは仕事や町内会の行事などで出られない家族がいたことや、やはり年齢から「歩くのがつらい」とか、「健康上お酒が飲めない」という理由だった。たまには大勢で集まって、飲み食べて楽しもうというわけだから、去る者は追わず、来る者は拒まずである。川面の花いかだが美しかった。(写真)

 春の「桜の宴」、夏の屋台、秋のバス旅行、この3つの行事を続けるようになってもう何年になるのだろう。そろそろ止めようかという話は出るけれど、「やれるうちは続けよう」ということになってしまう。昨日も私たちの仲間の娘さんである30代の主婦が、買い物を手伝ってくれた。そんな風に主となる人が交代していくし、宴会をしていたら、たまたまマンションの知り合いが通っていくから、呼び止めてすっかり輪の中に引き込んでしまった。

 また、仲間の知り合いである韓国料理の店のママが、昨年から小学生の息子と一緒に参加してくれるようになった。いわば、手作りの国際交流である。彼女は手製のキムチを持参してくれたし、女同士の悩みはどこも同じなのか、女性軍も大いに盛り上がっていた。また、急に引き止めてしまった男性も最後まで付き合ってくれ、「いや、楽しかったです」と言ってくれた。酒が飲めないと心を開くことができないことは寂しいけれど、まあ、どんなきっかけであれ、人と人とが警戒心もなく話せることは嬉しい。

 今朝の新聞を見ると、枝野経済産業大臣が福井県庁で西川知事に、関西電力の大飯原発の再稼動への理解を求めた記事が1面トップに載っていた。先日も書いたけれど、枝野大臣は「原発の再稼動は現時点では私も反対」と、民社党の福島党首の質疑に答えていた。また、13日の委員会でも「できるだけ早く原発依存から脱却し、原発への依存をゼロにしたい」と発言している。その人が、「原発を今後とも重要な電源として活用していくことが必要」と述べている。

 理解を求められた西川知事は、「関西の膨大な電力消費を福井県は支えてきた。関西の消費者はそのことをわきまえて欲しい」と、大阪市の橋下市長や滋賀県の嘉田知事らが脱原発を主張していることに苦言を呈している。それは当然にも、大飯原発の地元である福井県は再稼動に賛成であることを意味している。原発の再稼動へ向けて、準備は整ったというわけだ。

 だからこそ、橋下さんが率いる「大阪維新の会」への期待は大きくなってしまう。民主党を支持して政権交代に希望を見出そうとした人々は、民主党が主張した政策、コンクリートから人へや、子ども手当てや、高速道路の無料化や、政治の透明性など、もっとたくさんのことに賛同した。全部できなくても1つでもいいと思っていた。しかし、全く逆だった。増税はする、原発は稼動する、予算は膨らみ国債は最大になる。民主党への期待は一気に消滅した。「維新の会」が「脱原発」を掲げれば、民主党を支持した人々の何割かは、「維新の会」を支持するだろう。

 「去る者は追わず、来る者は拒まず」でいいと思う。自分が何を政治で実現するのか、その原点に立ち返り、再出発する時だと思う。

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