友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

世代交代

2012年04月08日 19時37分37秒 | Weblog

 マンションの修繕についての説明会が昨日と今日、午前と午後の合計4回行われた。私は今日の午前中の部に参加したが、出席者は多かった。マンションは660世帯と多いから、4回に分けてやっても100%の参加は望めない。今回の修繕は給水管の取替えなので、各家に直接かかわるから、出席しなければと思ったようだ。説明の後、参加者からの質問の中で、なるほどなと思うことがあった。

 工事のために、普段は駐車場として使用しているが、他の駐車場へ移らなくてはならない人もいる。その手当てはできているとしても、「夏休みで子どもたちが戻ってくるが、来客用の駐車場は確保されているのか?」と言われた人がいた。私たちがこのマンションに入居して10年か20年頃までは、夏休みになると駐車場に止まっている車は数えるくらいしかなかった。ところが最近では、駐車してある車の方が多い。そればかりか、巣立っていった子どもたちが家族と一緒に里帰りしてくるために、来客用の駐車場が足りなくて、自治会で他に駐車場を借りている。

 私の友人たちもお盆で帰郷するよりも、子どもたちが戻ってくる方が多くなった。時代は大きく変わり、私たちは確実に年老いた。新聞を見ていたら、パソコンの検索機能の大手だったYAHOOが落ち目になっているという記事があった。日本の家電メーカーが市場から撤退を余儀なくされているとよく聞いたけれど、YAHOOのような大きなところも業績悪化で身売りする話まで出てきているとはビックリである。

 家電のように品を生産している企業なら、人はより新しい機種やより安い品に飛びつくから衰退もあるだろうが、IT関係ならアイディア合戦なのだから、YAHOOのようなシエアの大きなところは安泰であろうと思っていた。しかし、結論から言えば、アイディア勝負だからこそ資本の大小には関係ないようだ。私などはチンプンカンプンでも、コンピューター以上にコンピューター頭脳の持ち主がどんどん新しいアイディアを生み出していくのだろう。姪っ子の息子はふたりともIT関係の会社に入社しているけれど、話はまるで宇宙の中にいるようで、私はとても付いていけない。

 先日の葬儀の時、参列者は亡くなった人と同世代だから、ちょうど息子に社長の座を譲らなくてはならない時期にある。「もう少し頑張らないと、まだ息子では頼りない」と、多くの皆さんは言われるけれど、それは自分が引退したくないだけのことだと思う。心配しなくても、引退すれば息子らは好きなようにやっていくだろう。それでもし、あなたが創業した会社がつぶれたとしたら、息子に力がなかっただけのこと。いや、そんな風にしか育てられなかったのだから、諦める以外にないですねと話したりしていた。親の世代がどんなに頑張ったところで、自分の年齢のプラスマイナス15から20までが話が通じる世代で、それをオーバーしたら無理だろう。

 時代は流れているし、交代は必然的にやってくる。午後は少し暖かくなってきたので、岐阜の花フェスタ公園へ、桜を観に行って来た。ところが全く咲いていない。つぼみの桜を眺めてコーヒーを飲み、花屋でバラの苗木を2本買って帰って来た。

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