友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「真摯」はどこへ行ったのか

2012年04月13日 17時54分48秒 | Weblog

 今朝、朝日新聞の広告を見てビックリした。『Allen』というフリーペーパーの記事を以前に見たことがあったからだ。確かめてみたくて探した。『リビング』というフリーペーパーが7日に発行したものとウリ二つだった。『リビング』の見出しは「転勤ミセスのための名古屋案内」で、『Allen』は「転勤ミセス必見!名古屋の名所、知ってりゃーす」と違うが、中見出しと本文は全く一緒だ。使っている写真も同じ、レイアウトもほとんど変わらない。

 『リビング』の次のページを見ると、見出しは「名古屋三景」とあり、「他県の人を案内して喜ばれたスポットは?」というので、1位名古屋城、2位東山動植物園、3位名古屋港水族館が載せてある。『Allen』の方は、「王道中の王道、名古屋の3名所から旬な話題が届きました」とあるが、名古屋城、東山動植物園、名古屋港水族館は使っている写真も文章も全く同じである。『リビング』では3ページに「栄三景」が載っているが、『Allen』では2ページの下段に載せてあり、写真も本文も同じだ。

 『Allen』は編集・発行がアレン・プロジェクト、『リビング』は名古屋リビング新聞社である。情報元が同じだと思うけれど、レイアウトも本文も同じというのは恥ずかしい。『Allen』の方が先に、編集ができていたとしても、『リビング』の記事を見たら、どんなことをしてでも編集を変えるだろう。先に発行した方が有利なのは出版の世界なら当然のことだ。もし、知っていて発行しているなら、編集者は恥を知らない人だ。

 北朝鮮が今朝、ミサイルを発射したけれど、結果は失敗だった。北朝鮮の威信をかけたミサイル発射だっただけに、関係者の落胆は大きいだろう。中でも、発射の総責任者は「腹切り」をも覚悟しなくてはならないだろう。ロケットを飛ばすというのは、そんなに簡単なことではない。アメリカでもロシアでも日本でも、何度も失敗している。こんなことにお金をかけることを諦めた方がいいと指導者は思わないのだろうか。

 大飯原発の再稼動についての、政府の関係閣僚による会議がテレビで映されていたけれど、「安全性がおおよそ確保された」と言える厚かましさには驚く。良心というものがないのかとさえ思う。日本人は「恥」をどこへ忘れてきたのだろう。全く違う政党が、「消費税10%増税」では一致している。「だから一緒にやろう」と片方は言い、「お前は言っていなかった」と片方は言い返してケンカしている。

 「真摯」はどこへ行ったのか。「命を懸ける」とは「真摯である」ということではなかったのか。

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