友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

寒さに負けず「夜桜の宴」

2009年03月29日 19時46分19秒 | Weblog
 寒さでなかなか桜も咲きません。昨夜の「夜桜の宴」はまるで冷蔵庫の中だった。それでも不思議なもので、風がなくなれば寒さは気にならない。バーベキューの代わりに、湯豆腐と素うどんのアイディアはよかった。ビールはほとんど飲まれなかったが、熱燗と焼酎のお湯割りがよく出た。この寒さだから、きっと早めに終わることになるだろうと予想していたけれど、午後5時から始めて3時間半、午後8時半に「じゃあー、お開きにしようか」となった。これでも例年よりは2時間ほど早い。

 初めて参加した『NPOおたすけ』の仲間が、「感謝!感謝!皆さんによろしく。雰囲気の素晴らしさに感激しました」と早速メールをくださった。「おたすけ」の最長老はご夫婦ともにお酒が好きというので、「じゃあ、来ませんか」と誘ったのだけれど、喜んでいただけて本当にうれしい。私は彼の奥さんの隣にいたけれど、その奥さんが「主人は日本語ができないの。家ではほとんどしゃべらないのに、今日はあんなにおしゃべりで、よく笑うし、ビックリしています」とおっしゃる。するとすぐに横から「それはねー、どこのダンナも一緒ですよ。一言しゃべれば5つも6つも返ってきますし、ましてや言うことといえば、グチばかりで、おまけに最後には『みんなあんたが悪い』と言われたんじゃーね。誰がしゃべれますか。そうでしょう」と絡んでくる。

 そういう、馬鹿げた話の中にもほぉーなるほどと思うことがいくつかあるのが酒宴の会話かもしれない。いや、もう、実際は会話のひとつひとつを覚えておく必要はないし、気にすることもない。流して聞くのが一番よいと思うほどだ。8時半までに来られなかった若い仲間から電話が入った。「今、仕事終わったから、次の席には行くよ」と言う。そこで帰路の途中にある中華料理店に行くことにした。35人の中から7人が残り、店で飲んでいると、小さな会社だが実質的に社長職をこなしている42歳になる彼が仕事着のまま入ってきた。

 「こうしてみんなと飲むのは久しぶり」と言うので、さらにテンションが上がった。聞くと毎晩帰りは11時過ぎると言う。「あのな、そんな生活しているとそのうちに奥さんが蒸発してしまうぞ」と先輩が言う。「蒸発?そうなんですか?」「欲求不満が爆発寸前であることは間違いないな」「ホントに?」「当たり前だろう。ちゃんとかまってるのか?」「そりゃーないですけど」「だろう。亭主は自分が忙しいから相手のことまで気にしていられないということだが、女房にしてみればいつも一人ぼっちで寂しいわけよ。そうなるとどうなる」「どうなるんですか?」「たまにはちゃんと抱いてやれ、それが一番、それ以外にない。先輩からの忠告だ」。酒飲みは他人のことになると妙に的を射たことを言う。

 夏の行事や旅行の話や家族のことや、次から次へと話が飛んでいく。この店は一人当たり1千円と安い。飲んでしゃべって笑って、気分もいいところで、今日もおしまい。
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