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撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

メキシコといえばミュージアムが多い

2025年05月28日 | 国際交流員から

メキシコシティにあるソウマヤ美術館は、30世紀以上にわたるラテンアメリカ美術の重要な個人コレクションを展示しています。

(提供:mexicorutamagica.mx)

 

¿Vamos al museo?(「バモス アル ムセオ?」日本語:一緒にミュージアムに行かない?)

YESなら→ ¡Vamos! (「バモス!」日本語:行こう!)

NOなら→ Mejor otro día(「メホル オトロ ディア」日本語:別の日がいいと思う)

 ¡Hola! (スペイン語の挨拶)
 国籍:メキシコ(México)
 氏名:オーランド(Orlando Zamora)
 職業:国際交流員
 趣味:水泳、習字、登山、ファッション

数週間前、箕面の山々をぐるっと回っていた時に、標高499mに位置する「天上ヶ岳」という場所を見つけました。役行者(えんのぎょうじゃ)が入寂した所と伝えられており、石碑と役行者の銅像があります。正直なところ、ちょっと不思議な雰囲気を感じました。突然、近くの木に登って騒ぐ猿たちに囲まれていることに気づき数キロ歩き続け、なんとか箕面ビジターセンターにたどり着きました。そこから家までは楽勝でした。

天上ヶ岳・役行者像

こもれびの森の地獄谷を横切り、箕面駅に向かって下りながら、私がいるこの箕面の場所には歴史があり、自然や芸術について興味深いことがたくさんあり、それは博物館や美術館にも勝る魅力があると思います。箕面には郷土資料館だけでなく、箕面公園昆虫館や萱野三平記念館もあります。箕面の国際友好都市メキシコのクエルナバカ市ではこのようなミュージアムの関連した施設がいくつあると思いますか?なんと14ものミュージアムがあるのです。すごいでしょう。

メキシコの公的機関によるとメキシコ全土には1,250以上の博物館や美術館があります。誰もが訪れるべき博物館のひとつが、首都メキシコシティにあって非常に多くの展示室がある、「メキシコ国立人類学博物館」であることは間違いないです。博物館機能だけでなく、レクリエーションとエンターテイメントの場所でもあります。

 

人類学博物館に展示されているこの柱は、世界軸を表しています。(提供:holatulum.com)

メキシコのすべての遺跡や歴史的な場所自体が博物館であることは言うまでもないですが(日本のお城のように)、メキシコには他にも、芸術的・文化的価値の両面で特筆すべき博物館や美術館がたくさんあります。これらの場所は、メキシコの歴史、文化、芸術を学ぶ上で重要だと思います。

メキシコシティにあるベジャス・アルテス宮殿には多機能な建物であるため、さまざまなステージや芸術的なスペースがあります。(提供:cntraveler.com)

さて、このブログでは、クエルナバカ市にある代表的な4つの美術館、すなわち、1. シケイロスのワークショップ、2. ロバート ブレイディ博物館、3. モレロス州現代美術館、4. モレロス州民族博物館についてお話ししましょう。この4つの博物館・美術館を巡れば、クエルナバカ市の特徴を知ることができるのではないでしょうか。

 

1. La Tallera de Siqueiros(シケイロスのワークショップ)

メキシコで最も有名な画家の一人であるダビッド アルファロ シケイロス氏がこの建物を建てたのは、彼の言葉を借りれば、「数年前から抱いていたアイデアを現実にする、つまり、新しい絵画技法、素材、幾何学的側面、視点などをテストできる本物の壁画工房を作るため」でした。

メキシコの有名な壁画家ディエゴ リベラ氏と並んで、シケイロス氏も名高い壁画家でした。(提供:arquine.com)

 

2. Museo Robert Brady (ロバート ブレイディ博物館)

この美術館は、美術品コレクターのペギー グッゲンハイム氏の友人でメキシコ在住のアメリカ人美術品コレクター、ロバート ブレイディ氏が生前に収集した約1,300点の個人コレクションが展示されています。

この美術館のコレクションには、メキシコだけでなく世界中の作品も含まれています。(提供:expedia.co.uk)

 

3. Museo Morelense de Arte Contemporáneo  (モレロス州現代美術館)

この美術館は、9,000平方メートルを超える複合施設に配置された現代美術作品のコレクションを展示しています。展示スペース、近現代美術専門の図書館、オープン・フォーラム、コンサート施設もあります。

重要な現代美術家であるフアン ソリアーノ氏の作品が展示されています。(提供:jsa.com.mx)

 

4. Museo Regional de los Pueblos de Morelos (モレロス州民族博物館)

いわゆる「コルテス宮殿」の建設は1526年に始まり、現存するメキシコ最古の建築物のひとつとなりました。この建物は、スペイン統治時代以前のピラミッド跡に建てられました。現在は、モレロス州の民族の多様性を示す博物館となっています。

これら4つの美術館に共通しているのは、唯一無二の作品が展示されており、クエルナバカ市の伝統的要素や精巧さが評価されています。この街は、産業というよりも、自然、伝統工芸に特化した街という特徴があると思います。そのため、近隣の賑やかなメキシコシティの住民にとっては、一番の観光名所となっています。時には美術館や博物館に圧倒されることもありますが、このブログをきっかけにメキシコのミュージアムについて興味を持っていただけたなら幸いです。

モミジーヌも美術館に行きたいモミ~


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