こんにちは!ニュージーランド出身の国際交流員ズィアです。最近、少し涼しくなってきて良かったですね。
今回ブログ投稿ではニュージーランドの牧羊犬を紹介します。ニュージーランドではペットを飼っている家庭は非常に多いです。逆にペットを飼っていない家庭の方が珍しいかもしれません。色々なペットを飼いますが、猫と犬が一番多いです。しかし犬はペットだけではなく、仕事をします!
(上の写真を友達に送ってもらいましたが、実はオーストラリアの牧羊犬)
もうご存知だと思いますが、ニュージーランドは牧羊と酪農場がとても多いです。よく外国の人に言われるのは「ニュージーランドと言えば、羊ですね」ですが、やはり羊が多く、一人当たり約6匹弱がいます。なので牧羊犬は本当に欠かせないですよ!昔、牧羊犬の役割は主に群れの見張りでしたが、ニュージーランドでは捕食者がほぼいないので、捕食者から見張る必要がありません。牧羊犬の仕事は羊を追いかけたり、羊を探したり、羊などの群れを誘導したりします。
ニュージーランドで有名な種類はいくつかいますが、紹介するのはハンタウェイという種類です。ハンタウェイはかなり大きな犬で、体重は20キロ〜45キロぐらいです。ニュージーランドはとても広いので、遠く走らなければいけません。体力があり、頭がいい犬が必要です。このような大きな賢い犬を作るため、1900年代にたくさんの犬の種類が品種改良され、ハンタウェイを作りました。
ジャーマンシェパード、ボーダー・コリー、ラブラドールなど色々な犬の種類がハンタウェイに混ざっているので、見た目はそれぞれです。たいてい顔は茶色で体は黒ですが、白い胸とか足は珍しくありません。山にある牧場が大きく、車やバイクが行けない場所がたくさんあります。しかし犬は飼い主の命令に従い、どこでも行きます。山では飼い主の声だけで命令するのは静かすぎるので飼い主が指笛を吹きます。そしたら犬はどこに行っても聞こえます。
ハンタウェイはとても頭が良いので新しい命令などをすぐに覚えます。そしてハンタウェイの特徴は羊などを誘導する時、吠えることです。ハンタウェイが吠えると、羊は動き始めたり、進んでいる方向を変えたりします。これは珍しく、他の種類の牧羊犬は働いている時、吠えません。
1867年にニュージーランドの南島で世界初の牧場犬ハーディング競争が行われました。その後、英国と米国でも人気になりました。大抵飼い主一人は犬一匹に命令します。色々なチャレンジがあるようで、一般的なのは犬一匹が羊三匹を指定されている囲いに追い込みます。
全国に様々な牧羊犬の像があちらこちらにあります。有名なものの一つはテカポ湖(南島のマッケンジー盆地に位置)の善き羊飼いの教会の近くにあります。その地域へ牧羊犬の大切さを表すため、1968年に設置されました。日本でも有名な犬の像がありますね。
ニュージーランドの牧場に行ったら、ぜひ牧羊犬を見てくださいね!