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止々呂美でゆずの収穫が最盛期!“ゆず収穫・剪定サポーター隊“も大活躍!

2011年11月28日 | こんなことがありました!

箕面市北部の止々呂美地区で、ゆずの出荷が最盛期を迎え、生産農家は収穫に追われています。

大阪府内で唯一のゆずの出荷生産地である止々呂美地区では、約40件の農家が出荷用にゆずを栽培しており、11月下旬頃から12月中旬頃にかけて収穫が行われます。ゆずの収穫量は2年周期で波があり、今年は生り年にあたるため、全体で昨年の2倍にあたる約6トンの収穫を見込んでいます。


(出来の良い大粒のゆずを収穫する、止々呂美ゆず生産者協議会副会長の中上忠彦さん)

ゆずは木の幹にトゲがあり、実がトゲに触れると茶色く変色し、商品の価値を下げてしまいます。
また昔から、『桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年』と言われるほど、実が採れるまで年数がかかります。
そのため、通常は5年ほどで結実される接木栽培が主流ですが、止々呂美のゆずは種からじっくり育てる実生栽培。実が大きくて香りが良く、日持ちするのが特徴です。

収穫されたゆずは、JA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センターで主に予約販売されます。家庭では料理に使われるほか、形の良いものは料亭などで使われるということです。また、商工会議所や滝道のお店などでゆずのポン酢やマーマレードとして加工販売されます。


(出荷されるゆずたち)

昨年に引き続き、人手不足により収穫や手入れが十分に行き届かないゆず農家を応援する“ゆず収穫・剪定サポーター隊”が、11月28日(月曜日)に結成されました。

28日(月曜日)、ゆず農家の久保田さん宅に、サポーター隊のメンバーのうち4人が参加して、ゆずの収穫や切り取った枝の片付け作業などを手伝いました。


(剪定した枝からゆずを収穫するサポーターの皆さん)

収穫を手伝った炭川良昭さんは、「以前から地域活動のボランティアで芋掘りなどを手伝っていました。剪定作業も普段するのですが、実生栽培のゆずの剪定について勉強したかったことと、ゆずに興味があったので参加しました」と話しました。

(実際に収穫作業をするサポーターの炭川さん)

止々呂美ゆず生産者協議会会長の尾上喜治さんは、「剪定作業は1年後2年後の出来のよさに大きく関係してくるのですが、人手が足らずなかなか手が回りません。忙しい中、こうして手伝っていただけると、とても助かります」と喜んでいました。

農とみどり政策課の野澤課長は、「農家の高齢化が進んでいますが、こうした活動を通じて、行政と生産者だけでなく、ボランティアのかたを巻き込んで、地域が一体となって特産物を守っていく流れを作っていければと思います」と話しました。

【販売に関する問い合わせ】
JA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センター
電話:072-739-0193(転送先・萱野支店)

 

<とうとうゆずの季節がきたね!ゆずのいい香りで癒されるモミ

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