1月17日土曜日、箕面市では全市で一斉に総合防災訓練を実施しました。市では、阪神・淡路大震災が起きた1月17日に大規模地震の発生を想定した全市一斉総合防災訓練を毎年実施することとしており、今年は3回目の実施となりました。
今回の訓練では、午前9時に箕面市内に大地震が発生した想定で、防災訓練を開始しました。
市では、災害対策本部を立ち上げ、地震発生直後を想定したシミュレーション訓練を行いました。
また訓練の一環として、災害発生時に、防災協定を締結している自治体やインフラ事業者など関係機関に、実際に電話をかける情報伝達訓練を行いました。
今回の訓練は土曜日ということもあり、たくさんの市民が訓練に参加し、大地震発生想定の9時直後、自治会、マンション管理組合では黄色いハンカチを使った住民の安否確認の訓練が行われました。
小学校区単位で組織されている地区防災委員会では、避難所を開設し、自治会からの安否情報の報告を受ける訓練、防災講演会、そのほかにも家族みんなで参加できるように検討された防災に関するゲームやスタンプラリー、非常食の試食などさまざまな訓練を行いました。
自治会、マンション管理組合からの安否情報の報告を受ける訓練
非常食の試食
豊川北小学校での防災講演会
豊川北小学校での防災倉庫にある発電機の操作訓練
マンホールトイレの設置
豊川南小学校での消防団のポンプ車による放水訓練
豊川南小学校での防災講演会
また、13時半からは、自衛隊の協力を得て、全市一斉総合防災訓練では初めてのトリアージ訓練を総合保健福祉センターにて実施しました。
トリアージとは、大規模災害などで傷病者が発生し、医師や看護師の数や薬などが不足している場合、ひとりでも多くの命が救えるよう、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分け、治療と搬送の優先度を決定して選別を行うことです。
会場では、箕面市立病院と医師会からのトリアージの必要性の説明、自衛隊からの災害現場での活動経験の話のあと、大災害時の現場を想定し、自衛隊によるトリアージ判定が行われました。
大災害時の現場を想定したトリアージ判定
負傷者が多数発生したときには、救護、搬送、治療の優先順位を決定するためにトリアージ判定を行います。
救命の可能性が限りなく低い人よりも、救命の可能性が高い順に、救護、搬送、治療の優先順位を決定します。
混乱する災害現場で迅速かつ適切に治療、搬送するために、トリアージによって判定された負傷者は、トリアージタッグの色ごとに分けた待機場所に集められます。
トリアージ判定の解説が行われ、現場では過酷な判断をせざるを得ないこともあることを話して頂きました。
たくさんのかたにご参加いただき、ありがとうございました。
<来年は日曜日です!全市一斉総合防災訓練参加にご参加ください!