6月18日(火曜日)、箕面市農業公社が借り受けた畑(箕面市粟生間谷東2丁目 1,000㎡)で、農業公社によりサツマイモによる遊休農地の再生が行われています。
(農業指導してくれている仲辻さん(左:地区農業委員)と農業公社の山本さん)
(荒地が、サツマイモ畑として再生された様子)
箕面市では、農業従事者の高齢化や後継者不足による農地の遊休化を食い止めるとともに、市内農家の生産物を漏らさず販売・消費するように学校給食でも地場産を活用する仕組みを構築するため、4月1日に市の行政組織として、準備組織「箕面市農業公社」を設立しました。
農業公社は、耕作の担い手がいない農地を荒れさせず、自ら受け皿となり借受けて耕作します。農業公社が、府緊急雇用創出基金事業により就農を希望する者5名を採用して、地区農業委員の指導のもと農業機械の使い方や栽培ノウハウ学びながら、田畑を耕作していきます。
(向こうに見えるのは、人と自然の調和をコンセプトに建設が進む「彩都(国際文化公園都市)」。
(サツマイモ再生畑の隣りにある不耕作地。こちらも、耕運機で開墾していってます。耕運機は農家さんから使用しなくなったものを譲っていただきました。)
箕面市農業公社では、9月から全中学校で学校給食が始まるにあたり、箕面で栽培された野菜を学校給食に使用する地産地消システムも作り上げます。農家の生産物を給食食材として買い取り、箕面で野菜を作れば必ず売れるという販路を整えます。
また、農業公社では、農業従事者の高齢化や後継者不足などにより耕作ができない農地(遊休農地)をあずかり、農地では、市内中学校の学校給食用に旬の食材を生産し“活きた農地”として再生・活用していきます。
今回、サツマイモの植え付けが行われた畑は、農業後継者がいなかったため10年以上作付が行われていなかった遊休地でした。農業公社が、地区の農業委員さんにご指導、ご協力をもらい、畑として再生しました。
この土地の所有者さんは、「耕作できなくて困っていた。遊ばせていた農地が、地域の学校給食のために活かされてうれしいです。箕面の子どもたちにいっぱい食べてもらいたいです。」と笑顔で話しました。
【問い合わせ】
箕面市 農業委員会事務局 農業公社 農業振興課
〒562-0003 箕面市西小路4-6-1
TEL:072-724-6764
FAX:072-722-2466
<畑もきれいになって、よろこんでるよ!