撮れたて箕面ブログ

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民間企業から派遣されていた職員のメッセージ

2020年07月02日 | 民間から学ぶ

箕面市では、民間企業であるダイキン工業株式会社と人事交流を実施しています。今回は、ダイキン工業株式会社から箕面市に派遣されていた神野さんからのメッセージをご紹介します。それでは、神野さんどうぞ!

 

撮れたて箕面ブログをご覧の皆様こんにちは。

地域創造部 箕面営業室の神野です。

 

私は、平成30年の7月から2年間、ダイキン工業株式会社から箕面市役所に出向し、この6月末で出向期間を終えました。箕面市役所で学んだこと、感じたことなどを書き残したいと思います。

 

・自己紹介

名前は、神野亮(かみのあきら)と申します。年齢は52歳。大阪生まれの大阪育ちです。

 

ダイキン工業には平成4年に入社し、好評を頂いている換気ができるルームエアコン「うるさらX」の前身である「うるるとさらら」の開発や大型ビルなどに省エネで快適な環境をお届けする「全熱交換器ユニット ベンティエール」や調湿も可能となった「水配管レス調湿外気処理機DESICA(デシカ)」の開発に携わりました。入社当初から製品の核となる材料技術を使ったデバイスの研究開発を行っていました。その後、ダイキンが誇るグローバル研究開発拠点であるテクノロジー・イノベーションセンター(TIC)に移籍しました。

そこでは、国の研究機関である「国立研究開発法人新エネルギー・産業総合開発機構(NEDO)」の研究テーマや国内外の大学等との産学協同研究テーマの業務支援を行っていました。

○ダイキン工業 テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)

 

・箕面市役所で経験したこと

この2年間で携わった仕事は、「箕面に住む?」リーフレットやHPを活用した移住定住促進、民間企業との連携、ゆるキャラ®グランプリの参画、箕面プレミアムゆずマーマレードの生産販売など、過去の技術者人生からは考えられないような業務ばかりでした。戸惑いの毎日が続きましたが、今ではさまざまなたくさんの経験をさせていただき、とても良かったと思っています。

 

こちらの写真は、2019年のゆるキャラ®グランプリの決戦大会に参加した時の写真です。10年連続出場してきた中で、過去最高の全国4位に輝きました。これはみなさんのご協力の賜物と感謝しています。11月の長野県での開催で少し寒そうですが、実はかなり緊張していました。

また、ゆるキャラ®グランプリの開催は今年が最後となります。是非、滝ノ道ゆずるが全国1位になるよう、一丸となっての毎日の投票をお願いします。投票は7月1日(水曜日)から始まっています。

○ゆるキャラ®グランプリ表彰台にて

 

こちらの写真は、平成29年10月の台風被害で一部区間が通行止めとなっていましたが、平成30年11月1日の復旧を記念して行われた「箕面滝道復活祭」のライトアップされた滝です。綺麗すぎて、過去にない感動を味わえました。

 

○平成30年11月3日「箕面滝道復活祭」の滝のライトアップにて

 

こちらの写真は毎年、グランフロント大阪のダイキンフーハ大阪で行われるダイキン工業とのコラボイベントの様子です。たくさんのお子さんに囲まれて、ぴちょん君と滝ノ道ゆずるはとてもうれしそうでした。

 

・箕面市役所で学び感じたこと

市役所での業務を通じて、多くのことを考えさせられました。箕面市役所で働く方々は、常態的に飛び込みの急ぎの仕事が入ってきたり、たくさんのルーチン業務がありますが、綿密な計画を立て、スピーディーにこなしていました。また、少人数のメンバーで協力して仕事を進めていく各自の意識は、見習うべきものだと感じました。

さらに、このような状況においても、市民からの窓口や電話での様々な問い合わせに対して、本当に丁寧に対応している姿を見ていると、市民ファーストの精神を身をもって実行していることに感銘を受け、自分ではあまり意識したことがないため、大変勉強になりました。自分でも相手は何を求めているのかを常に考え、行動していきたいと思いました。

 

・市役所と民間企業

最後に、市役所と民間企業との違いを、両方を経験した私なりに感じたことを書きたいと思います。

まず、市役所の活動経費は市民の税金が主であるため、当たり前ではありますが、市役所の業務は市民のためのものだと認識しています。毎年発表される「施政及び予算編成方針」が1年間の業務の方針であり指針になります。その中には民間企業では経験できない市民の安全安心を守る重要な仕事があります。災害が起こったときや、何か問題が起こったときは、昼夜を問わず、避難所などの対応をしなくてはなりません。私が着任する直前の2018年6月には、最大震度6弱の大阪北部地震が発生しました。箕面市でも大きな被害を受けました。また、2018年9月に大型の台風21号が近畿地方を直撃し、箕面大滝につながる滝道周辺の山林では、倒木や崖崩れが発生しました。滝道は通行止めとなり、観光事業はとても大きな打撃となりました。翌年の2019年10月にも大型の台風19号が直撃しました。職員のみなさんは、避難所の開設・管理・運営だけでなく、被害状況の確認のための見回りも行っていました。危険と隣り合わせの業務でありますが、一丸となって市民の安全を守る姿には、使命感の強さが伝わってきました。

 

この2年間、民間企業からの出向者として期待された成果を残せたかどうか疑問は残りますが、今までにない様々な経験をすることができ、自分自身としては成長できたと思います。箕面市役所の皆さんには、助けられてばかりの2年間でした。本当にありがとうございました。

 

<神野さん、2年間お疲れ様でした!ダイキン工業株式会社に帰られても、箕面市へ観光などにいらしてください!

 


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