2月7日(火曜日)、平成28年度 大阪府立箕面東高等学校 後期デュアル発表会がありました。
(左:箕面東高校の森江さん。右:農業公社職員の長谷川さん)
デュアルシステムは2年生の希望者が職場体験を行い、学校のサポートと受入企業の応援を受けながら、いろんな仕事を実際に体験し、“自分にあった道・仕事・夢”をゆっくりと探していける箕面東高校独自のシステムです。
発表会では2年生8名の皆さんが、それぞれ学ばれた事業所での職場体験を話されました。
箕面市農業公社で職場体験された森江 司さんもパワーポイントを使って、農業や学校給食への出荷、そして、職場仲間との体験を発表されました。
みなさん、凜々しい姿でプレゼンテーション力も素晴らしかったです。
森江さんの発表では、
「農業公社で、玉ねぎ苗を1日5000株植えたときには、手に玉ねぎの匂いが染みついてバイト先で困った。」
「”野菜の気持ち”と言われると何を想像されますか?
実は、DVDのタイトルです。公社の皆さんと昼休みに観ました。
最初は何のビデオかと思っていたら、”にんじん洗浄機の紹介”でした。
みんなで笑い合った。楽しい職場でした。」
「仕事中も常に気を配っていただき、優しい先輩に囲まれていました。
農業と先輩が楽しかったので、睡魔にも襲われることは一度も無かったです。」
など、楽しそうに発表されていました。
今後の進路については、
「職場体験を通じて、自分には自然と触れ合う、農業のような分野の仕事が合っていると感じた。デュアルでの経験を生かして仕事に就きたい。ありがとうございました。」と抱負を話されていました。
約10分ほどの発表を何も原稿などを見ずに堂々と話されている姿が印象的でした!
箕面市農業公社では、3年前から箕面東高校のデュアルシステムを通じて実習生を受け入れています。
後期インターンとして、1月末までの半年間、毎週火曜日に来られた森江 司さんの職業体験の様子を紹介します。
森江さんは、住まいが吹田市江坂。田畑はない市街化区域です。
「いろんな仕事があるけど、農業の職業体験に興味があったので選びました。」と森江さん。
公社の長谷川さんら先輩から教わる度に「はい、分かりました。ありがとうございます。」と礼儀も正しい高校生。
「おはようございます!今日もよろしくお願いします。」と元気に出社され、仕事が楽しそうでした。
(1月、粟生間谷東地区の農業公社農園で、キャベツの収穫です)
一面のキャベツ畑です。みんなで作業を分担しています。森江さんもチームの一員です。
(里芋の試し堀りです)
森江さん 「長谷川さん、1月ですよ。里芋を掘るのに、何で素手なんですか?」
長谷川さん「事務所に軍手忘れてん。」
森江さん・長谷川さん「はあ。アハハ~(笑)」
森江さんの笑顔をみていると、
社会人として必要な良好な人間関係を築く能力や大人とのコミュニケーション能力など、農業公社に来られて身につけてくれたなあ・・・と感じます。
どんな仕事にもまじめに取り組み、ていねいにこなしてくださった森江さん。
自分の興味のあること、やりたいことを臆することなく進んで、将来につなげていってほしいと思います。
<また気軽に箕面市農業公社に遊びに来てくださいね。これから森江さんのことを応援しています!!