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撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

民間企業派遣職員からのメッセージ第3弾(阪急電鉄から)

2014年03月25日 | 民間から学ぶ

民間企業へ派遣中の若手職員からのメッセージをお届けしています。
最終回の今回は、昨年から阪急電鉄株式会社に研修派遣されている久保田さんです。

 

みなさん。こんにちは。
阪急電鉄へ派遣中の久保田です。

2度目の登場となりました。(第1弾はこちらです。)
当初は1年の予定でしたが期間延長となり、今年度も阪急電鉄で様々な業務に取り組むことができました。
それではこの1年で私が携わった業務をご紹介します。

【祝!新駅開業】
2013年12月21日、阪急電鉄87番目の駅として、
京都線に西山天王山駅が開業しました!
 

西山天王山駅は、高速道路とつながっている『新しいカタチ』の駅です。
パーク&ライド駐車場も整備されており、自動車から電車へ乗継ぐことにより、これまで以上にスムーズな移動が実現します。
さらに、この駅の真上には高速道路(京都縦貫自動車道)が走っており、駅と高速バス停がエレベーターで直結しています。高速バスに乗って日本各地へ一(ひと)っ飛(と)び。
遠方へのお出かけにも便利な駅です。行楽などにぜひご利用ください。

さあ、そんな便利な西山天王山駅。
私は駅の魅力をお伝えするための、プロモーションに携わることができました。

中でも見ていただきたいのは、こちら!
 

ラッピング電車「西山天王山駅開業記念号」です。
駅の開業をPRするシンボルビジュアルを車体に装飾し、長い沿線を「走る広告塔」として2014年5月末まで運行しています。
また、この電車の中も特別仕様になっていて、ポスターや車内放映動画も西山天王山駅をPRする内容に統一しており、この電車に乗れば「西山天王山のすべてがわかる!?」ようになっています。

駅の開業前日、寒風吹きすさぶ阪急正雀工場で行われたラッピング作業・・・。
作業に立ち会いましたが、非常に寒かったです・・・
 


【開業関連イベント】
西山天王山駅の開業記念イベントとして、第4回ええはがきコンテストを開催しました。
阪急電鉄の開業100周年記念事業として始まったこの企画ですが、多くの方に支えられ、毎年恒例の人気イベントになりました。
有名な観光地ではないけれど、隠れた名所や地元の人しか知らない景色、まちを愛する人たちが織りなす風景など、『語り継いでいきたい地域の魅力を発掘しよう』というコンセプトの企画です。
みなさんもぜひそんな風景を探してみてください。


【ほかにこんなことも】
昨年のブログで「なぜ載せなかったんだ!」と多数のご意見を頂戴したのが、
“マナーアップ戦隊マナブンジャー”のショーです。

マナブンジャーショーは、毎年春と秋に阪急正雀工場で行われている阪急レールウェイフェスティバルで観ることができます。
小さいお子さん向けのショーで、「放置自転車はやめよう」や「環境にやさしい乗り物を使おう」といったテーマで、子どもたちにマナー啓発・環境啓発を行っています。

そして、このマナブンジャーショーは、なんと社員が演じているんです。
業務時間外に練習を重ね、当日はこんな感じで、大観衆の前で演じます。
 

そして何を隠そう、この時のマナブンジャーを演じているのは私です。
 

おなか周りが大きく見えるのは、背景の紅白幕の赤色と衣装の赤が重なってしまっているからです。(そのはずです)

体型はさておき、こういった形でも啓発することで、より良い環境づくりを行っています。


【終わりに】
最初に説明した西山天王山駅もそうですし、前回のブログで紹介した観光あるき、ええはがきコンテスト、その他各施設、etc・・・・。阪急電鉄は良いモノや楽しいコトを本当にたくさん作り出しています。
しかしながら、それらの魅力や特長をお客様にお伝えするのは非常に難しく、頭を悩ませる部分でもあります。いわゆる「プロモーション」と呼ばれる部分です。

今、阪急電鉄では様々な取り組みを広く知っていただくため、「阪急未来線」と題し、HPなどでPRしています。ここでは、各事業の魅力を分かりやすくお伝えしているほか、担当者の生の声を通じて情報を発信しています。
私もどこかに登場していますので探してみてください。


派遣期間中、いろいろなプロモーションに関わる中で、その重要さを改めて実感しました。どれだけ良いものを作っても、使っていただけなければ意味がありません。そして実際に使っていただくには、まずは知っていただかなければなりません。

それは民間会社に限らず、行政でも同じことです。どれだけ良い制度、素晴らしい施設があったとしても、認知されていないのであれば、「無いのと同じ」になってしまいます。
箕面市の良い部分をもっと多くの皆さんに知っていただけるよう、そして阪急電鉄で経験したことを、箕面市に少しでも還元できるよう、これからの業務に励んでいきたいと思います。
 


(都市交通計画部・企画推進チームの皆さんと)

 

<民間企業に派遣されているみなさん、ありがとうございました!市役所に戻ってからも頑張ってね!


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民間企業派遣職員からのメッセージ第2弾(関西電力から)

2014年03月12日 | 民間から学ぶ

現在、民間企業に派遣している若手職員からのメッセージをお届けしています。
第2弾は、関西電力株式会社に研修派遣されている浜本さんです。

 

はじめまして、関西電力の浜本です。
私は昨年の4月から1年間、北摂営業所で営業の仕事をしています。これまでは高齢福祉課に3年、中央生涯学習センターに3年いて、このたび初めて民間企業で働くことになりました。

振り返ってみると、この1年間で経験したことはとても勉強になり、「行ってよかった!」と心から思っています。そんな熱い思いもあるのですが、特定のお客さまの話はできないので、ここでは私が仕事で感じたことを中心にお話したいと思います。

 

1.箕面市職員だということを忘れて
私が所属している「エネルギー営業」では、電気使用量の多い法人のお客さまに対して、1対1の営業活動をしています。
私は病院・福祉施設チームとして約20件のお客さまを担当しており、身分は先方への印象を考慮して、派遣職員だと言わずに活動しています。
そのため、自分はお客さまの目に社員として映っているということを常に意識してきました。
 


<社内広報誌に自己紹介記事を掲載していただきました>

営業活動では、主に次の3つの活動をしています。
(1)光熱費を削減する方法など、お客さまに効率的な電気の使い方を提案する。
(2)新設や設備更新などの機会に、お客さまにとって最適な設備を提案する。
(3)お客さまの設備が効率よく運用できているかアフターフォローを行う。

これを見て、「あれ?光熱費の削減って、電力会社の売り上げを下げる活動じゃないの?」と思われたかたがいるかもしれません。
そのとおりです。(1)の活動だけでは関西電力の売り上げは減っていきます。
しかし、これは「お客さまに喜んでもらう」ことを目的としているもので、活動を通じて、より密な信頼関係を築くためのステップとなるものです。
提案する内容は、一般的に言われるような照明の間引きや空調の設定温度を抑えること以外に、設備の使い方に問題がないか探って見つかることもあるのです。

 

2.「関電さん」から「浜本さん」へ
例えば、介護施設の居室には家庭用のエアコンが付いており、夏はそれを使っていると思いがちですが、実際に聞いてみると、入所者はクーラーの風が身体に当たるのを嫌うため使っていないとわかりました。その分、廊下から冷気を取り入れるため、共用部分の大きい空調機を動かしていたことで、効率の低い運用をされていたという事例がありました。

このようにお客さまは事業の運営に合わせて、設備を使っておられます。また、その使い方が電気料金にどのような影響をもたらしているかまで意識しておられないのが通例です。だからこそ、私たち営業パーソンがお客さまの目になり代わって、見えなかったニーズを発掘しなければいけないと実感しました。

そして、今の運用に合った設備の提案をした際にはお客さまのニーズを整理し、それらを解消できるシステムかどうか丁寧にコンサルするよう心がけながら提案書を作成しました。

その結果、お客さまにはとても喜んでいただき、手ごたえを感じることができました。さらに嬉しかったことは、今まで「関電さん」と呼ばれていたのが「浜本さん」と呼んでいただけるようになったことです。

1年という短い期間で、お客さまから「信頼できる相談相手」と認識していただくのは簡単ではありませんが、今回のことが営業パーソンの価値を感じていただくきっかけになれば幸いです。

 

3.頼まれごとは試されごと
最初の3ヶ月間は先輩に同行して折衝を見学していましたが、当初は「お客さま」「弊社」という民間企業ならではの言葉にも慣れず、行政の仕事とは何もかも違うなあと驚いてばかりでした。
しかし、「お客さまに興味をもつ」という共通点がありました。高齢福祉課で相談を受けるときには、その人がどんな人か関心を寄せて話を聞くよう心がけていましたが、営業活動においても同じことをご指導いただきました。

(2)の活動のような、新設を予定しているお客さまはニーズが明確でないことが多いため、「どんな考え方をする人なのか」をより丁寧に探ることで戦略を練っていきます。そのためには、お客さまと深くコミュニケーションを取ることが大切です。
まず会ってもらうにはどんな資料をお持ちすればよいか、たくさん話してもらうためにはどんな話題がよいか考え、準備をします。…まさにデートに誘うときの心境です。

その後、お客さまから宿題をいただくことがあります。「頼まれごとは試されごと」と気持ちを引き締め、誠意ある回答でお客さまと距離を縮められるよう努めます。…まさに片思いの心境です。

その回答となる提案書は、お客さまにとって最適なシステムとその良さを知っていただくために作ります。…まさにラブレターです。

また、新設案件は完了するまで2年近くかかるものの、提案できるタイミングは限られています。そのため設計事務所様やメーカー様と協調してスピード感のある仕事を心がけました。
当初はお客さまの反応に一喜一憂するばかりでしたが、今は自分が良いと思う提案をすることで、お客さまの選択肢を広げ、よりよい施設創りのお手伝いができていると思っています。

 

 

4.自負の心と「ワッショイ」
社内掲示板には、社員に向けた啓発メッセージが多く貼ってあります。私はその中の「自負の心」という言葉が好きで、いつもそれを心に留めてお客さまへ訪問しています。
ここには、お客さまの課題を共に背負い、その解決に向けて活動することで、社会全体やお客さまの役に立っているという自信と誇りをもつことができると書かれています。

 

4月当初はコールセンターや送電部門など幅広い業務を見学させていただきました。その際、たくさんの社員のかたから「お客さまが安心して電気を使えるために」「お客さまに安定した電気を届けるために」と、自分の仕事の先にいるお客さまへの言葉を多く聴いたのが印象に残っており、それぞれが「自負の心」をもって取り組んでいるのだなあと感心しました。

「背負う」といえば、神輿を担ぐ掛け声の「ワッショイ」は『東京風俗志』という書物によると「和を背負う」ことから、和をもって平和を担ぐという意味があるそうです。

今後、電力システム改革による他電力との競争において、お客さまに引き続き選ばれるために、関西電力では今までやってきたことを見つめ直し、より信頼される会社に変わろうとしています。
また、そのなかで求められる個人のミッションを社員同士で模索している姿は、それぞれの「自負の心」が会社全体の意識を「ワッショイワッショイ」と変えていこうとしているように感じました。

このようなタイミングに身を置き、内側からこの変革を体感できたことは良い経験になりました。
この1年間快く受け入れてくださった社員のかたには感謝の気持ちでいっぱいです。加えて、エネルギー営業のみなさんには法人営業のいろはを教わっただけでなく、社会人としてのあり方も勉強させていただきました。

 

私が派遣期間で得たものは競争意識だけでなく、お客さま主義、スピード感など行政サービスのなかで活かせることも多いと思います。
今後は市民のかたに喜んでいただけるよう、学んだことをしっかり箕面市に還元していきたいと思っています。
4月からまたよろしくお願いいたします。

 <浜本さんありがとう!第3弾も乞うご期待!


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民間企業派遣職員からのメッセージ第1弾(ダイキン工業から)

2014年03月04日 | 民間から学ぶ

箕面市では、顧客サービス意識や経営センスを市役所に導入することなどを目的に、民間企業への若手職員の派遣を実施しています。

現在、民間企業で働いている3人からメッセージが届きましたので、順番にご紹介します。第1弾は、ダイキン工業株式会社に昨年に引き続き研修派遣されている村上さんです。どうぞ!

 

 

撮れたて箕面ブログをご覧の皆さま、こんにちは♪♪

ダイキン工業株式会社人事本部 人事・労政・労務グループに出向中の村上優と申します。2012年8月からダイキン工業に出向して、まもなく約2年となります。
簡単に自己紹介をしますと、私は社会人5年目で、非鉄金属・廃プラスチックを扱う専門商社から箕面市役所(税務課)に転職し、ダイキン工業出向というご縁があり、現在ダイキンライフ満喫中です♪

 
≪オフィスにて:オフィスは梅田センタービル22階にあり、箕面まで視界が広がっています♪≫


昨年もブログにてダイキン工業における担当業務を紹介しました。
皆さまもご存じのとおり、ダイキン工業は2011年に「空調グローバルNo.1」を達成し、現在は「不動のグローバルNo.1」として更なる躍進を続けていて新しいイメージのある企業ですが、今年創業90周年を迎える歴史を持つ企業でもあります。

そんな「実行に次ぐ実行」「挑戦に次ぐ挑戦」の精神で猛進するダイキンの魅力をもっと伝えたいと思います。

皆さまは「お客様」と聞くとどんな人たちを想像しますか?
私が箕面市役所税務課に所属していた時のお客様は、「市民の方々」でした。ダイキン工業においてはダイキン製品をお使いいただくユーザー様などがお客様になると思います。
しかし人事本部にとってのお客様は「ダイキンの従業員の方々」です。そして人事本部の役割は従業員が業務を行うための色々なサポートをすることです。

今回は私が携わった業務の中で、従業員のやる気・モチベーションを高める「社長表彰制度」、海外に出向する従業員に対して、色んな面からサポートをする「海外出向者の窓口業務」の2点を紹介します。


■社長表彰制度
昨年のブログでは、“創立記念式典”の中のメインイベントということで表彰式についてふれましたが、今回はその選考過程にスポットを当てたいと思います。

社長表彰制度は、人事本部に社長表彰の事務局を置き、事務局は部長、担当者3人(私も含む)の計4人がメンバーとなり、申請取りまとめ・選考・審査~表彰式までを企画・運営します。
スケジュールとしては、10月に各部門・海外拠点からその年の候補となる案件を、賞毎にエントリーしてもらい、11月から12月にかけて、役員も参加し全ての案件を議論する審査委員会や、賞毎に実施する選考会議を重ねて候補案件を絞り、1月の役員会に上程します。役員会で決定した受賞案件については、表彰金を授与し、より一層の励みとなるように、本社や各工場で行われる創立記念式典で紹介し、表彰式を行います。

どのような賞があるかといいますと、人事本部で扱う賞は全部で大きく下記4つの賞に分かれています。(その他特許表彰もありますが知財部門が担当しているため説明は省きます)

(1)DAIKIN CEO AWARD
 ダイキングループの業績貢献に抜群の貢献をなし卓越した功績をあげたチーム・個人におくられます。
(2)DAIKIN COO AWARD
 経営方針にそってダイキングループの発展に対して顕著な功績をあげたチーム・個人におくられます。
(3)社長特別賞
 時々の経営課題に対して顕著な功績をあげたチーム・個人におくられます。
 (1)-1エクセレントプロダクト賞(新商品開発)
 (2)-2エクセレントマニュファクチャリング賞(生産・製造技術開発、工法、プロセス技術等)
 (3)-3エクセレントイノベーション賞(革新的な仕組みや成果を残したもの)
(4)社長顕彰
不断の努力の結果、他の範となる顕著な成果などをあげたチーム・個人におくられます。

この4つの賞の内、人事本部の事務局は、2回の審査委員会と賞ごとに行う選考会議((1)CEO賞、(2)COO賞、(3)-3エクセレントイノベーション賞、(4)社長顕彰)を主催します。(3)-1、(3)-2については商品や技術等専門的な内容のため、それぞれ他部門が事務局を担当し、選考会議を行います。

昨年は、人事本部事務局が主催する審査委員会や選考会議に参加し、その議事進行を行い、議事録を作成することと、会議で指摘された内容に応じて、エントリーされた申請案件を提出している部門に、調整及び資料の修正依頼・内容の追記依頼等の業務を担当していました。
社長表彰事務局を担当して2年目となる今回は、人事が主催していない(3)-1エクセレントプロダクト賞の選考会議に出席しました。
エクセレントプロダクト賞選考会議とは、空調商品開発やグローバル調達を担当する専務執行役員が議長を務め、各事業部門の部長が選考メンバーとなり、各部門の申請案件を議論します。
その商品にどれだけの業績貢献(売上、シェアおよび収益の高さ)があるのか、技術に差別性があるのか、先進性があるか、という観点から選考を行います。
当たり前のことですが、メンバーの部長陣も自部門の商品については、思い入れも強く、部門のメンバーが苦労して製作した商品を表彰してもらいたいという気持ちがあるので、プレゼンには力が入ります。
しかしその情熱に関わらず、議長は常に「その商品が予算に対してどのくらい実績があるのか」「ライバル他社に対して技術が勝っているのか」という視点で冷静に議論を重ね、候補案件を決定していきます。
「粗利・売上・台数とそれらの対予算比を明確に」等、資料の修正を依頼し、「経営トップへの報告」、「執行役員会」までに、表現がよりわかりやすい資料に修正していきます。

今回プロダクト賞の選考過程で、海外拠点からの申請案件の内、プレゼン資料に記載すべき実績等の情報が、現地通貨で記載されている箇所があり、事務局・申請部門でタイアップし、実績内容をレート換算し、修正を行い、間一髪、選考会議に間に合ったということがあり、非常に苦心しました。
こうして入念にチェックを重ね、役員会で決議された時はわが子たちが受賞されたかのような喜びでした。

 
≪社長表彰事務局メンバーと打ち合わせ♪≫

今回社長表彰を担当し、創立記念式典で海外拠点から表彰式に参加される方々、各工場から出席される方々を見ていて感じたことは、社長表彰は従業員が一生懸命開発した、成果を上げたことに対して、会社が労い、さらに励みとなるよう鼓舞する制度であり、ダイキングループ全体に良い効果をもたらせているということです。そのような業務を担当できたことは私にとってとても良い経験になりました。
 

 


≪プロダクト賞を受賞した除加湿 ストリーマ空気清浄機≫
※温度・湿度の変化に合せて、自動で除湿⇔加湿の運転切り換えができます♪これからの花粉の時期にはぴったり(^^)


■海外出向者の窓口業務
急速なグローバル展開に伴い、現在ダイキン工業の約450人の従業員が海外へ出向しています。海外で生活し、成果を上げるということは、国内にいる以上に大変なことだと思います。海外出向者を私達人事本部は部門とタイアップし、サポートしています。
基本的には海外出向駐在規程に則り、赴任前~赴任中~帰任のサポートをします。赴任前には引っ越し、行政への手続き(転出届)等、生活拠点の立ち上げ等の準備がたくさんあります。アウトソーシング先が事務手続きを行いますが、その際に判断に困った事、イレギュラーな事は人事本部で判断します。

私は、人事の窓口として、他の担当者と一緒に、出向中の方から「このような場合はどうすればいいか」という質問(ほぼ毎日のようにくる!)に、回答しています。また、各種申請は人事本部が決裁者となっているので、決裁を取り、出向者の方に決裁結果の連絡をしています。
特に中国の春節(旧正月:今年は1月31日がお正月)の時期には一時帰国の申請が多く、毎日10~20通くらいメールをしていました。
海外とは時差もあるため、基本的にはメールでのやりとりとなりますが、窓口をするにあたって一番気を付けていたのは‘クイックレスポンス’です。私達窓口からすると「お客様(海外出向者)」との対応は、1対450人ですが、海外出向者からすると、1対1です。考えてみると当たり前のことですが、日々の忙しさにまぎれて、忘れがちなことなので、「相談されたら何らかの返事を返す」と決めて、日々心がけています。

海外業務で楽しかったことといえば、12月のクリスマス&NewYearカードの発送作業です。これは日頃の海外での生活や業務のご苦労をねぎらう気持ちを伝えたいということと、現地での日常生活について、気軽に相談してもらえるよう、人事本部をより身近に、親しみを感じてもらいたいという気持ちで送っています。今年度は受け取られた海外出向者の方々に目でも楽しんでもらえるように、様々な絵柄(和柄、洋柄の計4種)の立体カードを送付しました。また、メッセージに海外勤務担当者の写真を添え、顔を知ってもらうことでより相談しやすいような工夫をしました。
出向者の方からも「担当者の写真があると身近に感じる」「家にクリスマスカードが届いていたのでとても嬉しかった」という声をいただきました。

 
≪実際送付したクリスマスカードの一部♪≫


海外出向者の方から日々寄せられる質問は、規程に載っていないことが多くあります。急速なグローバル展開に伴って新地域に出向される方も増えています。海外出向者の方から寄せられた声をもとに、今ある申請書を書きやすく簡潔にしたり、海外勤務のしおりの内容をわかりやすくしたり、漏れがないように、かつ相手の立場に立った改善を日々心がけています。また、各地域のバランスを欠かないように規程の見直しも進めています。そういった改善にあたっては、項目によっては組合とも交渉の上、変更していきます。労使ともによりよい規程の設定を目指して勉強の毎日です。


■最後に
ダイキン工業ではたくさんの業務を経験させていただきました。特に「人を基軸においた経営」をかかげている会社で「人」を扱う人事本部では、人をサポートする仕事をたくさん勉強することができました。
行政の仕事も基本は市民の皆さんが「お客様」であり、人事本部で培った、人をサポートする仕事のやり方は役に立つと考えています。

 
≪今年も担当した永年勤続者表彰式典(昨年ブログ参照)事務局メンバーとパシャリ≫

まもなくダイキンライフも終了となります。丁寧に指導して下さった、ダイキン人事本部の皆さん、一緒にお仕事ができ幸せでした。本当にありがとうございました。

 
≪人事・健保大旅行@三重≫
※今年は三重県!流行語大賞にもじった「お・か・げ・さ・ま」を合言葉に、鈴鹿サーキットや伊勢神宮を堪能する一泊二日の旅でした。
私は一日目だけの参加♪鈴鹿サーキットの中を見学し、カートに乗って競争♪さりげなく飲み物・お菓子を用意したり、途中で帰る人のためにタクシーを手配したり等、幹事さんのホスピタリティが行き届いた、本当にメンバーを楽しませるよう工夫された人事本部・健康保険組合の合同旅行でした。


 <村上さん、ありがとう!箕面市では、現在、ダイキン工業株式会社と人事交流を実施していて、ダイキン工業株式会社から箕面市に派遣されている社員もいるよ!民間企業派遣職員からのメッセージ第2弾もお楽しみに! 


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民間企業(阪急電鉄)派遣職員からのメッセージ第3弾

2013年03月05日 | 民間から学ぶ

民間企業へ派遣中の若手職員からのメッセージをお届けしています。

これまでのメッセージはこちら

最終回の今回は、阪急電鉄株式会社に研修派遣されている久保田さんです。

 

撮れたて箕面ブログをご覧の皆さん、はじめまして。
2012年4月から阪急電鉄に派遣中の久保田と申します。
箕面市から阪急電鉄への職員派遣は私が四代目で、前任の3名に引き続き、沿線の自治体と共同で旅客誘致を行う取組が主な担当業務です。

今回は担当業務の中から「阪急神戸線沿線観光あるき」と「阪急京都線沿線観光あるき」を通じて、業務の一部をご紹介したいと思います。

「観光あるき」は、阪急電鉄開業100周年の記念事業として、宝塚線沿線で始まりました。
沿線に点在している観光スポット(または観光資源になり得るモノ・コト)を鉄道で結び、各自治体内だけでなく鉄道沿線の広いエリアに魅力を発信していくという企画で、まち歩きコースの紹介や、地元ボランティアガイドさんの案内によるガイドツアーなどを実施しています。

(ガイドツアーの様子)

宝塚線沿線で始まった観光あるきを、2012年の秋から神戸線沿線と京都線沿線でも実施することとなり、私も担当として各自治体との調整や、まち歩きコースの作成、PRの展開に携わりました。

これまで市役所では、窓口業務やひたすらに数字と向き合う仕事ばかりでしたので、このような仕事は私にとっては未知の分野であり、とても貴重な体験ができていると実感する毎日です。

特に、この企画が始まる前には、各自治体が作成したまち歩きコースを、猛暑の中1日20キロ以上、下見で歩いたこともありました。ガイドツアーが始まってからも、お客さんを呼び込むため、3日連続梅田駅でパンフレットの配布を行ったこともありました。
そういった苦労を経て軌道に乗ってきた企画ですので、大勢のお客様のご参加があったり、お客様からの「よかった」という感想を聞くと、感無量といった感じです。

なお、この企画の立ち上げにまつわる様々な悲話や秘話は、阪急電鉄の社内広報誌にも掲載いただきました。写真右が私です。

(写真左は、私の前任者もお世話になった頼れる上司です)

 

●沿線・地域を豊かに

少子化、超高齢化社会、・・・。極めて厳しい社会環境へと変わりつつある中、鉄道事業者は生き残りをかけ、他社沿線との差別化を図りつつ、より魅力的な沿線づくりを行う必要があります。

そのためには何が必要か、どうあるべきか、どんな戦略でいくか、そもそも現状がどうなっているのか。阪急電鉄では、そういったことを社員がそれぞれ考え、自分なりにビジョンを持ち、将来の姿を描こうと日々業務に向き合っています。
地方自治体の職員にも同じことが求められるのではないでしょうか。箕面市を選んでいただくために、職員一人ひとりが、分析し、考える必要があります。
単に事業を計画(PLAN)し、実施(DO)するのではなく、その前段である分析や考察(SEE & THINK)に時間をかけることが重要であると阪急電鉄社内では言われています。その姿勢を忘れずにこれからの業務に取り組んでいきたいと思います。

残りの派遣期間についても、全力で仕事に取り組むのはもちろん、より多くのことを吸収し、今後の市役所生活の糧となるような意義のある時間にしていきたいと思います。

最後に1枚、阪急電鉄本社から見える風景をご紹介します。

ターミナル梅田駅から、扇形へ広がる沿線へ出発する“阪急電車”です。
『「安心・快適」、そして「夢・感動」』をモットーに今日も広い沿線をマルーン色の車体が走り回っています。

ではまた機会がありましたらお会いしましょう。ありがとうございました。

<民間企業に派遣されているみなさん、ありがとうございました!民間企業での貴重な経験を市役所の業務に生かしてね!

 


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民間企業(ダイキン工業)派遣職員からのメッセージ第2弾

2013年02月22日 | 民間から学ぶ

民間企業へ派遣中の若手職員からのメッセージ第2弾をお届けしています。

(第1弾はこちら)

みなさん今日は♪♪
世界No1空調メーカーであるダイキン工業株式会社に派遣中の村上優です。
現在私は人事本部の人事・労政・労務グループに所属しており、グローバル企業として精力的に働く従業員の皆さんを支えられるよう日々業務を行っています。

 

≪ぴちょん君に囲まれて♪@プレスルーム≫


まずダイキンのお話をする前に、自己紹介をしたいと思います。

私は社会人5年目、内1年は非鉄金属・廃プラスチック関係の貿易会社で営業をしていました。毎日作業服を着て、工場やお客様のところを回り、廃プラスチックを売ったり買ったりしていました。当時はプラスチックを燃やしてにおいを嗅げば、これはポロプロピレンだ…という感じで、そのプラスチックの種類がわかるぐらいでした。
そんな私でしたが市役所に転職し、作業服を脱ぎ捨て、税務課の市民税担当となり、日々税金の勉強をしながら、課税業務に従事し、市民の方と窓口でやり取りすることになりました。
さあ、やっと税金のことがわかってきた、となったところで、今度は何と民間企業派遣!!まさかもう一度市役所の外で仕事ができるとは思っていなかったですし、そして何より大企業!ぴちょんくんの名前も聞いたことがあるし、お店や駅構内の空調でもお馴染みだったダイキン工業にお世話になるとは想定外のことでした。
ましてや「人事本部」…何となく想像がつくけれど、でもどんなことをしているのだろう?と不安と期待でいっぱいでした。


さて、ダイキン工業のお話をしましょう。


人事本部には4つのグループがあるのですが、始業チャイムと共に、同じフロアで隣接している健康保険組合の方も含めて全体朝礼があり、その後各グループで朝礼をしています。全体朝礼では全体的にPRしたいことを共有化し、グループ朝礼で個人ごとの会議予定や、来客予定など、全て皆で共有化し、徹底しています。

私の所属している人事・労政・労務グループの仕事は多岐にわたっていて、日本国内の人事機能(配置・異動、評価、賞罰、育成)、労政機能(賃金・賞与、労働条件・基準の策定、福利厚生、労働組合窓口、安全衛生統括)、労務機能(労務管理、福利厚生、給料計算、社会保険、アウトソーシング窓口)等様々です。
これらの業務の中で、私は色々な仕事に関わらせていただきましたが、その中でも印象深かった仕事をいくつか紹介したいと思います。


【永年勤続者表彰式典】
ダイキン工業は、「一人ひとりの成長の総和がグル―プ発展の基盤」と考え、従業員一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境づくりに努めている「人を基軸に置いた経営」を実践しており、その「人基軸」の考えが社内に浸透しています。その中でも人事本部は、人基軸を特に大切にしている部署だと言えます。
社内には人事本部主催のイベントがあり、それらのイベントはほとんど全て従業員の手作りとなっており、心をこめて人をもてなすというダイキン・ホスピタリティでなりたっています。

≪永年勤続表彰式典、前日準備中:登壇しました♪≫

そんなダイキンならではのホスピタリティが感じられるイベントの一つである、永年勤続表彰とは、勤続満15年、25年、35年、40年、45年の方を表彰するというものです。その長年の功績をたたえて、特に25年以上の勤続者の方々には全社合同の表彰の式典・懇親会を開催しています。

≪永年勤続表彰式典の会場≫


今年度は285名の対象者がおり、1月18日12時~17時に開催しました。構成としては記念講演が1時間、続けて表彰式典が1時間、懇親会の準備中にドリンクサービスを1時間、懇親会が2時間です。
色々なプログラムがある中で、誰を講演にお呼びするか、懇親会の料理はどのようなものにするか、等企画していき、関わっていく色々な業者さんと打ち合わせをして決めていきました。

一番大事なことは、参加してもらう従業員の方々に喜んでもらうことです。そのために皆さんが懐かしいな、と思うことができる写真を参加者の方に呼びかけて集めたり、勤続45年の方々の写真を所属長に頼んで撮ってもらい、一人ずつの写真を集めたりして、懇親会のオープニング映像に組み込みました。
参加者からは、温かい会であった、ダイキンの社員で良かった、という声が多数上がっていました。
その他、当日スタッフはもちろん社員が全て担当しますので、スタッフの人選を各部門に依頼したり、表彰金の出金を管理したり、色々な部門と繋がりをもち、経験することができました。

≪式典での受付の様子:名札も一人ひとりの胸にお付けします!≫

≪懇親会準備の様子:これから美味しいお料理が並びます≫

【創立記念式典】
さて、もう一つ私が関わったイベントとして創立記念式典があります。これはその名の通りダイキン工業の創立を祝うイベントで、創立記念日は2月11日ですが、祝日のため、式典は毎年日程を調整し、今年は2月5日に開催でした。
式典のメインイベントは「社長表彰」です。これはその年にダイキングループの業務貢献に卓越した功績をあげたり、差別性のある新商品を開発したり、独自性のある生産・製造技術開発をしたり、などの理由で社内の取組み・商品などを表彰するというものです。

≪CEO AWARD 受賞の様子≫

社長表彰は10月に各部門が業績貢献を訴求するパワーポイント資料を添付の上、各賞にエントリーします。賞ごとに役員をはじめ各部門の本部長をまじえて審査を重ね、最終的に1月の役員会で決定します。審査は複数回実施し、その都度資料の修正が必要なので、エントリー先の所属に修正を依頼したり、審査の議事録を作成したりしました。この仕事を通して、各部門の動きや、社内の商品の知識を得ることができ、ダイキンという会社の商品の動きがわかるようになりました。

≪キラキラしたクリスタルトロフィーが並ぶ≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪クリスタルトロフィー≫

 

【番外編:年末3S活動】
毎年人事本部・健康保険組合では、若手が年末の大掃除に向けて、チーム編成をし、基幹職(管理職)を巻き込み、徹底的な3S(整理・整頓・清掃)活動を行っています。
ただ年末大掃除をするだけではなく、一年間の間にパンパンになったキャビネットの整理をしたり、パソコンのデータを減らしたり、美化に努めたり、フロア内のあらゆるところを、従来の発想プラスαで片づけるというものです。
組織は3S事務局を筆頭に各グループに分かれて、リーダーと基幹職を配置します。

私はファイリングメンバーに入り、キャビネット整理を担当しました。ただ自分が片づければいいものではなく、全員を巻き込んで楽しく活動していくことが重要です。各キャビネットに担当者の名前を貼り、片づけするようPRし、終了した担当者から報告を受けたら、チェックしてシールを貼るという作業をしました。また、同じファイリングチームの書籍担当者は、前後二重になって見えなくなる後ろの本の背表紙を見えるよう、後ろが少し高くなるように棚を置きました。
こうした工夫をすることで、全員で目標を設定し、書籍・キャビネットの空間を削減することができました。
たかが年末の大掃除、されど大掃除。フロアを徹底的にきれいにしていくプロセスと皆の巻き込み方を学ぶことができ、またチームはグループを超えての編成のため、普段仕事上で関わることがないメンバーとの交流もできました。垣根をこえて、協力し合うことの大切さを学ぶこともできました。

    

≪3S活動でファイリングチームで作成した資料の一部:カフェに見立てて楽しく片づけをPRしました♪≫

 最後に…

人事本部に対する印象は、感覚的な表現なのですが、皆キラキラしている!です。それぞれの仕事に対して誇りを持って精一杯頑張っている、という感じを受け、私も頑張らなければと刺激を受けています。
最初は税務課で培った仕事が役に立つのかと心配していましたが、税金の知識が活きてくる場面もありましたし、どんな仕事であっても、自分の成長の助けとなる場面が必ずくると思います。

ダイキン工業ではたくさんの素敵な方々に囲まれて、日々楽しんで仕事をしています。何事にも前向きに、ホスピタリティ溢れる姿勢を箕面市役所でも存分に発揮し、また還元していきたいです。

≪人事・健保大旅行@広島≫
※社員旅行はただの旅行ではありません!移動中のバスでは、バスレク係がクイズショーをし、観光中は写真係が色んな人の写真を撮ってくれ、宴会では出し物たっぷり!

≪ただの旅行の宴会にはなりません!ダイキンホスピタリティ炸裂!!≫

<第3弾もお楽しみに!こうご期待!


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民間企業(関西電力)派遣職員からのメッセージ

2013年02月13日 | 民間から学ぶ

箕面市では、今年度も若手職員を民間企業へ派遣しています。

これは、顧客サービス意識や経営センスを市役所に導入することなどを目的に実施しています。

そんな若手職員からメッセージが届きましたので、順番にご紹介いたします。

<第1弾は、関西電力株式会社に派遣されている古賀さんです。それでは、どうぞ!

 

関西電力で研修を受けています、古賀です。
私は、北摂営業所お客さまセンターリビング営業(省エネルギー推進)に所属しています。

 

 

昨年4月より関西電力に派遣され、はや10カ月。初めてのことに戸惑うこともありましたが、明るく前向きな職場の皆さんに助けていただきながら、日々研修に励んでいます。もちろん研修と言いましても、お客さまの前に出る時は私も関西電力の社員としての自覚を持ち、業務に取り組んでおります。

それでは、私の所属するリビング営業(省エネルギー推進)の業務内容をご紹介いたします。

【省エネルギーコンサルティング活動!】

私どもリビング営業(省エネルギー推進)では、「省エネルギーコンサルティング」という訪問活動を行っております。この活動は、普段の生活の中で、電気や電化製品をお使いの際、思ったより電気代が高いと感じる、どれだけ電気を使用しているか知りたい、省エネのコツを聞きたい、といったニーズを解決するものです。実際にお客さま宅をご訪問させていただき、ご家庭での電気の上手な使い方をご提案させていただくことで、お客さまにも喜んでいただくとともに、社会全体としての省エネルギーや、会社にとってピーク電力の抑制などの負荷平準化を目指す活動です。

お客さまの過去1年間の電気の使用実績をグラフにしてお持ちし、家族構成やライフスタイル、電化製品のご使用状況をお伺いしながら、お客さまに合った省エネポイントをお伝えいたします。

このようなパンフレットを使いながらお客さまに説明します。

ここで、関西電力「省エネガイドブック」より・・・
 ☆ご家庭で取り組める省エネ3つの方法☆をご紹介いたします!
1. 省エネ行動~省エネ行動を実践する
例)使わない機器のコンセントを抜く、冷暖房の設定温度を控えめにする
2. 機器の買い替え~省エネ性能が高い機器を使う
例)10年前の冷蔵庫と比べ、現在の冷蔵庫では年間で約65%も省エネ!
3. 住宅の省エネ~住宅の省エネ性能を高める
例)内窓を設置する、よしずやすだれを設置する(夏)
この他にもたくさんの省エネ方法がございます。まずは無理せず出来ることから始めることがポイントですね。

市役所でも、日常業務で市民のかたと接する機会はありましたが、コンサルティングという形でこちらからお客さまにご提案するということは初めての経験でした。ただ問い合わせに応えるのではなく、お客さまの求めるものに対応すること、お客さまに満足していただけるものを提供することは思った以上に大変です。様々なお客さまのお声・ご要望に対応できるよう、また満足していただけるよう、“省エネ”や“電化製品”に関する情報に日々アンテナをはりめぐらせております。“省エネ”と言いましても、エネルギー問題や環境問題など大きな事象から、住宅設備や家電製品など身近なものに関して、更に、電気だけでなくガスや灯油など様々なエネルギー源があるなど、非常に幅広い知識が必要です。それらの知識を補うため「家庭の省エネエキスパート検定」と「エコ検定」に挑戦しました。

久しぶりの試験勉強に苦戦しながらも、なんとか合格できました。

勉強する中でひとつ良い言葉に出会いました。ご存知のかたも多いかもしれませんが、「Think Globally, Act Locally」という言葉です。地球規模で考え、自分の地域でできることを実践しよう、という意味です。この活動を通して私も自分自身の生活を見直すきっかけになり、小さなことでも環境に良いことを選び、実践するようになりました。
日常生活にも役立つような情報もありますので、省エネや環境問題に興味があるかたは、これら検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


【情報紙「はぴeリビング通信」の作成】
もうひとつ、私の業務をご紹介します。情報紙「はぴeリビング通信」の作成です。この情報紙は北摂営業所独自の取組みで、“省エネ”に役立つ情報や北摂地域のイベント情報等を掲載しており、省エネルギーコンサルティングでご訪問させていただいたお客さまへ直接配布しています。

こちらが「はぴeリビング通信」の記事です。

一般のお客さまに配布する情報紙ですので、見た目に楽しくそして分かりやすい紙面を作成するように心がけています。また、この情報紙を作成するためにも、日頃から様々な情報をキャッチするよう意識し、街中にあふれる広告物も注視するようになりました。街中にある広告物でも、今の私にとっては言葉遣いや色使い、レイアウトなどいろいろな点で参考になります。市役所でも市民のかたへお知らせをする機会が多々ありますので、今後の業務にもしっかり活かしていきたいと思います。

【小学校へ出前授業】

さて、関西電力では、子どもたちのために、小学校へ出前授業を行っております。先日私も同行させていただき、初めて授業を行いました。子どもたちに電気の大切さ、資源の有限性などを教えながら、その言葉が自分の胸に改めて刻み込まれるような新鮮な気持ちになりました。また、子どもたちが真剣な眼差しで話を聞いてくれたこと、元気に返事をしてくれたことが非常に印象的で心に残りました。未来の大人である子どもたちにとって、少しでもプラスな経験になってくれたらと思います。

【最後に】
東日本大震災以降の電力不足により、節電のお願いが続いています。今まで当たり前のように使用していた電気の大切さに気付かされたかたも多いのではないでしょうか。お客さまを訪問する中で、各自ができることから取り組んでいくことが非常に大事だと実感しています。
関西電力でも、日々安全に安定した電気をお客さまにお届けするため、全社一丸となって取り組んでいる姿勢が強く感じられます。社員一人一人が持てる力を100%発揮できるように、安全と健康に気をつけて業務に取り組んでいます。例えば、昨年の夏は集中豪雨や雷雨が度重なり停電も起こりましたが、迅速に復旧対応されていました。私も電気給湯機をお使いのお客さま宅へアフターフォローのため訪問させていただきましたが、そのようなお客さまへの対応もまた細やかで素早いものでした。毎日の安全点検や「ご安全に!」というかけ声、お客さまの立場にたってという考えが全社員に浸透しているからこそ、このような災害時にも素早く安全に対応ができるのかと察します。
また、省エネコンサルティング活動に役立つように、自分の家でも省エネの工夫をして、どれだけ省エネにつながるのか実験を行うなど、お客さまのお役に立てるように、また満足していただけるように、という思いを強く感じます。このように前向きで力強い職場の皆さんの中で、私も微力ながら一人でも多くのお客さまに“省エネ”を考えるきっかけをつくり、省エネ行動を実践していただけるよう頑張りたいと思っています。

この研修で、市役所ではなかなかできない貴重な経験をたくさんさせていただいています。市役所に戻った際は、箕面市民の皆さまのお声や要望に応えられるよう、また満足していただけるサービスを提供していけるよう、この研修を通して学んだことを活かして業務に取り組んで参りたいと思います。快く研修を受け入れてくださっている関西電力の皆さんに感謝しながら、残りの研修もしっかり取り組んでいきたいと思います。

<第2弾もお楽しみに!こうご期待!


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民間から派遣されている職員

2012年06月18日 | 民間から学ぶ

今回は、民間企業から箕面市役所に派遣されているかたをご紹介します。ダイキン工業株式会社から派遣されている沢田さんです。では、お願いします。

お世話になっております、地域創造部 活力推進室 箕面営業課の沢田久典です。

仕事上、ゆるキャラ(R)さんたちとは切っても切れない関係にありまして・・・

《左から、箕面のゆずPRキャラクター「滝ノ道ゆずる」(ゆるキャラ(R)グランプリ2011全国第9位)くまもとサプライズキャラクター「くまモン」(同全国第1位)

そりゃ、この2大スターに囲まれちゃあ、仕事とはいえ、つい頬も緩んでしまうというものです。でも、会社の目が届かないからといって、いつもこんな感じで羽を伸ばしているわけじゃありません!

【イントロダクション】
ということで自己紹介。所は品川、ダイキン工業東京支社の電子システム事業部で(エアコン事業以外にいろいろやっております!)、映像・エンターテイメント分野向けコンピュータソフト販売部門に所属し、人事交流には若干オーバーエイジながら白羽の矢が立ちましたご縁です。社会貢献については関心を持っており、派遣オファーを実は二つ返事でお受けした次第で、11カ月の予定を超過し23カ月目の公務員ライフを満喫中です。

ダイキンの本社勤務時代に何度か箕面近郊に住んでおり漠然と知ってはいたものの、
滝やもみじの絶景が近所という贅沢さ、四季を通じた豊富な自然、閑静な住環境等、箕面の良さを実感しています。市民のみなさんの箕面に対する関心も非常に強く「ちょっとかなり自慢のまち」だと感じております。

【箕面営業課とは】
私が配属された箕面営業課は、そんな箕面のまちを対外的にアピールし、
新たな魅力を提案し、箕面のファンを増やし、ひいては人口増を目指すという壮大なミッションをもっております。倉田市長就任後発足した、肝いりセクションです。

大変なところにきてしまいました・・・!

そもそも市役所の枠を超えた組織のため、業務範囲が無限のフロンティア。
民間に近い発想で、風通しもよく、活気というか超元気な大変やりがいのある部署です。

当課は40件を超える継続テーマに取り組んでおり、担当は複数のプロジェクトを抱えながら、さらに飛び込んでくる新しい案件を追いかけます。週ミーティングでは談論風発(かなり脱線しますが。)の企画検討に始まり、課題や悩みを共有し解決しながらの大変知的で刺激的な時間を過ごしています。どんな課題も決着をつけるまであきらめない貪欲な姿勢も驚きです。


会議の風景/筆者からの見た目

とはいえ、営業の基本は外で体を動かすこと。実は、当課は府内外でのイベントへの参加日数が年間延べ50日を軽く越えます。

イベントでは、箕面に関する情報展示やパンフレット配布の他、はっぴ、ユニフォームTシャツを着て大きく声だし。また、箕面市セールスプロモーション実行委員会として、箕面名物「もみじのてんぷら」はもちろん、箕面キャラクターグッズや箕面ゆかりの商品の他、箕面ビールも売ります。

長居陸上競技場でのビールマイスターっぷり

箕面のPRの場には、もちろん「滝ノ道ゆずる」も欠かせません。

 
名古屋でのイベントにて、テント内で箕面ビール完売の余韻に浸る筆者

販売といっても箕面の名を商品と一緒に覚えていただくことが、活動の本当の目的です。
収益は箕面のPR活動の原資となります。

【びっくりしたこと】
市役所で衝撃的だったのは、もみじだより(広報紙)、プレスリリース、パンフレットやチラシ等紙媒体で周知される情報の浸透力です。
Webというのは情報の伝達に有効かつお手ごろなメディアだと思っていたのですが、Web告知してもまったく反応なしの商品販売が、紙媒体に掲載された途端急激に伸びます。紙媒体を真剣に読むかたは非常に多く、だからこそ紙媒体への取り組みも真剣です。内容の吟味はもちろん、見やすさ、どう伝わるか等、さまざまな検討を緻密に積み重ね作成しています。

箕面営業課ではこんなパンフレット外面(約1.8MB)内面(約3MB)を作成して箕面の住みやすさをアピールしております。(ホームページ「箕面に住む?」リンク

【箕面に来てよかったこと】
やはり、いろいろな仕組みを作る醍醐味を味わえたことです。
当地では、こんな業務を行っております。


《府内初、市役所証明発行窓口にキャラクターグッズ販売コーナーを設置!》

販売開始当日は、NHKの取材も入り、新聞各紙にも掲載されました。手作り感満載のディスプレイはご愛嬌ということで・・・。商品管理、売上集計方法の検討に加え、レジの打ち方マニュアル等も作成しました。

このほか、スカイアリーナ(市立第一総合運動場市民体育館)、市立病院売店「ささゆり」にもグッズコーナーを展開中です。

《箕面年賀はがき》とオレンジゆずるバスプルバックカー付きボールペン

まさか私が年賀はがきのデザインをするとは思ってもみませんでしたが。
それと、ボールペンはオレンジゆずるバスを所管する交通政策課に、箕面営業課から提案したものです。市長・副市長より配色やパッケージに指示をいただき、現場の担当としては、みんなで作っているというコラボレート感が楽しかったです。

《池田泉州銀行箕面駅前支店デジタルサイネージ》
箕面駅周辺商店街の顔、デジタルサイネージ。

《オレンジゆずるバス沿線に設置されたバスロケーションサイネージの情報発信端末

前職でのデジタル稼業の経験のおかげで管理面は助かってますが、「端的につたわる情報って?」とか「うまくまわる運用ルールはどんなもの?」などアナログな部分で結構頭を使います。市役所からの情報発信にどしどしご活用下さい。

【箕面の観光・商業活性化のための仕組みづくり
これは、まちづくり会社の箕面FMまちそだて株式会社への委託事業で、事業の管理担当をしました。店舗との交渉など人手のかかる作業で、市としてもなかなか手を出せなかった分野なのですが、
スタッフの皆さんに熱心に取り組んでいただき実現しました。

《箕面をテーマにしたご当地スイーツセレクション・みのおのみ

《箕面逸品事業・箕面逸品カタログ》

《みのお本通り商店街にて》

箕面逸品事業では箕面にゆかりのある品々を「箕面逸品」というくくりでプロモーションしました。何が買えるかの「産品目線」だけでなくどこで買えるかという「商業目線」で展開し参加店舗を募りました。さらに地産地消を推進したい市の意向もあり、箕面朝市事業のみなさん(箕面市障害者事業団)と連携し、飲食店に対しパワフルに参加を呼びかけていただいたことも忘れられません。

【仕事上の課題】
当課の運営するTwitterアカウント(滝ノ道ゆずる)への反応などを見ても、箕面の認知度は上がってきていると思います。しかし、業務も多岐にわたり、案件も相当な数、イベント参加日数もすごいけど、本当に箕面のファンは増えているの?人口増につながっていくの?といった漠然とした不安を現場で抱えているのも確かです。

でも、これは考えても仕方のないこと。仕事として受けた以上、一つ一つ着実に進めていくしかないわけで、どれが成果となったかは数年経ってみないとわからない、いわゆるコネクティングドット(点と点をつなげる)の議論だと思います。※Apple創設者、スティーブジョブスのスピーチに出てくるお話です。(日本経済新聞 電子版 ジョブズ氏スピーチ全訳へ:リンク掲載許諾ID155522)箕面という地名をまず覚えてもらう、各地のイベントで皆さんに楽しんでいただく、読んで楽しく使えるパンフレットの作成・配布等に始まる一歩一歩は、後で振り返った時きっとつながっている、そう信じましょう。

そんな箕面営業課にピッタリの言葉で上述のスピーチは締めくられています。

Stay Hungry, Stay foolish.(ハングリーであれ、愚か者であれ。)

貪欲な上に、"foolish"ですけど何か?(笑)(関西弁でいうホメ言葉です。誤解なきよう。)の勢いで突っ走る箕面営業課メンバーにはうってつけです。箕面営業課にはいつまでも、こんな前向きな組織であってほしいと願っております。

と講釈が長くてスミマセン。

私が当地でいろいろな課題に取り組めるのも、さまざまな経験の場を与えていただいたダイキン時代のお客様(いろいろな経験が、点と点でつながって市役所での仕事を助けてくれました。)、快く送り出してくれた職場の仲間、そして現在、あたたかく受け入れていただいている市役所の皆さんのおかげです。この場をお借りして感謝の気持ちを申し上げたいと思います。ありがとうございます。

不惑といいつつ四十の手習い、惑いながらの小僧見習いの日々ですが、今しばらくお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

<沢田さん、長い間ありがとうございました。いつまでも箕面のファンでいてくださいね!


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民間企業(ダイキン工業)派遣職員からのメッセージ第2弾

2012年03月19日 | 民間から学ぶ

民間企業へ派遣中の若手職員からのメッセージ第2弾をお届けしています。
(第1弾はこちら)

 

<今回は、ダイキン工業株式会社に研修派遣されている尾藤さんです。どうぞ!

ダイキン工業株式会社で派遣研修を受けています、尾藤です。
現在、会社の宣伝、広告物制作を行う総務部広告宣伝グループに所属しています。
民間企業に派遣されてはや約7カ月が過ぎようとしています。派遣されるまで、市役所でも広報業務とほとんど縁のない仕事をしていましたので、これまでと全く異なる職場環境で、全く違う仕事・・・。最初は戸惑うことも多かったのですが、業務多忙の中、受け入れて頂いた職場の皆さんに助けていただき、徐々に環境にも慣れ、そのことに本当に感謝しながら、日々励んでおります。

広告宣伝グループでは、広告媒体を制作する業務を中心に行っております。広告媒体には、雑誌や新聞、電車内で見かける企業広告、TVCM、街中で皆さんもきっとみかけられたことがある屋外広告などがあり、その制作を行っています。そして会社のウェブサイト制作と全体統括、会社シンボルマークの統括を行っています。広告をとおし、「ダイキン工業」という会社を皆様にお伝えしていくための姿勢、考え方、そしてそのためのこだわりは、とても学ぶことが多いです。

広告宣伝グループの業務の中で、私は会社ブランドサイト制作に関わらせて頂いております。会社のウェブサイトには、会社トップページ、製品情報ページ、会社採用ページ、海外のお客様向けページ等があり、会社のブランドサイトは、“空気のプロ”ダイキン工業としての、技術力・空気へのこだわり・技術革新への志の高さをお客様にわかりやすく伝えることで、ダイキン工業のブランド向上を図るサイトです。
ブランドサイトリニューアルに向けて、正確な情報をお伝えすることはもちろんのこと、サイトコンテンツをとおして、”ダイキン工業という会社はすごい”と思って頂きたく、進めています。広告宣伝グループ、サイト制作会社どちらも“よいサイトを創りたい”という思いは同じです。そのためにお互い意見を重ね、より良いものになるよう表現の試行を続けています。私の役割は、サイトでの表現が、訪れていただいたお客様の視点からわかりやすいかということを心がけて考えることです。打合せを重ねていくと、例えば、技術のことを紹介する場合、だんだん「私には理解できた」で落ち着き、お客様視点を見失ってしまいます。制作側に入り込みすぎず、距離を保つということはなかなか難しいのですが、今後、市役所業務に戻った際には、市民のみなさまに情報発信する機会は多々あるかと思いますので、情報を受ける側に立つ視点で考えて制作を進めることは、とても良い経験です。


この研修期間中、私は、会社のキャラクター「ぴちょんくん」のキャラクターサイトリニューアルを担当させていただいております。皆さんも、CMやお店のポスターなどで「ぴちょんくん」を見かけられていませんか?
ぴちょんくんの魅力とかわいらしさを表現でき、サイトを訪れていただいたかたに楽しんでいただけるよう取り組んでおります。ブランドサイト同様、サイトを制作会社のかたに制作していただくため、リニューアルしたサイトの方向性を決めていかなければなりません。自分がサイトでできたら楽しいと思うことと、訪れた利用者が楽しいと思っていただけるバランスをアドバイスいただくのですが、自分の好みと、それだけに偏らず、客観的に考えて取り入れていくことのバランスは難しいです。
キャラクターサイトは、バーチャルな世界を創るので、色々な表現が可能なので、率直に「こんなこともできるんだ!」と驚きます。
制作会社との打合せでは、私は「リニューアル後はこんなことできたらいいな!」というイメージをなかなかうまく伝えられずに四苦八苦してますが、今はリニューアルの方向性も大きく決まり、春のサイト公開を予定して進めています。リニューアル後のぴちょんくんサイトを、是非みなさん訪れてくださいね。お待ちしております。

今年6月末までの研修期間は、残り約3カ月となり、あっという間でした。所属する職場では、業務の面白いところを凝縮してみせていただき、市役所業務では体験できない、本当に貴重な時間になっております。市役所に戻った後、貴重な機会で得た経験を生かし、みなさまに“箕面市のこだわり”を発信できるような職員として、業務に臨みたいと思います。

 

<尾藤さん、残りあと3カ月ですが、がんばってね。次回は、民間企業から箕面市役所に派遣されているかたをご紹介します。お楽しみに!


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民間企業(阪急電鉄)派遣職員からのメッセージ

2012年03月12日 | 民間から学ぶ

箕面市では、今年度も若手職員を民間企業へ派遣しています。

これは、顧客サービス意識や経営センスを市役所に導入することなどを目的に実施しています。

そんな若手職員からメッセージが届きましたので、順番にご紹介いたします。

<第1弾は、阪急電鉄株式会社に派遣されている浜渦さんです。それでは、どうぞ!


阪急電鉄株式会社 都市交通事業本部 都市交通計画部に派遣中の浜渦です。

私は企画推進チームの中で主に沿線の観光資源PR、旅客誘致のための営業企画の仕事を担当しています。
市役所にいるときには観光に関わる仕事の経験がなく、また風土の違う組織での仕事で、戸惑うことも多くありましたが、周りのみなさんと一緒に精一杯取り組んでいます。

具体的に担当している主な業務は、
1.「まちあるき」イベントを企画・開催
 (「阪急宝塚線沿線 観光あるき」「関西あそ歩(かんさいあそぼ)」)
2.まちの隠れた魅力・観光資源の発掘
 (『今津線沿線ええはがきコンテスト』」の開催)
3.企画乗車券の販売促進
4.その他 です。


1.まちあるきイベントを企画・開催

【四季折々の花や自然とめぐる!阪急宝塚線沿線 観光あるき2011】 
阪急電鉄開業100周年を記念して行われた「観光あるき」が大変好評だったので、2011年も継続して開催しました。阪急宝塚線・箕面線沿線、能勢電鉄沿線の8市町(宝塚市、川西市、池田市、箕面市、豊中市、猪名川町、能勢町、豊能町)とそれぞれのボランティアガイド、そして鉄道事業者(阪急電鉄、能勢電鉄)が連携して、4月から11月までの間で開催しました。
ボランティアガイドと一緒に観光スポットをめぐりながらまちを歩く「無料ガイドツアー」が好評でした。

9月には、このイベントを周知するためのPRフェアを梅田駅のコビッグマン前で開催いたしました。「撮れたて箕面ブログ」をご覧ください

この事業は鉄道事業者、行政、ボランティアガイドのそれぞれの得意なところを担当し開催することで最小限のコストで最大限の効果を出すことが可能になる企画です。
鉄道事業者は路線を軸にした広域PR力と人員輸送力。行政は住民とのつながりや観光資源の情報。地元ボランティアガイドは地元に対する豊富な知識など。それぞれの得意なところを活用して、沿線地域を盛り上げる、とてもやりがいのある企画です。
2012年版も4月1日から開催されます。各行政、ボランティアガイド自慢のコースが19コースも紹介されています。ぜひぜひパンフレットを手に入れてご参加ください。

『四季折々の花や自然とめぐる!阪急宝塚線沿線観光あるき2012』


【関西あそ歩(かんさいあそぼ)】
南海電気鉄道、阪神電気鉄道、阪急電鉄の3つの鉄道事業者が連携して、京都、神戸、大阪、堺の4政令市で開催したまちあるきイベントです。これも来年度の継続に向けた取り組みをしています。

『関西あそ歩』


2.まちの隠れた魅力・観光資源の発掘

【今津線沿線 ええはがきコンテスト】
一昨年、開業100周年記念事業として行われた「宝塚線・箕面線ええはがきコンテスト」の第2弾。
2011年は「阪急電車」の映画公開記念、また、今津線開通70周年(西宮北口~宝塚)を記念して、舞台を今津線に移して実施しました。募集PRから作品受付、審査、受賞作品の展示・公開、賞品発送まで関わらせていただきました。ただの『絵はがき』ではなく、「見て・行って・送って楽しむ『ええはがき』」というツールの面白さが分かってきて楽しくやらせていただきました。

『ええはがきコンテスト』

 


3.企画乗車券の販売促進
【企画乗車券「能勢妙見・里山ぐるっとパス」の販売促進】
能勢・猪名川方面におでかけいただく際に便利でお得な企画乗車券です。


4.その他
【阪急レールウェイフェスティバル「マナーアップ戦隊マナブンジャー」】
春と秋の年2回開催の鉄道ファン感謝イベントです。都市交通計画部では、電車・駅構内でのマナー向上や、車の使用を控え、鉄道や自転車の利用を勧めることにより環境負荷低減を訴えるヒーローショーを行っています。
私は春・秋ともに出演し、春はマサル役(悪のささやきに負け、ノーマナー行為を行う怪人にされる役)、秋は怪人カーホリックを演じました。子どもたちがマナブンジャーに本当に大きな声で熱い声援を送ってくれるので演技に力が入ります!

『レールウェイフェスティバル』


                                 左が私、カーホリックです


【阪急電鉄で感じたこと】
あくまで私が感じたことです、と前置きしておいて・・・、沢山ありますが、強く感じたのは、
・徹底した効果検証
・企画の戦略性
・人を大切にすること、です。

○徹底した効果検証
すべての事業について、必ずPDCAサイクルをきちんとまわします。行政でもまわしていますが、行政の比ではないくらい厳しく成果から評価と課題を徹底的に洗い出し、改善することでどんどん企画を良いものにしていきます。そういった目線で物事を見る訓練を積み重ねているためか、課題の分析力や対応力がとても高い人たちが多いと感じました。

○企画の戦略性
事業を行うことによって何をしたいのか、ということを徹底的に問われます(当たり前のことなんですが)。戦略性を意識して物事に取り組むことの大切さを学ばせていただきました。

○人を大切にすること
これもまた当たり前なのですが、大事なのに一番忘れがちなことです。阪急電鉄で数日勤務したころからよく見かけたのが、「困ったときはお互い様」といいながらみんなが助け合っている姿です。チームだけではなく部内の他のチームからも手伝いにきてくれたり、手伝いに行ったり。そのことがすごく新鮮でした。
また、取り組むメンバー全員で問題を共有して戦略を立てることが多く、自分もメンバーの一人なんだという役割と責任を自覚します。そのため、企画、運営と事業を実施する中でやりがいや達成感をとても強く感じました。
部長が年度初めの挨拶で「隣が何をしているのかわからない、という風になってはいけない。部のみんなでがんばっていこう」とお話されていましたが、そのことの大切さを理解し、実践していて、素晴らしいと思いました。みんながお互いの人間関係を大事にして積極的に情報提供、連携して物事に取り組むことの大切さを学ばせていただきました。


最後に、【1年を振り返って】
派遣期間も残り1カ月となりました。異なる風土や新しい分野への挑戦ということで、戸惑うことばかりでしたが、周りのみなさんに支えられてなんとか乗り越えてこられました。
また、行政と連携した事業を行うことが多かった私は、箕面市役所をはじめ、沿線各行政のかたにも多くのことを学ばせていただきました。
市役所に復帰したあともこの貴重な経験を生かし、箕面市に還元できるよう励んでいきたいと考えています。


                      都市
交通計画部企画推進チームのみなさんと

 

 <第2弾もお楽しみに!こうご期待!


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民間企業(阪急電鉄)派遣職員からのメッセージ

2011年03月25日 | 民間から学ぶ

阪急電鉄株式会社に研修派遣中の中野です。

阪急電鉄が宝塚線・箕面線で開業(1910年3月10日)してから100周年となる記念すべき1年を阪急電鉄の皆さんとご一緒することができ、これまでの市役所生活にはなかったさまざまな経験をしています。

●「四季折々の花や自然とめぐる! 阪急宝塚線沿線 観光あるき」

まず、私の担当業務ですが、沿線への旅客誘致として、「四季折々の花や自然とめぐる! 阪急宝塚線沿線 観光あるき」(以下「観光あるき」)や、阪神電鉄・南海電鉄との共同企画「関西あそ歩(かんさいあそぼ)」など、「まち歩き」と呼ばれるイベントの企画・開催をはじめ、お得な企画乗車券「能勢妙見・里山ぐるっとパス」の販売促進などの業務を担当しています。

中でも、開業100周年記念イベントとして実施した「観光あるき」は、阪急宝塚線沿線の8つの市・町(宝塚市、川西市、池田市、豊中市、猪名川町、能勢町、豊能町、そして、もちろん箕面市も)の行政の皆さんやボランティアガイドさん、そして鉄道事業者(阪急電鉄、能勢電鉄)が連携して、昨年の4月から11月まで開催しました。

 ボランティアガイドさんの興味深いガイドのもと、花や自然、歴史の観光スポットをめぐりながらまちを歩く「無料ガイドツアー」が好評で、私も多くのガイドツアーにスタッフとして参加しました。


【箕面市で行われた無料ガイドツアーのようす】

今年も4月から開催しますので、皆さんもぜひ参加してみてください。


【パンフレット(表紙)。箕面市役所にも置いていますよ。
ホームページは3月末頃に今年バージョンに更新されます】

●出向して感じたこと

私なりに(という前置きをしっかりとした上で・・・)、感じたことを3つだけ挙げると、阪急電鉄は、
1. 「個の強さ」を持っている
2. 徹底的に「効果検証」する
3. あらゆるところと「連携」する
といったところでした。

1. 「個の強さ」を持っている
誤解を恐れずに言うと「個人商店の集まり」。
これは決して「みんながバラバラに動いている」という意味ではありません。社員一人ひとりが「自分が阪急電鉄の社長だ」というぐらいの強い気概と責任感を持って、阪急電鉄としての判断・意思決定をしながら仕事を進めている、ということです。

例えば市役所なら、あるイベントを開催する準備の中での細かな意思決定や事務手続きでも、一つひとつ丁寧に稟議(起案文書)を上司に上げます(間違いを起こさないために、これはこれで大事なことです)。
一方、阪急電鉄では、「イベントを企画・開催する」という稟議を最初に上げてしまえば、あとは開催に至るまでに生じる意思決定は、基本的に担当者にゆだねられます。

このように、若いうちから責任ある判断を任されているからこそ、各社員が決断力やスピード感、プレゼンテーション能力などの面で「個の強さ」を磨いていけるのだと感じました。

そして、このような経験が、より重要な、かつリスクのあるプロジェクトを実施する際の「チームプレイ」につながるのだということも教わりました。

2.徹底的に「効果検証」する
阪急電鉄では、実施した企画や施策の効果検証のため、お客様へのアンケートを非常に大切にしています。また、これをもとに綿密な効果検証を行った上で、次のアクションへとつなげていきます。

先ほどご紹介した「観光あるき」でも、「次年度も継続実施するか否か」を判断するに当たっては、アンケート結果を詳細に分析して徹底的に議論することで、定性的・定量的効果の有無や、さらに良い企画にするための課題と対策などを明確にしました。

実際、次年度の企画内容を練っていく作業はもとより、この効果検証には大いに時間を費やしました(1.徹底的にチームで議論→2.上司に説明→3.ダメ出しを食らう→1へ戻る、を何度も何度も繰り返し、「企画の生みの苦しみ」を存分に味わいました…)。

3.あらゆるところと「連携」する
いくら良い企画でも、人が集まらなければ成功とはいえません。つまり、企画の内容とともに、PRは企画の成否のカギを握る重要な要素なのです。

「観光あるき」は、(電車に乗ってもらいたい)鉄道事業者と、(地元に来てもらいたい)宝塚線沿線8市・町が連携して実施したイベントです。
このイベントのPRを例に挙げると、まず、鉄道事業者は、駅や車内広告を活用することで、市・町の行政区画を超えた広域的なPRができますが、戸別の家庭にまで行き届くPRは得意ではありません。
一方、各市・町の行政は、自らの行政区画を超えたPRが非常に弱い反面、「広報紙」という全市民・町民に行き渡るPRツールを持っています。

この両者が連携して強みを生かしあう(鉄道事業者は広域的に、各市・町の行政はきめ細かくPRを行う)ことで、お互いにとってより大きなPR効果が得られ、いわゆる「ウィン・ウィンの関係」が築かれます。
阪急電鉄では、市・町などの行政をはじめ、企業、大学(大学生)、地域団体など、あらゆる分野で連携し、相乗効果を生んでいました。

 
【阪急レールウェイフェスティバル マナーアップ戦隊マナブンジャー
ショーのワンシーン。悪の親玉『イーブルイデア』(左)が私です】

●1年を振り返って

この1年、これまで経験のなかった企画・イベント関係の仕事をたくさん経験させていただきました。戸惑うことが多く(というか戸惑いばかりで…)、自分の力不足を痛感する日々でしたが、周りの皆さんに支えられて、何とか1年の研修派遣期間を終えられそうです。

間もなく箕面市役所に復職することになりますが、送り出してもらった箕面市のためにも、また、お世話になった阪急電鉄の皆さんへの恩返しの意味でも、この1年で得た貴重な経験を箕面市に還元すべく、これからも日々の業務に励んでいきたいと思います。

〔追伸〕
この春も、阪急電鉄では楽しいイベントが満載です。

◇箕面駅に「もみじの足湯」オープン! 3月27日(日曜日)
阪急電鉄プレスリリース
部長ブログ@箕面市役所
箕面市広報紙「もみじだより」平成23年3月号

◇映画「阪急電車~片道15分の奇跡~」東宝系で全国ロードショー
(関西地区は4月23日(土曜日)先行公開)
映画『阪急電車』公式サイト

箕面駅の「もみじの足湯」に関しては、開業日の3月27日(日曜日)にオープニングイベントが開催されます(私もスタッフとしてどこかにいるはずです)。
同じく駅構内に足湯がある大分の由布院駅(JR九州)、京都の嵐山駅(京福電鉄)とは“足湯三姉妹”として提携し、共同でPR活動を促進していきます。

ぜひぜひ、この機会に足を運んで、癒しの足湯を体感してみてください!

 

<「もみじの足湯」は、3月27日(日曜日)にオープンするんだね。楽しみだな。ワクワク♪ 


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