マァ、散歩中で様々目に付く社寺仏閣や年代物の家屋などに工業規格外の大工の巧みも探せる。海辺の家屋・山間の家屋・石畳の組み方・社寺の軒下の組み方・庭造り等など様々にヒントや職人の人知が表れている。そして、それを依頼した方の想いが溢れていて修理跡なんかも面白い。そう言った様々な造作物を見物するのも叙情的古典派印画機械持込散歩術学だ。だから、その地への行き帰りの道中もバイクのハンドルを曲げて次回のロケハンをする。ロケハンー下見ですが、それがまた結構填る。フィルムを使い切ってしまった後悔も、また趣きだ。
と、言いながら昨夜は暫く遠退いている彫金台に座り腕を組んだ。というのも、作業場とは言っても庭にある物置に道具・材料を詰め込んだ三畳の物置なので、夏は暑く虫も出て作業に成らない。その間は、思い付きをスケッチしたり、人の作品展を観たりして励ましている。稽古にも何種類も有って、その稽古は「観取り稽古」という。大事です。他人の想いあふれての作品を観て、作風や想いを得てヒントや自分への励みを蓄える。だから、散歩中に作品展などを見付けたら必ず覗きます。ウィンドーに並ぶ品物は、商品という生産品なので興味外。