昨日、将来にレストランを開きたいという女性と話した。当店で学びたいとは言ったが丁重にお断りした。そこで、調理人・料理人・包丁人の違いを話した。料理人には、料理の地理や歴史・故事来歴・化学・技術・研ぎ・食材の選択・道具の選択の他に思想も必要でつまり「想いあふれて」が重要で、その「想い」が自分に対してでなく人に対しての「想いあふれて」でなくては只の自己満足でそれをしたいっ!という希望でしかない。趣味であればそれで充分なのだが職業と成ると~の為に良かれ、という~に対する想いがあふれてなくてはならない。
でも、フラメンコは一般的には難解だし恐れを感ずるらしい。だから「さわり」の部分は弾くが、一曲全てとなるとかなりヤカマシイし、難解なリズムに大概の方は躊躇します。でも、独特な手捌きや和音に注目してくれるので、聴衆を飲み込むのには都合が良い。目が点に成りますから、次の曲はやりやすい。と、オイラは、聴衆を飲み込む術として弾く。更に、曲の展開のサビにスペイン奏法を持ってくる事で大いに盛り上げられる。つまり、習得した技術を使いきる事で自分を出し切る様な気がします。技術を常に使用する事で熟成にも近付くなっ!