常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

立秋

2024年08月07日 | 日記
立秋。立春から半年、一年の後半に入る。秋の文字は入っても、暑い夏は続く。涼風は初めて高山の尾根に吹いてくる。この時期高い山に登れる人は幸せだ。富士山に外人を含めた観光客が多く入山し、早くも3人もの人が死んでいる。蔵王にも外人の観光客がたくさん来ていた。朝の散歩で、親水公園の草原に悪ナスビの花が咲きむれていた。3年ほど前、ほんの2、3本の珍しい花であったが、この数年で草むらをほとんど占拠してしまいそうな勢いだ。外来種の繁茂は早く、在来の草木を駆逐していく。在来種は本来あるものを想定して、生きのびるすべを身につけてきたので、見なれぬ種には抵抗することもできずに、その座を明け渡す。川や湖の魚類でも同じで、外来種がひとたび水域に入り込めば、激しい勢いで、在来種を駆逐する。人口減で移民の人が増えてくると、植物や魚類のような現象が起きるのだろうか。

立秋に入った日、東日本一帯に雷注意報だ出た。ギラギラと暑い日がさしていたが、前線に沿って豪雨と雷がやってくる。川柳に

稲光男ばっかり涼むなり 柳多留

この時代、屋内には蚊帳があって雷が来ると女たちは怖がって蚊帳に逃げ込んだ。それを見やりながら、男たちは強さの見せ所。いきがって、まだ落ちたところはあっちだと言っている。だが内心はびくびくもので、目の前に落ちたらどうしようと内心生きたそらもない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 木を楽しむ | トップ | 涼風 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿