梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

喫茶店の燐寸

2021-04-23 10:05:17 | 昭和の頃
時々、何の脈絡もなく歌が頭に浮かぶ、
朝珈琲を入れている時漠然と珈琲が落ちるのを見ている時が多い、
今朝は「青い背広で」古賀政男作曲で歌手藤山一郎の古い歌だ
自分がリアルタイムで聞いたのかは覚えていないが歌詞は覚えている、
「青い背広で心も軽く、街ヘあのこと行こうじゃないか、菫買いましょ花売り娘♪」と言う歌詞だが花売り娘と言うのにあったことは無い
街には本当に花売り娘と言うのが居た時代が有ったのだろうか?
「マッチ売りの少女」と言う児童文学が有った、あの頃の児童文学は悲しい結末が多い、
「フランダースの犬」もそんな結末だが書かれたイギリスではそれほど有名ではないそうだ、悲劇的な結末は日本人に好まれるのかもしれない、
古いイタリアやフランスの映画も悲しいエンディングが多いが日本に入ってくる映画は売れるものを選ぶのでそうなってしまうのかもしれない
昭和の頃巷に居た「マッチ売りの少女」は余りにも違うので深くはかけないがあれが出来たのはそれだけ治安が良い都会なんだろうな、出来る事は良いか悪いかは別としてだが、
昭和の頃未だ煙草が大手を振って街をかっ歩していたころ、電車もバスも灰皿が必ずあった頃バーやスナック、喫茶店には必ずと言っていいほど宣伝用のマッチがあった、
100円ライターの普及で次第に消えて行ったがあのマッチを集めるのが流行っていた、
自分はスモーカーでは無かったが不要なマッチを貰って四畳半の鴨居に並べて悦に入っていた事がある、
切手収集にしても玩具にしてもこういう蒐集趣味と言うのは「なんでも鑑定団」を見ているとどうやら男特有の物らしい、
大抵奥方にコメントを求めると「邪魔なガラクタ」と言う事になる
小学生くらいから我々男は訳のわからない小物を集めて悦に入る傾向がある、
同好の士に自慢し合うと言う事ではなく独りで並べ磨いて悦に入るのである、
女性からすると本当に「馬鹿々々しい」事かもしれないが大抵の男にはこれがある、
大人になっても続くと「わけのわからないガラクタ」に貴重な小遣いをつぎ込んで部屋のスペースを占拠する、
女房には不評でもそれが楽しいんだよ、良いではないか、
預金通帳の残高を眺めてニタニタと悦に入るよりずっと愛しいもんだよ、

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