梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

憲法の再精査には反対ではないが、自民党政権ではとても危なくて賛同できない

2024-05-04 13:40:31 | 雑記
憲法記念日の3日、改憲派・護憲派がそれぞれ集会を開き、岸田首相は、憲法改正の国民投票の実施に向けた国会での議論が「政治の責任だ」と強調した。
憲法の見直し自体は特に反対ではない、敗戦時にGHQの作成した新憲法を日本の憲法学者が修正して制定したと聞いてはいるが占領国家、それも軍事色の濃厚なGHQが日本の文化的、歴史的背景を考慮してくれることは恐らく無理だっただろう
アメリカと言う侵略国家にとって突然強大になって来た黄色人種の小国を煽り立てて開戦させ目的通り無条件降伏を勝ち取ったアメリカ政府(国防省)が「人道的」な法律を認定するとはとても思えない
しかし、日本国憲法は平和憲法としては理想的ではないだろうか、それがアメリカにとって牙を抜く為だとしても全世界的にこの精神が受け入れられたら戦争と言う愚かな殺人行為は無くなると思う
何しろ日本だけではなく、作ったアメリカ国も含めてその牙と爪を剥奪すると言うのだから喧嘩は起きまい、
考えてみればこの条文を作ったGHQが「愚かな過ちを起こさない為に」と策定したのなら自国の憲法にもこの

第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。]

条文を入れるべきではないのかと思うがそれはさておき世界中の国家がこの精神を守れば紛争は起きないと言う事になる
一部の批准しない国家もあるかもしれないがそれこそ「009」の様な国際警察機構が有ればと思ってしまう
この9条を含めて敗戦時に作られた憲法は見方によれば臨時的なものである可能性も多く含んでいるだろう
これを見直すと言う事は吝かではないのだが此れを強力に推し進めているのが自由民主党だと言う事が問題なのだ
憲法論議は「絶対与党政権」が行っては絶対にいけない、降議席の過半数を有する政府が「国会を通して論議を」と言う事がどういう事かは第二次安倍政権が特定秘密保護法をはじめ強行採決と言う形で幾つやって来たか事か、
岸田総理になれば国会にすらかけないでアメリカで条約を締結する事も辞さない、何しろ帰国後野党から責められても全く無視で通る状況が現国会の姿なのだ
「今国会中に憲法改正に(改“正”かどうかは認められる話ではないが)国会での議論が責任だと言い放っているが与党議席が過半数を超えている現国会ではお得意の
「議論は十分尽くした」と採決をする事は目に見えている
改憲の発議は全議席の1/3の賛同を要するとなっているのを「1/2を要する」に変更し過半数議席の国会で発議強行採決をすれば間違いなく採決できる
少なくとも与党議席が全議席の半数以下での国会でしか起こすべきではない、もし現在の国会で動議をだすなら与党の有効票は野党の占める割合まで無効票とするくらいの事が必要だろう、
裏金問題の処理を見ていても自民党政権は「政治は国民の為、より多くの国民を向いた」と言う政治ではない事は見るからの明らかだ

国家公務員法第96条には 「すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。」とある 。
官僚に課せられた国家公務員法は議員にも同様な、或いはそれ以上に厳しく適用される、
無論この条文を議員に守らせるのは有権者の投票だ、我々老害はソロソロ退場するのだが今の若者達は飼い殺しの羊か牛馬になりかねない事を自覚し無関心は自分の未来を見捨てていると気づいてもらいたい

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